サンセットビーチ銭函

北海道小樽市銭函にある海水浴場

サンセットビーチ銭函(サンセットビーチぜにばこ)/ 銭函サンセットビーチは、日本北海道小樽市銭函に設けられた海水浴場である。

銭函サンセットビーチ祭り2013

呼称については、小樽市や地図関連業者、観光業者などは「サンセットビーチ銭函」を用い、管理・運営者は「銭函サンセットビーチ」を用いている[注 1]

概要 編集

日本海に開けた石狩湾の奥部に形成された長い砂浜の一部を利用した海水浴場(汀線[注 2]全長 約260m)であり、星置川河口の南に位置する。南に銭函ヨットハーバー(汀線 約250m)と隣接し、さらにその南隣には銭函海水浴場(汀線 約480m)がある。

毎年の開設期間は7月初旬から8月末まで[1]

遊泳区域外 編集

北海道は、2004年平成16年)4月1日、プレジャーボート[注 3]水域利用者(遊泳者、遊漁従事者[注 4]、漁業従事者)との間で頻発する水難事故等を未然に防止すべく「北海道プレジャーボート等の事故防止等に関する条例」を施行した[2]。係る条例の指定地となったサンセットビーチ銭函には、指定された他の海水浴場と同様、このとき以来、プレジャーボート等が進入できない「水域利用調整区域」が設けられている[1][2]。 加えて、海水浴場内遊泳区域と隣接するヨットハーバー(全域が水域利用調整区域)との間にバナナボート[注 5]が通行する水路(バナナボート用水路)を緩衝区域として設けることでも遊泳者の安全が図られている[1]。なお、バナナボート用水路は海水浴場(および、その沖合いに設定された水域利用調整区域)の水域に属する[3]

年表 編集

  • ????年[いつ?]:サンセットビーチ銭函(銭函サンセットビーチ)の開場。
  • 2004年平成16年)4月1日:サンセットビーチ銭函において「北海道プレジャーボート等の事故防止等に関する条例」が施行され、水域利用調整区域が設定される[2]
  • ????年[いつ?]:銭函サンセットビーチ祭りの初開催。
  • 2011年(平成23年)8月9日:銭函サンセットビーチ祭り(花火大会)の開催日。協賛企業が初めて100社を超えたこの年、前年まで1,500円であった入場料の無料化が実現する[4]。花火は有名な秋田県大仙市大曲地区(旧・大曲市)の花火業者(大曲花火化学工業)が打ち上げを担当(打ち上げ数は約4,000発)[5]

位置情報 編集

交通アクセス 編集

鉄道路線
自動車道

近隣の海水浴場 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 本来は公式たる管理・運営者側が用いる「銭函サンセットビーチ」を優先すべきであるが、小樽市や北海道が用い、現在のインターネット上で幅広く検索結果を得られもする、「サンセットビーチ銭函」のほうを優先させた。
  2. ^ 汀線:てい-せん。海面または湖面と陸地との境界線。
  3. ^ 係る条例が定めるところの「プレジャーボート等」とは、モーターボートヨット水上オートバイ、その他の、総トン数20トン未満の船舶を指す。や艫櫂(ろかい)のみで運転する船舶や推進機関を有しない船舶のほか、水難事故等の防止措置が確保されると認められる事業に供用される一部の船舶等は該当しない。
  4. ^ 遊漁に興じる者(娯楽としての釣り人と釣り客)と遊漁業者。
  5. ^ プレジャーボート等で牽引して海上を滑走させる娯楽用浮体。

出典 編集

  1. ^ a b c d e サンセットビーチ銭函 - 小樽市(公式ウェブサイト)
  2. ^ a b c 産業港湾部観光振興室: “北海道プレジャーボート等の事故防止等に関する条例施行規則”. (公式ウェブサイト). 北海道 (2011年). 2011年9月22日閲覧。
  3. ^ 銭函水域 - 北海道(公式ウェブサイト)
  4. ^ ご来場頂きありがとうございました!”. (公式ブログ). 銭函サンセットビーチ祭り実行委員 (2011年8月9日). 2011年9月22日閲覧。
  5. ^ 銭函祭り”. 全国花火大会(ウェブサイト). 角川マガジンズ (2011年9月22日). 2011年9月22日閲覧。
  6. ^ 銭函ヨットハーバー”. ウィンドサーフィン雑誌 Hi-Wind ネット(ウェブサイト). マリン企画 (2011年). 2011年9月22日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集