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サンドリンガム・ハウス

サンドリンガム・ハウスSandringham House)は、イギリスノーフォーク州サンドリンガム英語版にあるイギリス王室所有の別邸。バルモラル城と同様、サンドリンガムはロイヤル・エステートの一部ではなく王室の私的財産である。サンドリンガム・エステート全体の面積は20,000エーカー(81平方キロメートル)。現在も、イギリス王室のクリスマスの休暇地として使用されている。

目次

歴史編集

18世紀後半コーニッシュ・ヘンリが建てた館に始まり、1843年にチャーレズ・スペンサー・カウパーの手を経て皇太子アルバートの所有となった。

ロイヤル・レジデンス編集

1862年、当時皇太子のアルバート (後のエドワード7世) のために買い求められた別邸で、翌1863年アルバートとアレクサンドラ・オブ・デンマークが、新婚早々の住居として住んだ。

 
ヨーク・コテジ

エドワード7世に次いでジョージ5世もサンドリンガムを好み、1895年ジョージ6世はサンドリンガム・ハウスのヨーク・コテジで生まれた。1905年に生まれたジョン王子はてんかん病状が悪化した晩年は、サンドリンガム・ハウス宮殿敷地内のウッド農場にてガヴァネスとともに暮らしていたという。1915年にドイツ軍のツェッペリン飛行船の爆撃で穴ができたが、ジョージ6世はその穴をアヒルの池にした[1]

1936年、71歳のジョージ5世はサンドリンガム・ハウスで死亡した。エドワード8世が退位した1936年、彼は自分が相続した私的財産を、自動的に相続放棄しなかった。替わって即位したジョージ6世は、兄エドワードからバルモラルやサンドリンガム・ハウスを明白に買い取らなければならなかった。そのため、2つの王室の邸宅は王室の私的な避難所となったままなのである[2]

イギリス王室のクリスマス編集

サンドリンガムは現在、イギリス王室の離宮となっており、エリザベス2世エディンバラ公フィリップが毎年冬の避寒地としている。

1932年のクリスマスの日、サンドリンガムでジョージ5世は、クリスマス演説のラジオ生放送を初めて行い、それから25年後、エリザベス2世も、クリスマス演説をここの図書室から初めてテレビ中継した[3]

出典編集

  1. ^ https://books.google.co.jp/books?id=UufzCQAAQBAJ&pg=PA53&lpg=PA53&dq=sandringham+zeppelin+1915+duck+pond&source=bl&ots=AHq5Zg8fOA&sig=-ZnyhSn9yDWD2cmZOVesD31S1-k&hl=en&sa=X&ved=0ahUKEwj-mMPr9JXQAhWBULwKHUFMBqsQ6AEIHzAC#v=onepage&q=sandringham%20zeppelin%201915%20duck%20pond&f=false
  2. ^ http://www.telegraph.co.uk/comment/personal-view/3576480/The-bitter-row-that-blighted-the-Queen-Mothers-fortune.html
  3. ^ 村上リコ『図説 英国執事』河出書房新社、2012年、38頁。ISBN 978-4-309-76192-3

関連項目編集

外部リンク編集