サウンド・スペースは、1975年から1976年まで活動していた上野哲(うえの てつ、現在上野旬也1948年12月18日 - )と尼崎勝司(あまざき かつし1950年5月3日 - )の男性デュオ。

サウンド・スペース
ジャンル フォークロック
担当楽器 ピアノギター
活動期間 1975年 - 1976年
メンバー 上野哲
尼崎勝司

略歴 編集

1975年ビクターレコードから、アルバム『鏡の中の肖像』でデビューした。編曲は全編、JAZZピアニストの佐藤允彦が手掛け、日本で初めてシンセサイザーを使用したレコーディングで話題を呼ぶ。12曲中7曲が、寺山修司・佐藤允彦コンビの作品である。のちに『熱風[要曖昧さ回避]みだれ髪』がシングルカットされている。

2006年11月22日には、復刻盤(紙ジャケット仕様)形式CDで発売されている。

経歴 編集

ある日、山口洋子の一声で『ミニクラブ姫』へヘッドハンティングされる。ここでサウンド・スペースの前進となるトリオバンドが、音楽事務所社長の目に留まった。それがきっかけで、ビクターレコードのプロデューサーを紹介され、即日デモテープを録音する事になる。そのテープの歌声とハーモニーを佐藤允彦が聴き、デビューに至る。

スタジオミュージシャンとして、佐藤允彦(ピアノ、シンセサイザー、指揮)、村上秀一(ドラム)、江藤勲(ベース)がレコーディングに携わった。

作品 編集

アルバム 編集

商品情報 収録曲 作詞 作曲 編曲
鏡の中の肖像


ビクターレコード

1975年9月25日


紙ジャケ版CD

2006年11月22日

A面 1 ファージョンの童話から 寺山修司 佐藤允彦
2 三羽のかもめ 寺山修司 佐藤允彦
3 みだれ髪 寺山修司 佐藤允彦
4 汽笛を鳴らそうよ 寺山修司 佐藤允彦
5 コーヒーアローン 寺山修司 佐藤允彦
6 こうもり傘のサンバ 滝野英治 尼崎勝司 佐藤允彦
B面 1 緑色の目の少女 寺山修司 佐藤允彦
2 海の絵 寺山修司 佐藤允彦
3 熱風 梅田一弘 ミキス・テオド・ラキス 佐藤允彦
4 風のバラード 滝野英治 上野哲 佐藤允彦
5 愛はきらいよ恋が好き 寺山修司 田中未知 佐藤允彦
6 夏の終わりに ホール・スズキ 佐藤允彦

シングル 編集

  • 熱風/みだれ髪(ビクターレコード、SF-102)