サブマリニング現象(サブマリニングげんしょう、英語: submarining)とは、飛行機自動車などにおいて、事故や衝撃により乗員が座席から脱落し、ダッシュボードや座席の下に潜り込んでしまう現象である。サブマリン現象とも。

概要 編集

シートベルトを装着していたとしても、座席から飛び出してしまうことがある。腰ベルトのアンカーの位置や、シートの構造が原因とされている。乗員がシートから室内へと飛ばされるため、シートベルトやエアバックの効果が得られず、室内で二次衝突を起こして被害を拡大してしまう傾向がある。

この現象を防ぐために、旅客機では、緊急時に客室乗務員がブレイスを発する。自動車では、座席を硬くする、座席を前上がりにするなどの装置が搭載されており、これをアンチサブマリニングシートという。

関連項目 編集