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シタディス(Citadis)は、アルストムグループのアルストム・トランスポール社(Alstom Transport)が展開する超低床電車のブランドである。TFS-2の後継型。

概要編集

タイプ編集

シタディス100

ポーランドにある子会社アルストム・コンスタル(Alstom-Konstal)で製造されたポーランド国内向け70%低床の3車体規格。

シタディス200
  • 202…
シタディス300
  • 301…3車体70%低床
  • 302…5車体100%低床
シタディス400
  • 401…5車体70%低床
  • 402…7車体100%低床
  • 403…ストラスブール向け。
シタディスX-04

シタディス300,400をベースに価格を抑えた100%低床規格でアルストム・コンスタル製。

シタディスX-05[1]

100%低床車両。

  • 205またはシタディス・コンパクト (Citadis-Compact)…全長22-25mの3連
  • 305…5連
  • 405…7連
シタディス500

トラムトレイン規格。レギオ・シタディスへ合流。

レギオ・シタディス (Regio-Citadis)

3車体70%低床車両で都心部の路面電車と郊外の鉄道線を直通するトラムトレイン規格である。最高速度を100km/hとしたほか、モーターの電源として直流・交流の他にディーゼル発電機が選べた。後継となるデュアリスの登場に伴い消滅。

シタディス・デュアリス (Citadis-Dualis)

鉄道線との直通が可能なトラムトレイン規格として登場。

地表給電編集

ボルドーの一部区間などでアルストムの子会社のイノレールが開発したイノレール式APS(地表給電)が使われている。

無架線走行システム編集

通常は架空電車線(架線)からパンタグラフを介して動力を得るが、停車時に車載バッテリーへ急速充電するオプションユニットがある。台車からの地表給電タイプ(SRS[2])と、パンタグラフから充電するタイプ(エコパック[3])の2種がある

導入した会社・路線編集

アフリカ編集

タイプ 編成 編成数 導入年 全長 (m) 全幅 (m) 備考
  アルジェリア
アルジェ
302 101 - 141 41 2010
  アルジェリア
コンスタンティーヌ
302 27
  アルジェリア
オラン
302 2010 30
  モロッコ
カサブランカ
302 74 2012 総括制御可能
  モロッコ
サレ&ラバト
302 22 2010
  チュニジア
チュニス
302 401 - 430 30 2007 32(64) 2,4 総括制御可能
()は2編成連結時

北米・中南米編集

国・町 タイプ 編成 編成数 導入年 全長 (m) 全幅 (m) 備考
  アルゼンチン
ブエノスアイレス
302 2 2007 32,5 2,40
  アルゼンチン
ブエノスアイレス
302 2 2008 2,40

アジア編集

国・町 タイプ 編成 編成数 導入年 全長 (m) 全幅 (m) 備考
  イスラエル
エルサレム
302 46 2009
  トルコ
イスタンブール
301 801-837 37 2009 28 2,65 総括制御可能
  アラブ首長国連邦
ドバイ
402 25 2011
  台湾
高雄
305 15 2019年予定 高雄ライトレール2期用。エコパックによる無架線走行対応[4]

ヨーロッパ編集

地元ヨーロッパでは多数の路線に納入している。特にフランスでは新たに導入されるトラムのほぼすべてをシタディスが占めており独占状態にある。

国・町 タイプ 編成 編成数 導入年 全長 全幅 備考
  フランス
アンジェ
302 17 2009 32,4 2,40
  フランス
オーバーニュ[5]
コンパクト 8 2014 22
  フランス
ボルドー
402 2201 - 2232
2301 - 2306
2501 - 2520
2801 - 2804
62 2002
2003
2005
2008
43,9 2,40 複電源対応(地表集電、架線集電)
  フランス
ボルドー
302 2241 - 2246
2541 - 2546
12 2002
2005
32,8 2,40 複電源対応(地表・架線)
  フランス
グルノーブル
402 6001 - 6035 35 2005 43 2,40
  フランス
グルノーブル
402 6036 - 6050 14 2009 43 2,40
  フランス ル・アーヴル ? 22 2011-2012
  フランス
ル・マン
302 01 - 23 23 2007 32,0 2,40
  フランス
リヨン
302 0801 - 0847 47 2000 32,4 2,40
  フランス
リヨン
302 0848 - 0857 10 2006 32,4 2,40
  フランス
リヨン
302 0858 - 0870 13 2009 32,4 2,40
  フランス
リヨン
302 0871 - 0873 3 2010 32,4 2,40
  フランス
モンペリエ
301 2001 - 2028 28 1999 - 2000 40,9
  フランス
モンペリエ
301 2029 - 2030 2 2000 40,9
  フランス
モンペリエ
302 2031 - 2033 3 2006 - 2007 32,5
  フランス
モンペリエ
302 2041 - 2064 24 2006 - 2007 32,5
  フランス
モンペリエ
402 23 43
  フランス
ミュルーズ
302 01 - 27 27 2005 - 2006 32,5
  フランス
ニース
302 01 - 20 20 2006 - 2007 33
  フランス
オルレアン
301 39 - 60 22 2000 29,9 2,32
  フランス
オルレアン
302 61 - 81 21 2010-2011 32,3 2,40
  フランス
パリ
302 0401 - 0413 13 2002 32,2 2,40 2号線用
  フランス
パリ
302 0414 - 0426 13 2003 32,2 2,40 2号線用
  フランス
パリ
302 0427 - 0442 16 2008 32,2 2,40 2号線用
  フランス
パリ
302 0442 - 0459 18 2010 32,2 2,40 2号線用
  フランス
パリ
402 0301 - 0321 21 2006 43,7 2,65 3号線用
  フランス
パリ
402 0322 - 0346 25 2012 43,7 2,65 3号線用
  フランス
パリ
302 19 2013 32,2 2,40 7号線用
  フランス
パリ
302 20 2014 32,2 2,40 8号線用
  フランス
パリ
405[6] 9号線用
  フランス
ランス
302 101 - 118 18 2010 32,4 2,40
  フランス
ルーアン
402 27 2011 - 2012 40-45 2,40
  フランス
ストラスブール
403 2001 - 2041 41 2005 - 2006 45,1 2,40
  フランス
トゥールーズ
302 18 2009 - 2010 32,4 2,40
  フランス
トゥール
21 2012 - 2013 43 2,40 地表集電
  フランス
ヴァランシエンヌ
302 33 2006 33 2,40
  フランス
ニース[7]
405 地表集電
 
アヴィニョン[8]
205
 
カーン[9]
305
  ドイツ
カッセル
レギオシタディス 701 - 718 18 2004 - 2005 36,8 2,65
  ドイツ
カッセル
レギオシタディス 751 - 760 9 2004 - 2005 36,8 2,65 ディーゼルエンジン搭載
  アイルランド
ダブリン
301 3001 - 3026 26 2003 - 2004 40 2,40 レッドラインで運用
  アイルランド
ダブリン
401 4001 - 4014 14 2003 - 2004 40 2,40 グリーンラインで運用
  アイルランド
ダブリン
401 5001 - 5026 26 2009 43 グリーンラインで運用
  オランダ
ハーグ
レギオシタディス 4001 - 4054 54 2006 36,8 2,65
  オランダ
ロッテルダム
302 2001 - 2060 60 2003 31,6 2,4 One way
  オランダ
ロッテルダム
302 2101-2153 53 2009 30 2,4 One way
  スペイン
ハエン
302 5 2010 32 2.40
  スペイン
バルセロナ
302 19 2004 32 2,65 Trambaix network
  スペイン
バルセロナ
302 18 2007 32 2,65 Trambesòs network
  スペイン
マドリード
302 70 2007 マドリード地下鉄
  スペイン
テネリフェ島
302 20 2007 32,2 2,40
  スペイン
ムルシア
302 11 2011 32 2.40
  イギリス
ノッティンガム
302 216 - 237 22 2014

オセアニア編集

国・町 タイプ Serie 編成数 導入年 全長 (m) 全幅 (m) 備考
  オーストラリア
アデレード
302 6 2010 2,4 マドリード向けCitadis 302のうちの余剰編成
  オーストラリア
メルボルン
202 3001 - 3036 36 2001 23,0 2,65
  オーストラリア
メルボルン
302 27 2005 - 2006 32,5 2,65
  オーストラリア
シドニー[10]
305

日本での実績編集

2017年現在、シタディスの日本での導入実績はないが、総合車両製作所は2013年6月にアルストムとの間でシタディスの日本市場への参入への協力のための覚書を締結しており、総合車両製作所のラインナップに加える事で積極的な営業活動を展開していくとしている[11]

脚注編集

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  1. ^ (英語)CITADIS X05 アルストム公式
  2. ^ (英語)SRS アルストム公式
  3. ^ (英語)CITADIS ECOPACK アルストム公式
  4. ^ (英語)Alstom awarded its first tramway contract in Taiwan2017-01-23,アルストム公式
  5. ^ (英語)Alstom inaugurates the first Citadis Compact as it enters commercial service in Aubagne2014-08-30,アルストム公式
  6. ^ (英語)Alstom to supply 22 Citadis trams to the STIF for line T9 in Ile-de-France2016-11-10,アルストム公式
  7. ^ (英語)Alstom to supply 6 additional Citadis trams and their innovative charging systems to the Nice Côte d’Azur Metropole2017-12-15,アルストム公式
  8. ^ (英語)CITADIS Tramway for Avignon アルストム公式
  9. ^ (英語)Alstom to supply 23 trams to the agglomeration of Caen la Mer2016-11-08,アルストム公式
  10. ^ (英語)Alstom delivers world’s first Citadis X05 Light Rail Vehicle to Sydney, Australia2017-08-01,アルストム公式
  11. ^ Alstom製 LRTシステム Citadis2017年11月29日閲覧

関連項目編集

外部リンク編集