ザ・フォール・オブ・トロイ
ザ・フォール・オブ・トロイ (The Fall of Troy) は、アメリカ合衆国ワシントン州を拠点に活動しているポスト・ハードコアバンドである。
ザ・フォール・オブ・トロイ The Fall of Troy | |
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ボーカルのトーマス・エラック | |
基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 ワシントン |
ジャンル |
ポスト・ハードコア プログレッシブ・メタル |
活動期間 | 2002年 - 2010年 , 2013年 |
レーベル |
Lujo Records イコール・ヴィジョン・レコード |
共同作業者 |
ザ・ヒルズ・ハヴ・アイズ トリビューン |
公式サイト | 公式サイト |
メンバー |
トーマス・エラック フランク・ブラック アンドリュー・フォースマン |
特徴 編集
バンドの構成はトーマス・エラック(ボーカル、ギター)、フランク・ブラック(ボーカル、ベース)、アンドリュー・フォースマン(ドラム)の3人構成。
スクリームのパートがありセイオシンなどのファンが好んで聴くこともあり、当初はスクリーモバンドとしての認識が高かった。しかし、キング・クリムゾンなどのプログレッシブ・ロック、ブラッド・ブラザーズなどのポスト・ハードコアの影響が垣間見え、様々なジャンルの要素を取り入れたより実験的なサウンドを特徴とする。近年ではプログレッシブ・ロックバンドとしてカテゴリされている。
略歴 編集
- 2002年、ザ・サーティ・イヤーズ・ウォーのバンド名で結成。"Martyrs Among the Casualties"と"Live at the Paradox"の2枚のEPをリリースする。セカンドギターを勤めていたマイク・ムンローの脱退によりザ・フォール・オブ・トロイと改名。
- 2003年3月、ジョエル・M・ブラウンのプロデュースによりファーストフルアルバム『ザ・フォール・オブ・トロイ』レコーディング。学校の春休みを利用したわずか1週間で仕上げる。その当時メンバー全員17歳であった。
- 2003年11月4日、Lujo Recordsよりファーストフルアルバム『ザ・フォール・オブ・トロイ』をリリース(2006年8月22日、イコール・ヴィジョン・レコードより再発)。
- 2004年、自主制作でデモ版『ゴーストシップEP』をリリース。ヴォーカル、キーボードパートなしの全5曲。「マコーレー・マカルキン」はのちに『ドッペルゲンガー』に収録。その他の曲は2008年に発売予定の『ファントムズ・オブ・ザ・ホライズン』に曲を再構成して収録予定。
- 2005年3月、セカンドアルバム『ドッペルゲンガー』をレコーディング。
- 2005年8月16日、イコール・ヴィジョン・レコードよりセカンドアルバム『ドッペルゲンガー』をリリース。
- 2006年4月30日、アメリカ、オハイオ州コロンバスのザ・ベースメントでのライブの最後に突然の解散宣言。しかし、最終的には解散せず、後のインタビューでエラックはちょっとした冗談だったと語ったが、その真相は不明。
- 2006年12月、マイナス・ザ・ベアー、ボッチ、パール・ジャム、マストドンなどのプロデュース経験を持つマット・ベイルスのプロデュースにより、サードアルバム『マニピュレーター』をレコーディング。
- 2007年5月1日、イコール・ヴィジョン・レコードよりサードアルバム『マニピュレーター』をリリース。
- 2007年11月、ヴォーカル兼ベースをつとめていたティム・ワードがコヒード・アンド・カンブリアとのツアー中に脱退。新しく "...Of Stalwart Fads" のフランク・ブラックがヴォーカル兼ベースとして加わる。
- 2008年11月28日、イコール・ヴィジョン・レコードより『ゴーストシップEP』を元に再編成した8曲からなるアルバム『ファントムズ・オブ・ザ・ホライズン』をリリース。
- 2009年8月27日、
- 2009年10月6日、イコール・ヴィジョン・レコードよりフォースアルバム『イン・ザ・アンライクリー・イベント』をリリース。このアルバムではデフトーンズなどのプロデューズなどで知られるテリー・デートをプロデューサーに迎えた。
- 2010年2月、春のツアーを最後に解散を発表。
- 2013年12月27日~29日の3日間でこれまでのアルバムを完全再現するオリジナルメンバーによる再結成ライブを行うとフェイスブック上で発表。
サイドプロジェクト 編集
メタルコアバンド、ザ・ナンバー・トゥウェルヴ・ルックス・ライク・ユーとサイドプロジェクトとして『スピリットEP』のレコーディングを予定していたが、アイボール・レコードとイコール・ヴィジョン・レコードの間で折り合いがつかず、エラックとザ・ナンバー・トゥウェルヴ・ルックス・ライク・ユーのアレクシス・パレハが曲を書き上げているにもかかわらずプロジェクト自体が白紙の状態へ。
バンド名の由来 編集
学校の歴史の教科書をランダムに開きながら単語を拾い全員が納得する名前が出てくるまで何度も繰り返すという方法で、ザ・フォール・オブ・トロイというバンド名に決まった。そのためバンド名に深い意味はなく、歴史上の出来事の単語の組み合わせである。なお前身のバンドであるサーティ・イヤーズ・ウォーのバンド名を考えた時もこの方法であった。
なお「ドッペルゲンガー」に同名の曲が収められたトム・ウェイツにも、映画『デッドマン・ウォーキング』に提供された"The Fall Of Troy"という楽曲がある。
現メンバー 編集
- トーマス・エラック(ボーカル、ギター)
- ティム・ワード(ボーカル、ベース)
- アンドリュー・フォースマン(ドラム)
元メンバー 編集
- フランク・ブラック
ディスコグラフィー 編集
- ザ・フォール・オブ・トロイ - 2003年11月4日 - Lujo Records
- ゴーストシップEP - 2004年 - 自主制作
- ドッペルゲンガー - 2005年8月16日 - イコール・ヴィジョン・レコード
- マニピュレーター - 2007年5月1日 - イコール・ヴィジョン・レコード
- ファントムズ・オブ・ザ・ホライズン - 2008年11月28日 - イコール・ヴィジョン・レコード
- イン・ザ・アンライクリー・イベント - 2009年10月6日 - イコール・ヴィジョン・レコード
- OK - 2016年4月20日 - 自主制作