サラゴサ大学

スペインの大学

サラゴサ大学スペイン語: Universidad de Zaragoza)は、スペインアラゴン州サラゴサに本部を置く公立大学。1542年に創設された、スペイン有数の歴史を持つ大学である。アラゴン州唯一の公立大学であり、アラゴン州の3県すべてにキャンパスを置いている。22の学科で40,000人以上の学生が学んでいる。

サラゴサ大学
Universidad de Zaragoza
種別 公立
設立年 1542年
学生総数 36,492人(2013-14)[1]
学部生 30,415人(2013-14)[1]
大学院生 3,528人 (2013-14)[1]
所在地 スペインの旗
アラゴン州サラゴサ県サラゴサ
キャンパス ハカウエスカラ・アルムニア・デ・ドニャ・ゴディナ英語版サラゴサテルエル
公式サイト 公式サイト
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歴史 編集

サラゴサ大学は教会学校に起源を持ち、7世紀にはブラウリオ司教が率いるサラゴサの学校に統合された。ブラウリオ司教は後に大学の守護聖人となっている。1542年に正式に「大学」となった。

後にアラゴン王となるフェルナンドの請願によって、1474年にローマ教皇シクストゥス4世から認可を受け、この学校は一般文芸学校となった。1476年にはアラゴン王フアン2世からも一般文芸学校設置の認可を受け、この学校は文芸の学位(Bachiller)を与えた。1542年9月10日には完全な学位(Licenciado、Doctor en Facultad)を与える大学として認可され、形式的には1542年を大学の創設年としているが、実際に大学としての機能が備わったのは1583年のことである。1586年には初めて自前の建物を建設した。

キャンパス 編集

 
サラゴサにあるヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂

今日のサラゴサ大学では約40,000人の学生が学んでいる。教員は約3,000人、職員は約2,000人である。サラゴサ県ウエスカ県テルエル県と、アラゴン州の3県すべてにキャンパスを持つ。ウエスカ・キャンパスとテルエル・キャンパスは1985年に設置された[2]

アラゴン州の州都でありサラゴサ県の県都でもあるサラゴサには、5つのキャンパスが分散している。最大のキャンパスはプラサ・サン・フランシスコキャンパスであり、その他にはリオ・エブロ・キャンパス、観光大学校、プラサ・デ・バシリオ・キャンパス、獣医学部がある[3]

ウエスカ県の県都ウエスカのキャンパスには、総合技術専門学校、健康スポーツ科学部、人文学・教育学部、経営・公共政策学部、サン・ホルヘ病院付属看護学校がある[4]

テルエル県の県都テルエルのキャンパスには、コンピュータ工学やプログラミングを学ぶ工学院がある。また、社会・人文学部、オビスポ・ポランコ病院付属看護学校がある。

出身者 編集

著名な名誉教授 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c University Community”. Unizar.es. 2014年5月25日閲覧。
  2. ^ Historia”. 2015年7月23日閲覧。
  3. ^ Servicio de Informatica y Comunicaciones-UZ (2015年7月23日). “Universidad de Zaragoza :Universidad de Zaragoza”. 2015年7月23日閲覧。
  4. ^ Facultades y escuelas”. 2015年7月23日閲覧。
  5. ^ Santiago Ramón y Cajal - Biographical”. 2015年7月23日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • 公式ウェブサイト
  • Herbermann, Charles, ed. (1913). "University of Saragossa" . Catholic Encyclopedia. New York: Robert Appleton Company.

座標: 北緯41度38分31.4300秒 西経0度54分5.4234秒 / 北緯41.642063889度 西経0.901506500度 / 41.642063889; -0.901506500