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サムライエッジは、カプコンのゲーム『バイオハザードシリーズ』およびそれを原作とするメディアミックスに登場する架空の拳銃

ベースとなったベレッタ92FS

目次

基本設定編集

ラクーンシティ警察署(R.P.D.)特殊部隊S.T.A.R.S.」隊員に支給されているカスタムアップされた拳銃。ベースモデルはベレッタ 92FS

製作はサンフランシスコ郊外でカスタムガンショップ「KENDO」を営んでいるジョウ・ケンドが手がけている。長期間にわたる厳しいトライアルテストをクリアし、S.T.A.R.S.での制式採用にいたった。

S.T.A.R.S.が壊滅し、さらに、ラクーンシティの消滅で「KENDO」も無くなったが、性能の高さは後年も注目され、対バイオテロ部隊として発足したB.S.A.A.にて後継銃が制作される。

性能編集

使用する弾薬から各パーツにいたるまで、R.P.D.が提示したさまざまな性能の要求をクリアするために1丁ずつ吟味されたパーツを使用して製作されている。サムライエッジの由来は、日本刀の刃を連想させるステンレス製のシルバーカラーバレル、鋭角的な形状のブリガディアスライドを備え、製作者のジョウ・ケンドが日系人であることから。グリップ中央には「S.T.A.R.S.ゴールドメダリオン」が入っている。

カスタムモデル編集

サムライエッジのテスト運用を行ったクリス・レッドフィールドジル・バレンタインバリー・バートンアルバート・ウェスカーの4名の隊員は制式採用後にさらなるカスタムを加えたオリジナルモデルを使用している。この4つのカスタムモデルのスライドには、特別に「Kendo」の刻印がされている。

ジル・バレンタインモデル
爆発物処理などの任務の特性上、銃の取り回しを重視し、スライドストップの小型化などの改良が成されている。メダリオンはジルのパーソナルカラーであるライトブルー。実質上初登場したサムライエッジであり、『3』より登場した。『RE:2』でもDLCで登場している。
ジル・バレンタインモデル A1
後にB.S.A.A.の隊員となったジルのために制作された後継銃。『RV UE』のDLCとして登場する[1]。M9A1をベースとしているため、アンダーマウントレールが追加されており、フラッシュライト等の装着も可能となっている。
クリス・レッドフィールドモデル
絶妙なフィーリングを有するシルバーメッキ仕上げのトリガーや防塵性を高め、外光の反射を抑えるマットブルーフィニッシュが施された精度の高い硬質スチール製のスライドなど、S.T.A.R.S.メンバーの中でも屈指の射撃技術を持つクリス用に射撃における性能を重視した改良が行われている。メダリオンはクリスのパーソナルカラーであるブルー[2][3]。また、ゲームで初登場したのは『RE:2』だった。
バリー・バートンモデル
より強力な.40S&W弾を使用するベレッタ 96Fがベースになっているほか、反動を軽減する大型の4ポーテッド・コンペイセイターピカティニーレール付きのスタビライザー、装弾数の減少を防ぐロングマガジンベレッタM93Rの様な3点バースト機構、質感の異なる素材を組み合わせた黒一色のラバーグリップ等を採用するなど、大口径で高威力を好むバリーに合わせた改造が施されている。メダリオンはバリーのパーソナルカラーのレッド。
「バイオハザード」では、ノーマル以上の難易度で5時間以内にクリアすると入手できる。弾数は無制限。また、「バイオハザード5」のミニゲーム「THE MERCENARIES REUNION」においてバリーが本銃を使用している。威力に優れ、装弾数が多いのが特徴。
バリー・バートンモデル version II
B.S.A.A.のアドバイザーとなったバリーが、前述の旧バリーモデルが破損したため、欧州本部のエンジニアであるクエント・ケッチャムに依頼して制作された後継銃。
本銃は、今も交友があるジョウから贈られたM9(ベレッタ 92FSアメリカ軍制式仕様)をベースとしている。バリー自身が老境に入ったことなどで銃の制御の厳しさがあることから、旧バリーモデルと異なり、威力よりも制御性を重視しており、使用弾薬を9x19mmパラベラム弾に変更し、威力低下をロングマガジンによる装弾数増加で補っている。又、スタビライザーは軽量化を図り、溝が掘られており、グリップはフィンガーチャンネルの入ったワンピースタイプに、コンペイセイターも左右に2つポートが開いたサイドフォータイプとなっている。
バリーが試射した結果「これが、俺の求めていたサムライエッジだ」と絶賛したほどの逸品となり『RV2』の愛銃となる。
アルバート・ウェスカーモデル
隠密作戦を得意とするアルバートの要望により、レーザーサイトサプレッサーなどの拡張パーツの装着に重点を置いた改造がなされている。フレームはジュラルミンの削り出しで、アンダーレールを備える。メダリオンはアルバートのパーソナルカラーであるブラック。同じくジョウにカスタムを依頼した他のメンバーと違い、アルバート自らが作成、提出した図面を基にジョウによって製作された。これは、S.T.A.R.S.隊長という立場から他のメンバーの能力やカスタム内容を知っていたアルバートが、彼らと敵対した場合を想定した上での仕様とされる。彼自身のコンセプトに基づいたサムライエッジは後に新生アンブレラによって『アルバート.W.モデル01』として陽の目を見ることとなる[4]。S.T.A.R.S.壊滅後にH.C.F.さらにはトライセルへ移籍してからも所持し続けており、『バイオハザード5』でクリスたちとの最終決戦と「THE MERCENARIES(S.T.A.R.S.コスチューム)」にて再び手に取っている[5]
また、強装弾(+P弾あるいは+P+弾)を採用しているため初期バリーモデルを超える威力があり、装弾数が少ない代わりに処刑マジニをたった1発で一時的に足止めができるほど威力に優れた仕様になっている。
アルバート. W. モデル 01、アルバート.W.モデル 01Performance
アルバートの死後、再建されたアンブレラ社[6]が、アルバートが残していた対B.O.W.の研究成果を元に開発し、『バイオハザード7』劇中でクリスが使用する[7]ほか、同社の『特殊事案処理チーム』の制式装備として採用されている[8]。ベースとなるサムライエッジ本体のデザインは上記のアルバートモデルと同一だが拡張装備は一新されている。他の拡張装備の土台となる『レイルスタビライザー』、フラッシュライト、レーザーポインターが一体となった『L.A.M(ライト・アダプター・モジュール)[9]』、本モデルの特徴とも言える『オクタゴン・サイレンサー』が組み合わせられており、旧モデルに比べて若干細身な外観となっている。劇中ではクリスが終盤に主人公イーサン・ウィンターズへ支援のために提供している。また、特定の条件を満たすとレプリカモデル「アルバート-01R」がゲーム本編で解禁される。前述のアルバートモデルと同様、威力に優れているが装弾数が元モデルより極端に少ない。また、前述の特殊事案処理チームの制式仕様、01Performanceはデザインこそアルバートモデルと同じだが、「耐環境塗装仕上げ」という設定のもと、スライドとフレームはブラック一色となっている[10]

登場作品編集

販売編集

エアガンメーカーの東京マルイからスタンダードモデル(『バイオハザード0』でレベッカが使用)が18歳以上向けガスブローバックモデルとして通常販売されているほか、ジル・クリス・バリー・アルバート仕様のカスタムモデルもガスブローバックモデルとして限定発売されている[11]。また、2017年2月24日よりアルバートモデルの01Performanceも通常販売されている。

脚注編集

  1. ^ ただし『バイオハザード5』では使用も登場もされていない。
  2. ^ 『バイオハザード』では途中で紛失し、ジルの物を使用している。
  3. ^ 『バイオハザード5』では登場も使用もしていない代わりに「S.T.A.R.S.のコスチューム」は存在する。
  4. ^ 東京マルイ アルバート.W.モデル01付属の解説書『「アルバート・ウェスカー」とは』内の解説より。
  5. ^ ただし『バイオハザード4』『UC』ではケンド鉄砲店の別の拳銃を扱っていた。
  6. ^ 時期は不明だが、会社更生法の適用により再建される。新経営陣には、旧アンブレラの負の遺産の回収が責務として課せられ、それに伴い社章が青と白の傘に変更された。
  7. ^ 東京マルイ サムライエッジ アルバート.W.モデル01解説書にて判明。
  8. ^ vol.16 アルバート.W.モデル 01P
  9. ^ 実際に商品化された同装備にはフラッシュライトのみ搭載
  10. ^ vol.16 アルバート.W.モデル 01P
  11. ^ 東京マルイ×カプコン コラボレーション BIOHAZARD LIMITED EDITION - 東京マルイ