サイクロン・ゾーイ
カテゴリー5の サイクロンSSHWS
サイクロン・ゾーイ
サイクロン・ゾーイ
発生期間: 2002年12月25日2003年1月1日
最大風速:
(10分間平均)
70 m/s (250 km/h)
最大風速:
(1分間平均)
80 m/s (285 km/h)
最低気圧: 890 hPa
被害総額:
死者数: 直接の死者0名 間接的に0名
被害地域: ソロモン諸島

サイクロン・ゾーイ(英:Cyclone Zoe)、2002年12月ソロモン諸島ティコピア島一帯を襲ったサイクロンである[1]。ゾーイは、この地域では過去最大級のものである[1]

概要 編集

 
進路図

2002年12月25日、サイクロンが発生し、同日、2002-2003年シーズンの南半球で6番目にトロピカル・ストーム強度のサイクロンとなり、「ゾーイ(Zoe)」と命名された。ゾーイは北西進しながら急発達し、12月27日に最盛期を迎え、最盛期の勢力は155 knot(カテゴリー5)であった。ゾーイは強い勢力で、ソロモン諸島のティコピア島一帯を通過した。しかし、島民全員が島の高台にある洞窟に避難していたため、島民約 1300 人の人命には全く被害がなかった。その後、ゾーイは北北東へ向きを変え、急速に衰えた[1]

強い勢力による直撃にもかかわらず、被害が奇跡的に少なかった理由は、島民たちが長年サイクロンと戦い続けた経験に基づき、適切な避難行動を取ったことにあったと言える[1]

外部リンク 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d デジタル台風:サイクロン ZOE”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年7月5日閲覧。