ザンジバル島のストーン・タウン
ザンジバル島のストーン・タウン(ザンジバルとうのストーンタウン)は、タンザニアの東、インド洋に位置するザンジバルの街並みが登録された世界遺産物件。
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![]() ストーン・タウンの博物館 | |||
英名 | Stone Town of Zanzibar | ||
仏名 | La ville de pierre de Zanzibar | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (2), (3), (6) | ||
登録年 | 2000年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
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使用方法・表示 |
概要編集
ザンジバルはアフリカ大陸タンザニアの東に浮かぶ群島である。10世紀ごろからアラブ商人が定住し、大航海時代にはポルトガルが占領した。後にオマーン、さらにイギリスへと支配者が代わっていく。アフリカからの奴隷・象牙・金などの輸出、東西交易の中継、クローブ栽培などで栄えた。
主島であるウングジャ島(ザンジバル島)には首都(ザンジバル革命政府を参照)のザンジバルシティがあり、ストーン・タウンはその旧市街地である。支配層であるヨーロッパとアラブ双方から文化の影響を受け、3階建て以上の石造建築物が連なる街並みは、東アフリカ地域において特異な歴史的景観をなしている。
アクセス編集
ダルエスサラームから船または飛行機。
出身有名人編集
- フレディ・マーキュリー(ミュージシャン(クイーン))
- アブドゥルラザク・グルナ(作家)
登録基準編集
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
座標: 南緯6度9分53.8秒 東経39度11分55.64秒 / 南緯6.164944度 東経39.1987889度