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サートゥルナーリア(英:Saturnalia[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2018年ホープフルステークス(GI)、2019年皐月賞(GI)。馬名の意味は「公現祭での行事の基礎ともなった古代ローマの祭り、母名からの連想」[3]

サートゥルナーリア
Saturnalia(JPN) IMG 4201-2 20181228.jpg
第35回ホープフルステークス出走時
(2018年12月28日)
欧字表記 Saturnalia[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2016年3月21日(3歳)
ロードカナロア
シーザリオ
母の父 スペシャルウィーク
生国 日本の旗 日本北海道安平町
生産 ノーザンファーム
馬主 (有)キャロットファーム
調教師 角居勝彦栗東
中竹和也(栗東)[注 1]
→角居勝彦(栗東)
競走成績
生涯成績 4戦4勝
獲得賞金 2億2715万7000円
(2019年4月17日現在)
 
勝ち鞍
GI ホープフルステークス 2018年
GI 皐月賞 2019年
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目次

戦績編集

デビュー前編集

2016年3月21日、北海道安平町ノーザンファームで誕生。一口馬主法人「キャロットクラブ」より総額1億4,000万円(1口35万円×400口)で募集された[3]。育成はノーザンファーム早来の伊藤隆行厩舎にて行われた。伊藤厩舎長は育成時代のエピファネイアリオンディーズにも騎乗した経験があり、当時のサートゥルナーリアについて「初めて跨がった頃から、兄と共通する前向きさと手応えの良さがありました。ロードカナロアの産駒らしい体型こそしていましたが、折り合いの不安も無かったですし、距離はこなせるとも思っていました」と振り返っている[4]

2歳(2018年)編集

栗東角居勝彦厩舎に入厩。秋の京都開催でデビューしたGI馬の兄2頭と比べて仕上がりは早く、2018年6月10日の新馬戦阪神芝1600m)でデビューする。デビュー1週前の追い切りではたまたま併せ馬が重なった他厩舎のGI馬ペルシアンナイトを追走して併入する抜群の動きを見せた。レースではリオンディーズの主戦でもあったミルコ・デムーロが騎乗し、単勝1.1倍の圧倒的人気を集めた。好スタートから好位の内を追走し、最後の直線では窮屈になる場面もあったが、進路が生まれると一瞬で抜け出し、ゴール前はデムーロが手綱を抑えるほどの楽勝でデビュー勝ちを収めた[5]

2戦目には札幌2歳ステークスが予定されていたが、左前脚の球節に疲れが見られたため回避となった[6]。夏場は休養にあてられ、10月27日の萩ステークスで復帰。最後の直線では持ったままの状態で内から抜け出し、最後まで追われることなく2着ジャミールフエルテに1馬身3/4差をつける大楽勝でデビュー2連勝を飾った[7]

年内最終戦として、12月28日のGIホープフルステークスに参戦。栗東坂路で行われた最終追い切りでは軽く促された程度でラスト1F11秒9を計測し[8]、当日は単勝1.8倍の支持を集めた。レースでは好スタートから2番手を追走し、4コーナーから直線にかけて内に包まれる場面もあったが、僅かに生まれた隙間を突いて一瞬で抜け出し、ゴールまで一度も鞭を入れられることなく2着アドマイヤジャスタに1馬身半差をつけて優勝。騎乗したミルコ・デムーロは勝利騎手インタビューで「今年一番強い2歳馬です」と絶賛した[9]

3歳(2019年)編集

2歳時の全3戦に騎乗したデムーロは年明けすぐのインタビューでサートゥルナーリアについて「彼は歴史を変える一頭だと思う。今年も本当に楽しみな馬だよ」と語っていたが[10]、デムーロには朝日杯フューチュリティステークスを含め4戦4勝のアドマイヤマーズもお手馬として抱えており、どちらに騎乗することになるか注目された。結果、1月10日になって春のクラシック戦線はクリストフ・ルメールに乗り替わることが発表され[11]、同月23日にはホープフルステークスで長距離輸送、中山競馬場の2000mを経験していることから、トライアルを使わず皐月賞に直行することが決まった[12]

2019年初戦となった皐月賞では、単勝オッズ1.7倍の1番人気に推された。道中はやや前方よりの中団で待機し直線で一気に抜け出すと、2着のヴェロックスとの叩き合いを制し牡馬クラシック初戦を勝利した。鞍上のクリストフ・ルメールは皐月賞初制覇と同時に、JRA史上9人目のクラシック完全制覇を達成した[13][注 2]。無敗で皐月賞を制したのは2005年のディープインパクト以来14年ぶりとなった。

競走成績編集

以下の内容はnetkeiba.comの情報[17]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2018.06.10 阪神 2歳新馬 芝1600m(良) 9 5 5 001.10(1人) 01着 R1:37.2(34.2) -0.2 0M.デムーロ 54 (ディープダイバー) 488
0000.10.27 京都 萩ステークス OP 芝1800m(良) 7 1 1 001.20(1人) 01着 R1:49.6(35.1) -0.3 0M.デムーロ 55 (ジャミールフエルテ) 488
0000.12.28 中山 ホープフルステークス GI 芝2000m(良) 13 4 5 001.80(1人) 01着 R2:01.6(35.3) -0.2 0M.デムーロ 55 (アドマイヤジャスタ) 500
2019.04.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 6 12 001.70(1人) 01着 R1:58.1(34.1) -0.2 0C.ルメール 57 (ヴェロックス) 496
  • 競走成績は2019年4月14日現在

血統表編集

サートゥルナーリア血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 キングマンボ系
[§ 2]

ロードカナロア
2008 鹿毛
父の父
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
父の母
レディブラッサム
1996 鹿毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
*サラトガデュー Cormorant
Super Luna

シーザリオ
2002 青毛
スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レディーシラオキ
母の母
*キロフプリミエール
Kirov Premiere
1990 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Querida Habitat
Principia
母系(F-No.) (FN:16-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×4=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ サートゥルナーリア 5代血統表 2018年12月21日閲覧
  2. ^ サートゥルナーリア 5代血統表 2018年12月21日閲覧
  3. ^ サートゥルナーリア 5代血統表 2018年12月21日閲覧
  4. ^ サートゥルナーリア 5代血統表 2018年12月21日閲覧


  • 祖母キロフプリミエールは、ラトガーズBCH(米GIII)を制している。

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 角居勝彦調教師の道路交通法違反容疑(酒気帯び運転)による調教停止処分により、2018年7月6日から2019年1月6日まで中竹和也厩舎に転厩[2]
  2. ^ なお最後の直線でサートゥルナーリアとヴェロックスとが競り合った際、直線の半ば付近でサートゥルナーリアは内側に斜行してヴェロックスと接触、ヴェロックスはこれにより不利を受けた[14]。これについて審議が行われたものの、この接触がなくてもヴェロックスが勝つことはなかったと裁定された[15]。ルメール騎手はこの件について過怠金5万円を課された[16]

出典編集

  1. ^ a b サートゥルナーリア JBISサーチ
  2. ^ 角居勝彦調教師、山田敬士騎手の処分が決定. サンケイスポーツ(2018年11月7日付). 2018年12月21日閲覧
  3. ^ a b 競走馬登録馬名簿・馬名意味. JRA. 2018年12月26日閲覧
  4. ^ 2018年12月28日 ホープフルS G1. 競走馬のふるさと案内所. 2019年1月28日閲覧
  5. ^ 【新馬戦結果】サートゥルナーリア、圧勝デビュー!. サンケイスポーツ(2018年6月11日付). 2018年12月21日閲覧
  6. ^ サートゥルナーリア、札幌2歳回避 左前球節などの疲れで夏場は休養. スポーツ報知(2018年7月26日付). 2018年12月21日閲覧
  7. ^ 【萩S】サートゥルナーリアがOPもあっさりクリア. 萩ステークス(2018年10月27日付). 2018年12月21日閲覧
  8. ^ 【ホープフルS】サートゥルナーリア 坂路で軽快52秒5―11秒9. スポーツ報知(2018年12月24日付). 2018年12月28日閲覧
  9. ^ 【ホープフルS】サートゥルナーリアが3連勝でG1制覇 圧倒的な強さみせる. スポーツ報知(2018年12月28日付). 2018年12月28日閲覧
  10. ^ 【新春インタビュー】M.デムーロ騎手、2019年の決意「サートゥルナーリアは歴史を変える一頭」. netkeiba.com(2019年1月6日付). 2019年1月10日閲覧
  11. ^ 【次走】サートゥルナーリアはクラシックに向けてルメール騎手との新コンビ. netkeiba.com(2019年1月10日付). 2019年1月10日閲覧
  12. ^ 無敗のG1馬サートゥルナーリアは皐月賞直行!…次走報. 競馬ラボ(2018年1月23日付). 2019年1月29日閲覧
  13. ^ サートゥルナーリア無敗で1冠奪取!ルメール騎手はクラシック完全制覇”. サンスポ. 産業経済新聞社. 2019年4月17日閲覧。
  14. ^ 週刊『競馬ブック』平成31年4月20・21日号(57巻16号:通巻3040号)p132-133「第79回皐月賞」
  15. ^ JRA、レース結果(3回中山8日 11レース)、中山11R裁決レポート、2019年4月18日閲覧。
  16. ^ 週刊『競馬ブック』平成31年4月20・21日号(57巻16号:通巻3040号)p131「8日目制裁その他」
  17. ^ サートゥルナーリア”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2018年12月21日閲覧。

書誌情報編集

  • 平成31年4月20・21日号(57巻16号:通巻3040号)

外部リンク編集