ザ・キッチン』(原題: The Kitchen)は2019年に公開されたアメリカ合衆国犯罪映画である。監督はアンドレア・バーロフ、主演はメリッサ・マッカーシーティファニー・ハディッシュエリザベス・モスが務めた。本作はオリー・マスターズミン・ドイルが発表した漫画『The Kitchen』を原作としている。

ザ・キッチン
The Kitchen
監督 アンドレア・バーロフ
脚本 アンドレア・バーロフ
原作 オリー・マスターズミン・ドイルThe Kitchen
製作 マイケル・デ・ルカ
マーカス・ヴィシディ
製作総指揮 リチャード・ブレナー
ジェイソン・クロース
マイケル・ディスコ
アーロン・L・ギルバート
エリーシャ・ホームズ
デイヴ・ノイスタッター
アダム・シュラグマン
出演者 メリッサ・マッカーシー
ティファニー・ハディッシュ
エリザベス・モス
ドーナル・グリーソン
音楽 ブライス・デスナー
撮影 マリス・アルベルチ
編集 クリストファー・テレフセン
製作会社 ニュー・ライン・シネマ
ブロン・クリエイティヴ
マイケル・デ・ルカ・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース映画
公開 アメリカ合衆国の旗 2019年8月9日
日本の旗 劇場未公開
上映時間 102分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 3800万ドル[2]
興行収入 世界の旗 $15,118,144[3]
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本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2020年7月15日にiTunesで配信された[4]

概略

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1978年ニューヨークヘルズ・キッチン地区。同地区には質屋や性風俗店がひしめいており、アイルランド系マフィアの支配下に置かれていた。

キャシー、ルビー、クレアの3人はマフィアのメンバーと結婚しており、居心地が良いとはとても言えない同地区に暮らしていた。そんなある日、3人の夫(ジミー、ケヴィン、ロブ)がFBIに逮捕されてしまった。3人は夫がやっていた闇商売を引き継ぐことにしたが、当然の如く、敵対勢力との闘争に巻き込まれることになった。

キャスト

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製作

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2017年2月16日、アンドレア・バーロフが本作の監督に起用されたとの報道があった[5]。11月15日、ティファニー・ハディッシュの出演が決まったと報じられた[6]2018年2月13日、メリッサ・マッカーシーが本作に出演することになった[7]。3月、エリザベス・モスとマーゴ・マーティンデイルが起用された[8][9]。4月中旬、ドーナル・グリーソンとコモンが本作の出演交渉に臨んでいるとの報道があった[10][11]

マーケティング・興行収入

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2019年5月30日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[12]。7月16日、本作のファイナル・トレイラーが公開された[13]

本作は『Brian Banks』、『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』、『スケアリーストーリーズ 怖い本』、『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』と同じ週に封切られ、公開初週末に850万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[14]、実際の数字はこれを大きく下回るものとなった。2019年8月9日、本作は全米2745館で公開され、公開初週末に552万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場7位となった[15]。この数字はマッカーシーの主演作及びハディッシュの主演作(共に拡大公開作品に限る)としては過去最低の数字であった[16]

評価

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本作に対する批評家からの評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには127件のレビューがあり、批評家支持率は21%、平均点は10点満点で4.63点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「主演を務めた3人の才能豊かな女優はダラダラとしたストーリーを何とか鑑賞に堪えるものにしようと努力している。しかし、『ザ・キッチン』は乱雑な犯罪スリラー映画であり、複数箇所を根本から修正する必要がある。」となっている[17]。また、Metacriticには35件のレビューがあり、加重平均値は35/100となっている[18]。なお、本作のCinemaScoreはB-となっている[19]

出典

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  1. ^ ザ・キッチン”. 映画.com. 2020年6月24日閲覧。
  2. ^ The Kitchen”. Box Office Mojo. 2019年9月21日閲覧。
  3. ^ The Kitchen (2019)”. The Numbers. 2019年9月21日閲覧。
  4. ^ ザ・キッチン(吹替/字幕)”. iTunes. 2020年6月24日閲覧。
  5. ^ New Line's Female-Driven Mob Story 'The Kitchen' Finds Director (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2017年2月16日). 2019年8月9日閲覧。
  6. ^ ‘Girls Trip’ Breakout Tiffany Haddish Sets Two Movies With New Line and Universal (EXCLUSIVE)”. Variety (2017年11月15日). 2019年8月9日閲覧。
  7. ^ Melissa McCarthy To Star With Tiffany Haddish In New Line’s ‘The Kitchen’”. Deadline.com (2018年2月13日). 2019年8月9日閲覧。
  8. ^ Elisabeth Moss Joins Tiffany Haddish in Mob Drama 'The Kitchen' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年3月19日). 2019年8月9日閲覧。
  9. ^ Margo Martindale Joins Melissa McCarthy in New Line Crime Drama 'The Kitchen' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年3月29日). 2019年8月9日閲覧。
  10. ^ Domhnall Gleeson in Talks to Join Elisabeth Moss in New Line Crime Drama 'The Kitchen' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年4月16日). 2019年8月9日閲覧。
  11. ^ Common In Negotiations & James Badge Dale Set To Join Melissa McCarthy & Tiffany Haddish In ‘The Kitchen’”. Deadline.com (2018年4月18日). 2019年8月9日閲覧。
  12. ^ ‘The Kitchen’ Trailer: This Crime Drama Starring Elisabeth Moss, Tiffany Haddish, and Melissa McCarthy is No Laughing Matter”. /Film (2019年5月30日). 2019年8月9日閲覧。
  13. ^ ‘The Kitchen’ Trailer: Melissa McCarthy, Tiffany Haddish, and Elisabeth Moss Can Handle the Heat”. /Film (2019年7月16日). 2019年8月9日閲覧。
  14. ^ Holdovers Look to Fend Off Five New Wide Releases in Battle for Weekend #1”. Box Office Mojo (2019年8月8日). 2019年8月9日閲覧。
  15. ^ August 9-11, 2019”. Box Office Mojo. 2019年9月21日閲覧。
  16. ^ ‘Hobbs’ Hauls $25M; ‘Scary Stories’ Frighten ‘Dora’; ‘Kitchen’ Sinks Melissa McCarthy & Tiffany Haddish To Career B.O. Lows – Sunday Final”. Deadline.com (2019年8月11日). 2019年9月21日閲覧。
  17. ^ The Kitchen”. Rotten Tomatoes. 2019年8月9日閲覧。
  18. ^ The Kitchen (2019)”. Metacritic. 2019年8月9日閲覧。
  19. ^ 'Scary Stories' Leads Newcomers with $20.8M Debut as 'Hobbs & Shaw' Repeats at #1”. Box Office Mojo (2019年8月11日). 2019年9月21日閲覧。

外部リンク

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