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株式会社シベールは、山形県山形市に本社を置き、パン洋菓子などの製造販売や飲食事業などを手掛ける企業。

株式会社 シベール
CYBELE Co., Ltd.
CYBELE Co., Ltd. 1.JPG
本社社屋
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 2228
2005年7月29日 - 2019年2月18日
本社所在地 日本の旗 日本
990-2338
山形県山形市蔵王松ケ丘2-1-3
設立 1970年(昭和45年)10月14日[1]
業種 食料品
法人番号 5390001000864
事業内容 食品製造・販売
代表者 代表取締役社長 黒木誠司
資本金 4億8,835万5000円
(2018年8月31日現在)[1]
発行済株式総数 1,806,800株
(2018年8月末)
売上高 26億7092万6000円
(2018年8月期)
営業利益 △1億7865万2000円
(2018年8月期)
純利益 △3億131万6000円
(2018年8月期)
純資産 8億6347万3000円
(2018年8月31日現在)
総資産 28億2646万2000円
(2018年8月31日現在)
従業員数 167名
(2018年8月末)
決算期 8月末
会計監査人 新日本有限責任監査法人
主要株主 ムゲン 13.07%
公益財団法人弦地域文化支援財団 10.09%
東京中小企業投資育成 5.85%
山形銀行 4.87%
シベール社員持株会 1.25%
(2018年8月末)
関係する人物 特別顧問 熊谷眞一
外部リンク www.cybele.co.jp
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目次

概要編集

1966年10月、熊谷眞一が創業する。

創業から約10年後、売れ残りのフランスパンラスクとして販売したことが評判を呼び[2]、贈答用ラスクを販売していた企業としては異例の株式公開を遂げた[3]

しかし、ラスクブームが一巡。2017年8月期単独決算では、営業、経常、最終の各損益ともに2期連続赤字を計上した[4]。こうした事態を受け、2017年11月に経営改革を進めるべく中期事業計画を策定。それに沿って、同年11月末で山形市馬見ケ崎の北店2階のレストランを閉店。2018年3月末にはエキュート立川店も閉め、東京圏から完全撤退した。こうした施策を通じ経営効率化を進め、集客効果の高いパンと収益率の高い菓子を柱に据え、仙台圏で知名度を上げ、増収に努め黒字化を図りたいとしていた[5]

2018年8月期も赤字となり、2019年1月18日が支払期限である債務の支払いが困難であることから、2019年1月17日に山形地方裁判所民事再生法適用を申請し、同年2月13日に山形地方裁判所から民事再生手続開始決定を受けた[6]。申請当日に山形市内で記者会見を行った黒木誠司社長は、「ラスクの成功で上場まで到達した。ガトーフェスタ・ハラダなどのライバル企業が出現しても成功体験から抜け出せなかった」などと会見した[1][7][8]

なお、本社敷地内にある複合文化施設「シベールアリーナ&遅筆堂文庫山形館」は、熊谷眞一が設立した弦地域文化支援財団が運営するため、財団は「別組織のため影響はない。今後も予定通り運営する」とコメントしている[9]

ASフーズへ事業譲渡編集

民事再生スポンサー候補にはオールハーツ・カンパニー(愛知県名古屋市)など山形県外の企業数社が名乗りを上げていたが[10][11]山梨県中央市に本社があるASフーズにスポンサー候補を絞り、ASフーズとの間で最終交渉を行い[12]、2019年4月3日に全事業をASフーズへ譲渡する契約を締結した[13][14]

ASフーズはシベールの事業を譲受する新会社であるシベール(新社)を設立し、2019年6月3日にシベールの全事業を譲受する予定である。シベール(新社)の本社は同じ山形市蔵王松ケ丘に置かれ、新社の社長はASフーズの小田切一哉社長が兼務する。ASフーズの小田切社長は「シベールのラスクや焼き菓子を、違うブランドを付けてASフーズの販路で扱うことで相乗効果が期待可能」「シベールの工場自体の稼働率が低かった」などとコメントした。シベール(旧社)は事業譲渡後も民事再生手続を継続する[13][14][15]

製造販売物編集

沿革編集

 
シベールアリーナ
  • 1966年(昭和41年)10月 - 洋菓子の店「シベール」を熊谷眞一が創業。
  • 1970年(昭和45年)10月14日 - 有限会社「シベール」設立[16]
  • 1981年(昭和56年)11月20日 - 株式会社「シベール」となる。
  • 2000年(平成12年)2月 - 本社を山形市蔵王松ケ丘二丁目1番3号に移転[16]
  • 2004年(平成16年)10月 - 東京都港区南青山に「麦工房 東京店」を開設[16]
  • 2005年(平成17年)7月29日 - JASDAQ上場(証券コード:2228)[17]
  • 2006年(平成18年)2月 - 仙台圏の洋菓子製造工場を川崎町に移転新築[16]
  • 2007年(平成19年)9月 - 富山県富山市大和富山店内に「麦工房 富山店」を開設[16]
  • 2008年(平成20年)9月 - ファクトリーパーク内に複合施設「シベールアリーナ&遅筆堂文庫」を開設。
  • 2010年(平成22年)5月 - 佐島清人専務が社長に昇格[18]
  • 2015年(平成27年)11月 - 山形銀行出身の黒木誠司専務が社長に昇格[8][19]
  • 2019年(平成31年 /令和元年)
    • 1月17日 - 山形地裁へ民事再生法の適用を申請。負債19億6200万円[1][20]
    • 2月13日 - 山形地裁から民事再生手続開始決定を受ける[6]
    • 2月18日 - JASDAQ上場廃止[21]
    • 6月3日 - 山梨県中央市に本社があるASフーズが設立したシベール(新社)へ全事業を譲渡する予定。シベール(旧社)は民事再生手続継続[13][14][15][22]

店舗編集

  • 20店舗(山形地区12店、仙台地区8店)

脚注編集

  1. ^ a b c d TSR速報 (株)シベール”. 東京商工リサーチ (2019年1月17日). 2019年1月18日閲覧。
  2. ^ “三田村蕗子の「出張スィーツ」「成り上がり」スイーツ、ラスクがデパ地下を救うワケ”. 日経ビジネスオンライン. (2009年3月30日). http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090327/190302/?P=1 2014年2月1日閲覧。 
  3. ^ 「ものづくり探訪 5 シベール 甘い香りのラスクに笑顔」『読売新聞』山形版 2017年5月9日
  4. ^ “シベール、東京圏の全店閉鎖 ラスクブーム一巡”. 日本経済新聞. (2017年10月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22314140W7A011C1L01000/ 2017年11月16日閲覧。 
  5. ^ “シベール中期計画、山形・仙台圏に集中 東京から撤退、今期で黒字転換”. 山形新聞. (2017年11月16日). http://www.yamagata-np.jp/news/201711/16/kj_2017111600319.php 2017年11月17日閲覧。 
  6. ^ a b “シベールの再生法申請、手続き開始決定 山形地裁”. 山形新聞. (2019年2月14日). http://www.yamagata-np.jp/news/201902/14/kj_2019021400258.php?keyword=%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB 2019年2月18日閲覧。 
  7. ^ “<シベール>再生法申請、負債19億円「過去の成功体験から脱することできず」”. 河北新報. (2019年1月18日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190118_52022.html 2019年1月18日閲覧。 
  8. ^ a b “ラスクのシベールが民事再生 ブーム去り資金繰り難”. 日本経済新聞. (2019年1月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4015355017012019000000/ 2019年1月18日閲覧。 
  9. ^ “ラスク競争激化で赤字続き シベール「成功体験抜け出せず」”. 山形新聞. (2019年1月18日). http://www.yamagata-np.jp/news/201901/18/kj_2019011800315.php 2019年1月18日閲覧。 
  10. ^ “シベールのスポンサー候補に県外数社が名乗り”. 山形新聞. (2019年2月22日). http://yamagata-np.jp/news/201902/22/kj_2019022200410.php 2019年3月2日閲覧。 
  11. ^ “シベール支援、名古屋の企業が候補に”. 山形新聞. (2019年1月19日). http://yamagata-np.jp/news/201901/19/kj_2019011900341.php 2019年1月20日閲覧。 
  12. ^ “シベール、山梨の企業と最終交渉 譲渡額10億円弱か”. 山形新聞. (2019年3月31日). http://yamagata-np.jp/news/201903/31/kj_2019033100562.php 2019年3月31日閲覧。 
  13. ^ a b c “<シベール>山梨のASフーズに事業譲渡、9億5000万円 店舗と従業員の雇用は維持”. 河北新報. (2019年4月4日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190404_52004.html 2019年4月4日閲覧。 
  14. ^ a b c “シベールの譲渡先に山梨の菓子メーカー”. 日本経済新聞. (2019年4月4日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43290290T00C19A4L01000/ 2019年4月4日閲覧。 
  15. ^ a b “ラスク販売のシベール、山梨の食品会社に事業譲渡”. 産業経済新聞社. (2019年4月4日). https://www.sankei.com/economy/news/190404/ecn1904040009-n1.html 2019年4月4日閲覧。 
  16. ^ a b c d e 「沿革」『株式会社シベール S1006F33:有価証券報告書 ‐ 第45期』
  17. ^ “株式会社シベール”. 山形コミュニティ新聞. (2006年9月22日). http://www.yamacomi.com/239.html 2014年2月1日閲覧。 
  18. ^ “シベール社長に佐島氏”. 日本経済新聞. (2010年5月18日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD1807S_Y0A510C1TJ2000/ 2014年2月1日閲覧。 
  19. ^ “シベール社長に黒木氏”. 日本経済新聞. (2015年10月15日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ15HNB_V11C15A0TJC000/ 2015年11月27日閲覧。 
  20. ^ 株式会社シベール 民事再生法の適用を申請”. 株式会社帝国データバンク. 2019年1月17日閲覧。
  21. ^ 上場廃止等の決定:株式会社シベール”. 東京証券取引所 (2019年1月17日). 2019年1月18日閲覧。
  22. ^ 事業譲渡契約締結に関するお知らせ”. シベール (2019年4月3日). 2019年4月4日閲覧。

外部リンク編集