サレジアン・シスターズ
サレジアン・シスターズ(伊: Figlie di Maria Ausiliatrice、英: Daughters of Mary Help of Christians、英: Salesian Sisters of Don Bosco、正式名称:扶助者聖母会、略称:F.M.A.)は、北イタリアの聖女マリア・マザレロによって1872年に結成されたカトリック教会の女子修道会[1]。
設立 | 1872年8月5日 |
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設立者 |
聖ヨハネ・ボスコ 聖マリア・ドメニカ・マザレロ |
種類 | カトリック教会の修道会 |
ウェブサイト |
www |
歴史
編集創立者マリア・ドメニカ・マザレロは、北イタリア北部のアレッサンドリア州モルネーゼで、1837年に生まれた。信仰深い両親のもとで成長し、村の司祭であったドミニコ・ペスタリーノ神父の指導のもと、最初の生徒の一人として信心会「無原罪の聖母会」に加わり、薫陶を受けた。1860年にイタリア全土をチフスが襲った際、村人の世話を献身的に行ったが自身も病に倒れ、生死の境をさまよった。その後奇跡的に回復した彼女は、人生で何をなすべきかを深く考え、親友ペトロニッラとともに村の娘たちのための裁縫教室を開いて、教育の場とした。ヨハネ・ボスコとの摂理的な出会いを通じて、1872年に共同で女子修道会を創立し、扶助者聖マリアへの感謝の生きた記念碑として、同会を「扶助者聖母会」と名付けた。
1874年のボルゴ・サン・マルティーノ支部の開設を皮切りに、修道会は1879年にはトリノに、また1887年にはフランスのニース、南米ウルグアイに宣教女を送り、さまざまな困難と取り組みながら発展した。1881年5月14日、マリア・ドメニカ・マザレロ死去。1951年列聖[2][3]。
日本での活動
編集1929年にヴィンチェンツォ・チマッティ神父の招きにより来日[4]。1929年に扶助者聖マリア修道院(宮崎)、1940年に星美学園(東京)、1953年には城星学園(大阪)を創立し、カトリック精神に基づいた幅広い教育活動を行っている[5]。
日本管区本部 所在地
編集脚注
編集- ^ Figlie di Maria Ausiliatrice - Salesiane di Don Bosco
- ^ MARIA DOMENICA Mazzarello, santa Dizionario Biografico
- ^ Maria Dominika Mazzarello Ökumenisches Heiligenlexikon
- ^ 日本管区の主な歴史 Salesian Sisters日本管区
- ^ 日本のサレジアン・シスターズ Salesian Sisters日本管区
- ^ カトリック中央協議会出版部編「住所録 女子修道会等 本部一覧」『カトリック教会ハンドブック2015』カトリック中央協議会、2014年11月10日。108-114頁。ISBN 978-4-87750-556-1。
外部リンク
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