ショーン・ノリン

アメリカの野球選手 (1989 - )

ショーン・パトリック・ノリンSean Patrick Nolin, 1989年12月26日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ナッソー郡シーフォード出身のプロ野球選手投手)。左投左打。

ショーン・ノリン
Sean Nolin
マイアミ・マーリンズ (マイナー)
オークランド・アスレチックス時代
(2015年9月22日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューヨーク州ナッソー郡シーフォード
生年月日 (1989-12-26) 1989年12月26日(34歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト6巡目
初出場 MLB / 2013年5月24日
NPB / 2020年8月29日
KBO / 2022年4月3日
最終出場 NPB / 2020年9月26日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

2008年MLBドラフト50巡目(全体1492位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名されたが、サンジャシント大学へ進学した。

2009年MLBドラフト48巡目(全体1433位)でシアトル・マリナーズから指名されたが、サンジャシント大学ノースキャンパスへ編入した。

プロ入りとブルージェイズ時代 編集

2010年MLBドラフト6巡目(全体186位)でトロント・ブルージェイズから指名され、7月13日に契約。傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズで1試合に登板し、8月にA-級オーバーン・ダブルデイズへ昇格。6試合に登板し、0勝2敗・防御率6.05だった。

2011年はA級ランシング・ラグナッツで25試合に登板し、4勝4敗1セーブ・防御率3.49だった。

2012年はA+級ダニーデン・ブルージェイズで17試合に登板し、9勝0敗・防御率2.19だった。8月にAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツへ昇格。3試合に登板し、1勝0敗・防御率1.20だった。

2013年はAA級ニューハンプシャーで開幕を迎え、5月24日にブルージェイズとメジャー契約を結んだ[1]。同日のボルチモア・オリオールズ戦で先発起用されメジャーデビュー。1.1回を投げ7安打6失点の乱調で、メジャー初黒星を喫した[2]。翌25日にAA級ニューハンプシャーへ降格した[3]。この年は1試合の登板にとどまった。

2014年3月16日にAAA級バッファロー・バイソンズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。

アスレチックス時代 編集

2014年1月28日にジョシュ・ドナルドソンとのトレードで、ブレット・ロウリーフランクリン・バレトケンドール・グレーブマンと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した[4]

2015年は開幕に出遅れて5月に戦列復帰。3Aでプレー後、9月にメジャー昇格を果たしてシーズン終了まで先発ローテーションとして起用された。6試合に登板し、防御率5.28だったが、メジャー初勝利を挙げた。

2016年2月12日にクリス・デービスの加入に伴い、DFAとなった[5]

ブルワーズ傘下時代 編集

2016年2月22日にウェイバー公示を経てミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[6]。開幕から15日間の故障者リストに入り、4月2日に60日間の故障者リストに移行した[7]。10月28日に40人枠から外れ、AAA級コロラドスプリングス・スカイソックスに降格した[7]

2017年11月6日にFAとなった。

ロッキーズ傘下時代 編集

2018年2月18日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。2Aに配属されたが、故障で開幕に出遅れて5月下旬に戦列復帰した。この年は主にリリーフとして起用された。11月2日にFAとなった。

ホワイトソックス傘下時代 編集

2019年2月28日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。2Aで4試合に登板したが結果を残せず、4月25日に契約解除された。

独立リーグ時代 編集

2019年5月5日に独立リーグアトランティック・リーグロングアイランド・ダックスに所属。8試合に登板して無傷の6勝を挙げた。

マリナーズ傘下時代 編集

2019年7月7日に金銭トレードでシアトル・マリナーズに移籍。AAA級タコマ・レイニアーズに配属され、15試合で6勝を挙げた。11月4日にFAとなった。

西武時代 編集

2019年12月6日に埼玉西武ライオンズが獲得を発表した[8]。背番号は49[9]

2020年8月29日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天生命パーク宮城)でNPB初勝利を挙げた[10]。 12月2日に来季の契約を結ばない旨が発表され[11]、同日付で自由契約公示された[12]

ナショナルズ時代 編集

2021年4月25日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、AAA級ロチェスター・レッドウイングスに配属された[7]。8月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。オフの11月3日にFAとなったが、9日にマイナー契約で再契約した[14]

起亜時代 編集

2022年1月9日、KBOリーグ起亜タイガースに入団したと発表された[15]。同年オフに自由契約となった[16]

投球スタイル 編集

オーバースロー、サイドスロー2段モーショントルネードクイックなどの多彩なフォームを打者や状況によって使い分ける投球が特徴である[17][18][19]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2013 TOR 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 11 1.1 7 1 1 0 0 0 0 0 6 6 40.50 6.00
2014 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 1.0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 9.00 1.00
2015 OAK 6 6 0 0 0 1 2 0 0 .333 134 29.0 35 4 12 0 0 15 3 1 19 17 5.28 1.62
2020 西武 5 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 96 21.1 22 3 10 1 1 21 0 0 16 16 6.75 1.50
2021 WSH 10 5 0 0 0 0 2 0 0 .000 123 26.2 32 4 13 0 2 20 0 0 13 13 4.39 1.69
MLB:4年 18 12 0 0 0 1 5 0 0 .167 272 58.0 75 10 26 0 2 35 3 1 39 37 5.74 1.74
NPB:1年 5 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 96 21.1 22 3 10 1 1 21 0 0 16 16 6.75 1.50
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



投手












2013 TOR 1 0 0 0 0 ----
2014 1 0 0 0 0 ----
2015 OAK 6 0 1 0 0 1.000
2020 西武 5 0 1 0 0 1.000
MLB 8 0 1 0 0 1.000
NPB 5 0 1 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録 編集

NPB 編集

初記録

背番号 編集

  • 35(2013年 - 2014年)
  • 47(2015年)
  • 49(2020年)
  • 74(2021年)
  • 37(2022年)

脚注 編集

  1. ^ "Blue jays place Oliver on Disabled List" (Press release) (英語). MLB.com (Toronto Blue Jays). 23 May 2013. 2016年2月18日閲覧
  2. ^ Scores for May 24, 2013”. ESPN (2013年5月24日). 2016年2月18日閲覧。
  3. ^ "Blue Jays recall Thad Weber" (Press release) (英語). MLB.com (Toronto Blue Jays). 25 May 2013. 2016年2月18日閲覧
  4. ^ Michael Clair (2014年11月29日). “A's trade homer-robot Josh Donaldson to Blue Jays in exchange for dance-machine Brett Lawrie” (英語). MLB.com. 2016年2月18日閲覧。
  5. ^ Jane Lee (2016年2月12日). “A's land slugging outfielder Davis from Brewers” (英語). MLB.com. 2016年2月18日閲覧。
  6. ^ Adam McCalvy (2016年2月22日). “Nolin claimed off waivers, joins 40-man roster” (英語). MLB.com. 2016年2月23日閲覧。
  7. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2021年5月30日閲覧。
  8. ^ 選手契約について”. 西武ライオンズ オフィシャルサイト (2019年12月6日). 2020年1月30日閲覧。
  9. ^ ショーン・ノリン投手、コーリー・スパンジェンバーグ選手 入団会見”. 西武ライオンズ オフィシャルサイト (2020年1月29日). 2020年1月30日閲覧。
  10. ^ 西武ノリン来日初登板で初勝利 楽天塩見5敗目”. 日刊スポーツ (2020年8月29日). 2020年9月3日閲覧。
  11. ^ 埼玉西武ライオンズ選手契約について|埼玉西武ライオンズ”. 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト (2020年12月2日). 2021年1月3日閲覧。
  12. ^ 自由契約選手 | 2020年度公示 | NPB.jp 日本野球機構”. NPB. 2021年1月3日閲覧。
  13. ^ Nationals Select Sean Nolin” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月11日閲覧。
  14. ^ Nationals Re-Sign Sean Nolin, Alberto Baldonado” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年11月16日閲覧。
  15. ^ “元西武の左腕ショーン・ノリンが韓国KIAに入団 昨季メジャーで0勝2敗”. 日刊スポーツ. (2022年1月9日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/202201090000241_m.html?mode=all 2022年1月9日閲覧。 
  16. ^ “2023年保留選手名簿発表 除外された選手は自由契約に”. Daily Korean Pro Baseball. (2022年12月1日). https://takefumif.hatenablog.com/entry/2022/12/01/190353 2022年12月1日閲覧。 
  17. ^ 西武ノリン初勝利、多彩フォーム「全部使ってない」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2020年8月29日). 2020年9月7日閲覧。
  18. ^ 西武ノリンが変幻自在の“二刀流”投法 森証言「軌道全く違う」”. 西日本スポーツ (2020年2月3日). 2020年9月7日閲覧。
  19. ^ 西武・ノリン 来日初登板初勝利!多様なフォームで相手を幻惑/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2020年8月30日). 2020年9月7日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集