サンデンホールディングス

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サンデンホールディングス株式会社: SANDEN HOLDINGS CORPORATION)は、群馬県伊勢崎市に本社を置く電機メーカーグループの持株会社である。

サンデンホールディングス株式会社
SANDEN HOLDINGS CORPORATION
種類 株式会社
市場情報
略称 SANDEN
本社所在地 日本の旗 日本
372-8502
群馬県伊勢崎市寿町20
設立 1943年7月30日
業種 機械
法人番号 5070001013386 ウィキデータを編集
事業内容 自動車用機器の製造
代表者 代表取締役社長執行役員
西勝也
代表取締役副社長執行役員
伊東次夫
代表取締役副社長執行役員
Mark Ulfig
資本金 110億37百万円
発行済株式総数 1億4,033万1,565株
売上高 連結 2,048億80百万円
営業利益 -34億01百万円
純利益 22億87百万円
純資産 226億99百万円
総資産 1875億59百万円
従業員数 連結 6,509名(グローバル連結)
決算期 3月31日
関係する人物 牛久保海平(創業者)
牛久保雅美(会長)
外部リンク www.sanden.co.jp
特記事項:各種経営指標は2016年3月期
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概要編集

主に自動車エアコン自動販売機エコキュートなどを生産している群馬を代表する電機メーカー。

特にカークーラー用コンプレッサーは主力製品であり国内自動車メーカーはもとよりPSA・プジョーシトロエンルノーフォードといった欧州を中心とした自動車メーカーにも納められている。後付タイプのカーエアコンカークーラー)は「レザム」の商品名で販売されていた。また、自動車用のインタークーラーも開発しており、スバル車用STIブランド、スズキのWRCカーSX4のインタークーラーはサンデン製である。

1980年代にMIE石川秀美の出演するテレビCMが、また1990年代までニッポン放送でタレントを起用しないCMが存在したが、その後は現在に至るまでTBSラジオで流れるスポットCMのみである。

かつては寒冷地向けの住宅用石油ストーブを生産しており、業界第2のシェアを持っていたが、需要の縮小や自動車・流通機器に経営資源を一本化するため、2007年7月に撤退、同業のサンポットへ事業譲渡。

近自然工法を導入して開発・造成した大規模な工業用地「サンデンフォレスト」は、地域やボランティア団体の活動のための場として提供され、環境保全活動にも力を注いでいる。

2004年~2008年までPWRCに参戦している新井敏弘選手のチームスポンサーであった。また2008年にもWRCクラスに参戦したスズキ・SX4のスポンサーになっている。

2019年10月創業に近い会社であるサンデン・リテールシステム株式会社の発行済株式の全てをインテグラル株式会社が運営する関連事業体の出資により組成されたSDRSホールディングス株式に譲渡。非中核事業から撤退し、電気自動車(EV)向け自動車部品の開発に集中することを発表。

2020年6月、事業再生ADR手続の申込を実施(後述) 

沿革編集

  • 1943年 - 三共電器株式会社を設立。
  • 1948年 - 自転車用発電ランプを生産開始。
  • 1952年 - 日本工業規格「JIS」の制定とともに自転車用発電ランプが指定工場となる。
  • 1956年 - 小型モーター及び電気洗濯機、その他家庭電化製品の生産開始。営業部門の本拠地を東京に移転。
  • 1958年 - アイスクリーム冷凍ストッカー、冷蔵ショーケースの生産開始。
  • 1959年 - モペッド「三共コリー」を生産開始。
  • 1961年 - 噴水型ジュース自動販売機の生産開始。
  • 1962年 - 株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年 - 寒冷地向け石油ストーブの生産開始(同社では「オイルヒーター」)。ポット式石油ストーブの生産開始。
  • 1964年 - 三共電器株式会社営業部門を分離独立し、三共販売株式会社を設立(昭和48年10月 サンデン販売株式会社に商号変更)。
  • 1970年 - ミッチェル社(米国)とカーエアコン用コンプレッサーの技術提携。カーエアコン用コンプレッサーの生産開始。米国カイザー社と技術提携。スーパー用大型ショーケース発売開始。
  • 1971年 - カークーラー及びカークーラー用コンプレッサーの生産開始。
  • 1973年8月 - 伊勢崎市の八斗島工業団地内に八斗島工場(現 八斗島事業所)を新設し、カーエアコン用コンプレッサーの生産を開始。株式が東京証券取引所市場第一部に指定。同時に「三共」の商標を「サンデン」に改称。商標を「三共」から「サンデン」に変更(ただし石油ストーブは翌年から)。
  • 1974年 - ミッチェル社からカーエアコン用コンプレッサーの世界販売権を取得。三共インターナショナル株式会社を設立(資本金1,000万円)。三共インターナショナル株式会社シンガポール事務所を開設。三共インターナショナル(U.S.A.)をダラスに設立(資本金3万米ドル)
  • 1977年 - シンガポール事務所を現地法人三共インターナショナル(シンガポール)として設立(資本金5万シンガポールドル)。
  • 1978年 - 冷凍車用冷却装置の生産開始。ドイツマルク建転換社債(4,000万ドイツマルク)発行。三共インターナショナル(オーストラリア)設立(資本金5万オーストラリアドル)。サンデン・エアコンディショニング(マレーシア)設立。三共インターナショナル株式会社英国事務所開設。
  • 1979年 - 第1回スイスフラン建転換社債(4,000万スイスフラン)発行。自転車用発電ランプ製造の三共電器電装株式会社設立(資本金5,000万円)。
  • 1980年 - 三共インターナショナル株式会社台湾事務所開設。米貨建転換社債(2,500万米ドル)を発行。ミッチェル社が所有するカーエアコン等に利用するコンプレッサーの特許権を取得。三共インターナショナル株式会社英国事務所を三共インターナショナル(英国)に改称し、現地法人に組織変更。三共インターナショナル(U.S.A.)にカーエアコン用コンプレッサー生産工場設立。
  • 1982年 - 社名をサンデン株式会社に変更。
  • 1984年 - 現在のロゴマークに変更。
  • 2002年 - 赤城山中に近自然工法を取り入れたサンデンフォレスト・赤城事業所完成。
  • 2005年 - 自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機「エコキュート」を発売開始。
  • 2007年 - 石油暖房機(ゼータス)の製造・技術をサンポットへ譲渡。
  • 2007年 - フード機器ビジネスに参入。レギュラーコーヒーエスプレッソマシーン、蒸気で調理するスープサーバーを発売開始。
  • 2008年 - 石油暖房ボイラーの生産設備を長府製作所へ譲渡。
  • 2011年 - 東芝機器のカップ式自動販売機事業を譲り受ける。
  • 2015年 - 持株会社に移行し、社名をサンデンホールディングス株式会社に変更。
  • 2016年 - 東京本社を秋葉原ダイビルへ移転。冷凍機内蔵型/別置型CO2システムの開発と実用化が評価され「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞 環境大臣賞」を受賞。
  • 2017年 - 自動車機器事業の国内子会社5社が株式会社三和、流通システム事業の国内子会社3社がサンワファブテック株式会社へ吸収合併。全天候を再現できる環境試験棟を中国天津に建設、稼働開始
  • 2017年7月 - 二酸化炭素(CO2)を冷媒に用いた自動車エアコン用の圧縮機(コンプレッサー)を開発 従来の冷媒に比べて大幅に地球温暖化への影響を下げられ、メルセデス・ベンツ Sクラスクーペ向けに、量産車として世界で初めて納入
  • 2018年 - 「健康経営優良法人2018」に認定。創立75周年イベント「サンデンフォレスト・赤城事業所 工場探検ディ♪」を開催。
  • 2019年 - 健康経営優良法人2019(ホワイト500)に2年連続認定。自動車機器事業及び流通システム事業を営む子会社の株式等及びそれらの管理事業に関して有する権利義務の一部を、サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社、サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社、及びサンデン・リテールシステム株式会社に簡易吸収分割。
  • 2019年10月 - サンデン・リテールシステム株式会社の発行済株式の全てをインテグラル株式会社が運営する関連事業体の出資により組成されたSDRSホールディングス株式に譲渡。
  • 2020年6月 - 事業再生ADR手続の申込みを申請し、受理される。[1]
  • 2020年7月 - 事業再生ADR手続に伴う第1回の債権者会議を実施し、銀行団からの約800億円の借入金について返済の一時停止の承認を得た。[2]

主な事業子会社編集

  • サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社(自動車空調システム事業)
  • サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社(自動車空調用コンプレッサー事業)
  • サンデン・リビングエンバイロメントシステム株式会社(住環境システム事業)
  • サンデン・エンバイロメントプロダクツ株式会社(自然系冷媒コンプレッサー事業)
  • サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社(先行技術開発)
  • サンデン・ビジネスアソシエイト株式会社(シェアード サービス・ロジスティクス)

脚注編集

  1. ^ サンデンHDが事業再生ADR申請 新型コロナで世界的需要減が影響上毛新聞HP 2020年7月1日 2020年7月31日閲覧
  2. ^ 事業再生ADR申請のサンデンHD、金融機関から一時停止とつなぎ融資で同意response.jp 2020年7月16日 2020年7月31日閲覧

外部リンク編集