シチズンファインデバイス

日本の山梨県南都留郡富士河口湖町にある精密機器メーカー
シチズンミヨタから転送)

シチズンファインデバイス株式会社は、山梨県南都留郡富士河口湖町に本社を置くシチズングループの水晶振動子や光学部品などを製造するメーカー。

シチズンファインデバイス株式会社
CITIZEN FINEDEVICE CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 7770
1994年3月 - 2005年9月
本社所在地 日本の旗 日本
401-0395
山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-2
設立 1959年7月28日
業種 精密機器
法人番号 7100001007746 ウィキデータを編集
事業内容 水晶振動子、光学部品、精密機器、自動車部品
代表者 代表取締役社長 近藤 隆造
資本金 17億5,312万円
売上高 242億3800万円
(2023年03月31日時点)[1]
営業利益 4億2400万円
(2023年03月31日時点)[1]
経常利益 13億3600万円
(2023年03月31日時点)[1]
純利益 1億8900万円
(2023年03月31日時点)[1]
総資産 281億7900万円
(2023年03月31日時点)[1]
決算期 3月末日
主要株主 シチズン時計 100%
主要子会社 シチズンマイクロ株式会社
シチズン千葉精密株式会社
株式会社フジミ
外部リンク cfd.citizen.co.jp
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沿革 編集

  • 1959年 - 御代田精密株式会社を設立、翌年腕時計専業として生産ライン操業開始。
  • 1963年 - 軸受石生産の専業メーカーとしてシメオ精密株式会社を外資系合弁として旧大沢商会ほか3社により設立、後に当時のメインバンク・第一勧銀の支援もありシチズン時計の傘下に入る。
  • 1970-80年代 - 時計用部品類の生産、及び電子・クオーツ腕時計の組立生産へ参入。併せて自動生産ライン(1975)も導入。
    • この時期から腕時計用クオーツムーブメントの外販を開始。中でも1981年に開発したアナログ式クオーツムーブメント「MIYOTA Cal.2035」とその派生型は2022年時点でも生産が続けられ、シチズン系廉価品以外にも、世界各国で有名無名の廉価帯腕時計用の汎用ムーブメントとして広範に多用されている。40年以上の累計生産個数は数十億個に達しているとみられる。[注釈 1][注釈 2]
  • 1991年 - 社名をミヨタ株式会社に変更。
  • 1994年 - 株式を店頭公開(現在のジャスダック)。
  • 2005年 - シチズン時計の完全子会社となり上場廃止、同時に社名をシチズンミヨタ株式会社に変更。
  • 2008年 - シチズンファインテック株式会社(旧シメオ精密)と合併。社名をシチズンファインテックミヨタ株式会社に変更。
  • 2010年 - シチズン時計ミヨタ株式会社(2013年シチズン時計マニュファクチャリング株式会社に統合)を会社分割により設立。
  • 2015年 - シチズンセイミツ株式会社と合併。社名をシチズンファインデバイス株式会社に変更。本社を長野県北佐久郡御代田町から山梨県富士河口湖町に移転。

事業所 編集

子会社 編集

旧子会社
  • シチズンセイミツ八戸株式会社(青森県八戸市
    経営不振により2015年5月20日閉鎖[2]。同年9月9日特別清算開始[3]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 時計ジャーナリストの広田雅将が2016年に語ったところによれば、Cal.2035の累計生産個数は30億個を超えているという。もはや人類のインフラだ カシオ F-91W
  2. ^ 2022年時点のシチズンファインデバイス自社サイトでは、MIYOTA Cal.2035シリーズが1999年時点で累計17億個、2005年時点で累計36億個を達成しており、2000番台シリーズのベーシックなムーブメントを佐久工場の自動化ラインにおいて毎秒1個生産できるとしている。[1]

出典 編集

  1. ^ a b c d e シチズンファインデバイス株式会社 第95期決算公告
  2. ^ シチズンセイミツ八戸が20日閉鎖へ(Googleキャッシュ)
  3. ^ シチズンセイミツ八戸(株)(青森)/特別清算開始決定

外部リンク 編集