ザウルベック・バイサングロフ
ザウルベック・バイサングロフ(Zaurbek Baysangurov、1985年3月2日 - )は、ロシアのプロボクサー。チェチェン共和国アチホイ=マルタノフスキー地区サマシュキ出身。元WBO世界スーパーウェルター級王者。
基本情報 | |
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本名 | ザウルベック・バイサングロフ |
階級 | スーパーウェルター級 |
身長 | 179cm |
リーチ | 179cm |
国籍 | ロシア |
誕生日 | 1985年3月2日(39歳) |
出身地 |
チェチェン共和国 アチホイ=マルタノフスキー地区 サマシュキ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 30 |
勝ち | 29 |
KO勝ち | 21 |
敗け | 1 |
来歴
編集2001年にU-17世界選手権で銅メダル、2002年世界ジュニア選手権でも銅メダルを獲得[1]するなどの実績を残す。ロシアアマチュアチャンピオンにも輝いたこともある[要出典]。
プロ時代
編集プロに転向し、ウクライナとドイツの2カ国を拠点に活動することになった。
2004年6月26日、ウクライナでプロデビュー。
2005年9月16日、ダニエル・アーバンスキー(ポーランド)とIBF世界スーパーウェルター級ユース王座決定戦で対戦。無敗の相手に苦しんだものの、8回終了時にアーバンスキーが棄権。王座獲得に成功。その後3度防衛を果たす。
2006年9月23日、空位のWBCインターナショナルスーパーウェルター級王座を賭け、後のWBC世界ミドル級暫定王者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)と対戦し、激しい打ち合いの末、3-0の大差判定勝ちを収め王座獲得に成功(同王者は1度も防衛することなく返上)。
2007年7月7日、フセイン・バイラム(フランス)とEBU欧州スーパーウェルター級王座決定戦を行い、バイラムの技巧に苦しみながらも、3-0の僅差判定勝ち。王座獲得に成功。その後2度防衛した。
2008年12月13日、ドイツで後のIBF世界スーパーウェルター級王者コーネリアス・バンドレイジと対戦し、5回レフェリーストップによるTKO負け。初黒星を喫した。
2009年5月30日、空位のWBAインターコンチネンタルスーパーウェルター級王座を賭け、クリスチャン・デ・マルテネス(イタリア)と対戦し、初回KO勝ちで王座獲得に成功。その後2度防衛した。
2010年12月4日、ウクライナ・キーウ州・ブロヴァルィーのアイス・パレス“ターミナル”にて、リチャード・グティエレスとIBO世界スーパーウェルター級王座決定戦を行い、12回2分36秒TKO勝ちを収め、王座獲得に成功した。
2011年7月30日、ウクライナでマイク・ミランダとWBO世界スーパーウェルター級暫定王座を賭け対戦。初回51秒KO勝ちを収め、暫定ながら世界王座を獲得した。
2011年10月5日、正規王者セルゲイ・ジンジラクの王座剥奪により、バイサングロフは正規王者に昇格した[2]。
2012年5月12日、ミッチェル・ソト(フランス)とWBO世界スーパーウェルター級王座の初防衛とIBO世界スーパーウェルター級王座の初防衛を懸け対戦し、3-0(116-111、117-111、115-112)の判定勝ちを収め、WBO世界スーパーウェルター級王座の初防衛とIBO世界スーパーウェルター級王座の初防衛に成功した。
2012年10月6日、キーウのスポーツ・パレスにて、WBO世界スーパーウェルター級暫定王者ルーカス・コネチ(チェコ)と王座統一戦を行い、3-0(119-109、117-111、118-110)の判定勝ちを収め、WBO世界スーパーウェルター級王座の王座統一に成功、同時に2度目の防衛に成功した。
2013年6月18日、バイサングロフ陣営のK2プロモーションズが興行権の入札に勝利し[3] 同年7月6日にキーウでWBO世界スーパーウェルター級2位のデメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)と指名試合を行う予定であったが、バイサングロフが練習中に背中を負傷したことで中止となった[4]。そこでWBOはアンドラーデとWBO世界スーパーウェルター級1位のバネス・マルティロスヤンによる王座決定戦を行うよう両陣営に通達を出し、アンドラーデ対マルティロスヤン戦の勝者にバイサングロフと180日以内の対戦義務を与えたのだが[5][6]、同年7月22日にWBOはバイサングロフがアンドラーデとの指名試合を行わなかったとしてWBO世界スーパーウェルター級王座をバイサングロフから剥奪することを決定した[7]。
2014年4月12日、1年6か月振りの復帰戦をグイド・ニコラス・ピッドとIBO世界スーパーウェルター級王座決定戦を行い、最終12回終了間際2分58秒TKO勝ちで王座獲得に成功した。
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ “12.World Junior Championships - Santiago de Cuba, Cuba - September 15-22 2002”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年5月22日閲覧。
- ^ “Dzinziruk Gets Stripped, Baysangurov The New Champ”. BoxingScene.com (2011年10月7日). 2011年10月7日閲覧。
- ^ “Andrade vs. Baysangurov Purse Bid is Won By K2”. BoxingScene.com (2013年4月15日). 2013年4月15日閲覧。
- ^ “Demetrius Andrade title fight off”. ESPN.com (2013年6月18日). 2013年6月18日閲覧。
- ^ “(07/06/2013) Zaurbek Baysangurov vs. Demetrius Andrade”. WBO公式サイト (2013年6月18日). 2013年6月18日閲覧。
- ^ “バイサングロフ負傷 アンドラーデ×バネスで決定戦?”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2013年6月19日). 2013年6月19日閲覧。
- ^ “BAYSANGUROV STRIPPED OF WBO BELT, ANDRADE IN LINE FOR VACANT TITLE”. World Boxing News (2013年7月22日). 2013年7月22日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集暫定王座決定戦 対戦者 マイク・ミランダ |
WBO世界スーパーウェルター級暫定王者 2011年7月30日 - 2011年10月5日 |
次暫定王者 正規認定により消滅 |
空位 前タイトル保持者 セルゲイ・ジンジラク |
WBO世界スーパーウェルター級王者 2011年10月5日 - 2013年7月22日(剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 デメトリアス・アンドラーデ |