ザ・ハプニングス・フォー

日本のグループ・サウンズ・バンド

ザ・ハプニングス・フォー(The Happenings Four)は、日本グループ・サウンズ バンド

ザ・ハプニングス・フォー
The Happenings Four
別名 サンライズ(1964年 - 1967年)
ザ・ハプニング・フォー+1(1969年 - 1972年)
出身地 日本の旗 日本
ジャンル グループ・サウンズ
ラテン・ロック
オルガン・ロック
ニュー・ロック
サイケデリック・ロック
プログレッシブ・ロック
活動期間 1964年 - 1972年
2001年 - 現在
レーベル 東芝音楽工業
キャピトル・レコード
Volt-age Records
事務所 アスカ・プロ(1966年)
渡辺プロダクション(1967年 - 1972年)
メンバー クニ河内キーボード/ピアノ
チト河内ドラムス
トメ北川ボーカル/パーカッション
篠原信彦(キーボード)
旧メンバー ペペ吉弘ベース

キーボード編成のギターレスなGSバンドとして異彩を放ち、後期にはプログレッシブなアプローチを展開。日本産プログレの草分け的存在としても評されている。1972年に解散したが、2001年に再始動を果たした。

概要 編集

1964年福岡市博多にて、クニとチトの河内兄弟を中心に結成したラテン・ロックバンド「サンライズ」が母体。1966年ミッキー・カーチスにスカウトされ上京し、ナイトクラブやキャバレーなどで活動する。

1967年黛敏郎らの命名で「ザ・ハプニングス・フォー」と改名し、同年11月、シングル「あなたが欲しい」でデビュー。

1969年、キーボードのシノ篠原(篠原信彦)が加入し、5人編成となる。Wキーボードを謳い文句に活動を続けたが、1972年に解散した。

2001年12月28日、篠原を除く4人が集結してバンドを再結成し、約30年ぶりとなるライブを神戸で行う。2002年には篠原も復帰し、多くのライブ活動を行う中でシングルやアルバムも発表。

2009年にペペ吉弘が死去。

ギター奏者が存在しない「ギターレス」の編成はGSでは珍しいものだったが、キーボード中心のユニークなサウンドとジャンルの幅広さが評価されている。ただし、水谷公生がギター奏者としてサポートメンバーだった時期もある。

メンバー 編集

現ラインナップ 編集

旧メンバー 編集

サンライズ期

ディスコグラフィー 編集

シングル 編集

  1. あなたが欲しい/何故?(1967年11月5日)
  2. 君の瞳を見つめて/あなたの側で(1968年3月10日)
  3. アリゲーター・ブーガルー/すてきなブーガルー(1968年5月5日)
  4. 夜明けのバラード/何も云わないで(1968年12月1日)
  5. あの夢からさめて/誓いのフーガ~エリナー・リグビー(1969年5月1日)
  6. 命短し/青春(1969年11月1日)
  7. 恋人たちの願い/永田町への道(1970年3月10日)
  8. 引潮・満潮/長い旅(1971年9月5日)
  9. トーキョー・ブーガルー/恋人よ(2002年3月10日)

オリジナルアルバム 編集

  1. マジカル・ハプニングス・トゥアー(1968年7月1日)
  2. クラシカル・エレガンス バロック&ロール(1969年5月1日)
  3. アウトサイダーの世界(1970年7月5日)
  4. 引潮・満潮(1971年8月5日)
  5. ハプニングス・ア・ゴーゴー(2005年1月22日)

企画盤 編集

  1. 決定版!R&Bベスト16(1971年)※8トラックカセット
「あなたが欲しい(別テイク)」以外は洋楽のカバー集。2008年に3曲を追加した「R&B Best 16+3」として再リリース。

ハプニング・ポップス名義 編集

  1. Happening Pops '68(1968年)

伊東きよ子&ザ・ハプニングス・フォー名義 編集

  1. きよ子と愛とメルヘンと(1969年)

ザ・ハプニングス・フォー&クニ・河内名義 編集

  1. 透明人間/クニ・河内とザ・ハプニングス・4の世界(1972年)

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ 「たっつぁんのまた会いたい人シリーズコンサート」にクニ河内さん出演”. ケンオー・ドットコム (2016年2月5日). 2019年5月14日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集