シロハラチュウシャクシギ
シロハラチュウシャクシギ(白腹中杓鷸、学名:Numenius tenuirostris)は、チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種である。
シロハラチュウシャクシギ | ||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Numenius tenuirostris Vieillot, 1817 | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
シロハラチュウシャクシギ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Slender-billed Curlew |
分布 編集
シベリアの中部から西部で繁殖し、冬季はアフリカ北部に渡り越冬する。
形態 編集
体長約41cm。頭から体の上面は淡褐色で黒褐色の軸斑がある。下背から上尾筒は白く飛翔時には割合目立つ。胸から腹は白く胸と脇に黒い斑が連なっているが、斑はハート型に見えなくはない。
生態 編集
世界的な希少種で、全世界での生息数は200-400羽とされていたが、減少が著しく絶滅が危惧されている。2007年時点において推定50羽。 かつて数少ない越冬地のひとつであったモロッコでは1994年に確認されたのが最後。1995年にイタリア南部で20羽が発見されたがその後の情報は不明。
ダイシャクシギとよく似た声で鳴く。
参考文献 編集
- 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥』、日本野鳥の会