サラリーマン出世太閤記

サラリーマン出世太閤記』(サラリーマンしゅっせたいこうき)は、1957年6月19日東宝系で公開された日本映画。モノクロ。スタンダード。87分。

サラリーマン出世太閤記
監督 筧正典
脚本 笠原良三
製作 安達英三郎
出演者 小林桂樹
加東大介
白川由美
安西郷子
団令子
宝田明
音楽 松井八郎
撮影 小泉一
編集 岩下広一
配給 東宝
公開 日本の旗 1957年6月19日
上映時間 88分[1]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 続サラリーマン出世太閤記
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キャッチコピーは「猪突猛進若者たちが出世賭けの功名争い[2]

概要 編集

太閤記』からヒントを得、正義感は強いがバンカラな主人公・木下秀吉(きのした・ひできち)が自動車会社「日本自動車」に入社し、部長まで出世するシリーズの第1作。本作では学生時代から日本自動車に入社し、工場係長心得の辞令を得るまでを描く。

主演は既に東宝の人気俳優となった小林桂樹、そして翌年(1958年)公開の『社長三代記』より『社長シリーズ』でも共演する加東大介や、白川由美安西郷子団令子(この年デビュー)などといった女優陣が脇を固める。

スタッフ 編集

出演者 編集

  • 木下秀吉(主人公):小林桂樹
  • 前田圭一郎(秀吉の学友→「日本自動車」社長秘書):宝田明
  • 左右田一(「日本自動車」社長):加東大介
  • 左右田悦子(左右田社長の姪):安西郷子
  • 山中エイ子(学生食堂「ぱちくり軒」の娘):団令子
  • 西川千枝子(「日本自動車」OL):白川由美

エピソード 編集

冒頭では秀吉の大学生のシーンがあるが、秀吉役の小林桂樹はこの年34歳であったため、同年代のエキストラを何人か集めて秀吉を囲ませ、後方では本物の学生のエキストラを使い、小林の年齢を感じさせないようにした[3]

同時上映 編集

『日本南極地域観測隊の記録 南極大陸』(記録映画)

シリーズ作品 編集

  1. サラリーマン出世太閤記(1957年6月)
  2. 続サラリーマン出世太閤記(1957年11月)
  3. 続々サラリーマン出世太閤記(1958年9月)
  4. サラリーマン出世太閤記 課長一番槍(1959年6月)
  5. サラリーマン出世太閤記・完結篇 花婿部長No.1(1960年3月)

参考文献 編集

  • 「演技者 小林桂樹の全仕事(ワイズ出版) 392頁・393頁 1996年

脚注 編集

  1. ^ allcinema, 2016年6月4日閲覧
  2. ^ 「東宝/映画ポスターギャラリー」(東宝)43頁 1995年
  3. ^ 「演技者 小林桂樹の全仕事」 154頁

外部リンク 編集