シリアへ旅立ちながら

シリアに旅立ちながら(Partant pour la Syrie)とは1807年頃に作曲された、後のフランス第二帝国の非公式の準国歌である。

シリアへ旅立ちながら
関連画像
オルタンス・ド・ボアルネが、ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ皇后とウジェニー・ド・モンティジョ皇后の前で「シリアに旅立ちながら」を歌っている絵画(架空の絵とされる)。
作詞 アレクサンドル・ド・ラボルドフランス語版
作曲 オルタンス・ド・ボアルネ
言語 フランス語
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概要編集

フランス第二帝政時代に使用された非公式の国歌であるが、当時フランスではこの歌を国歌として事実上採用している。しかし、現在のフランス共和制のため、使用されておらず、現在のフランス人にもあまり認知されていない国歌である[1]

ナポレオン3世の母のオルタンス・ド・ボアルネが口ずさんだメロディーをもとに作られた曲(国歌)であり、第二帝政期には国歌の代わりとしてナポレオン三世の前で盛んに演奏されたものとされている[2]

人気編集

この国歌は当時、ラ・マルセイエーズが疑惑を持って見なされていた時代であったため、第一帝国の残りの期間に人気があった。

また、ホルテンスはアレネンバーグに亡命し、フランス復古王政の間にボナパルティズムの層に人気があったとされる。

歌詞編集

Partant pour la Syrie,
Le jeune et beau Dunois,
Venait prier Marie
De bénir ses exploits
Faites, Reine immortelle,
Lui dit-il en partant,
Que j'aime la plus belle
Et sois le plus vaillant.

Il trace sur la pierre
Le serment de l'honneur,
Et va suivre à la guerre
Le Comte son seigneur ;
Au noble vœu fidèle,
Il dit en combattant :
Amour à la plus belle,
Honneur au plus vaillant.

On lui doit la Victoire.
Vraiment, dit le seigneur ;
Puisque tu fais ma gloire
Je ferai ton bonheur.
De ma fille Isabelle,
Sois l'Epoux à l'instant,
Car elle est la plus belle,
Et toi le plus vaillant.

A l'Autel de Marie,
Ils contractent tous deux
Cette union Chérie
Qui seule rend heureux.
Chacun dans la chapelle
Disait en les voyant :
Amour à la plus belle,
Honneur au plus vaillant.

シリアへと出発する、
 若くてハンサムなデュノアは
 聖母マリアに頼みに行ったのだ、
 彼の英雄的な行為が、
 不滅の女王に祝福されんことを。
 彼は去り際に言った:
 私は最も美しい者を愛している、
 そして、(私は)最も勇敢になろう。

 彼は石に刻んでいる
 名誉の誓いを
 そして戦争に行く
 伯爵、彼の主のために。
 高貴な誓いに忠実である
 彼は戦いながら言った:
 最も美しい者に愛を、
 最も勇敢な者に栄誉を。

 勝利はあなたのおかげです、と
 まことに主は仰せられる。
 あなたが私の栄光を確立してくれたから、
 あなたを幸せにしよう、
 娘のイザベラを
 あなたの妻にしたまえ
 彼女は最も美しく、
 あなたは最も勇敢である。

 マリアの祭壇で、
 二人は誓い合った
 この親愛なる絆は
 それだけで幸せをもたらす。
 礼拝堂にいるみんなが
 それらを見て言った。
 最も美しい者に愛を、
 最も勇敢な者に栄誉を。

歴代フランス国歌・準国歌編集

関連項目編集

外部リンク編集

出典編集

  1. ^ 動物の謝肉祭(2台ピアノ) 化石/Le carnaval des animaux "Fossiles" - サン=サーンス - ピティナ・ピアノ曲事典” (日本語). piano.or.jp. 2021年8月18日閲覧。
  2. ^ ナポレオンは軍事の天才か、女性差別・奴隷制復活の独裁者か 死から200年” (日本語). www.afpbb.com. 2021年8月18日閲覧。