シング (セサミストリートの曲)

セサミストリートの挿入歌

シング」(Sing)は、テレビ番組『セサミストリート』の挿入歌として発表された楽曲で、ジョー・ラポソ英語版の作詞、作曲による。カーペンターズ1973年にシングルで発表するなど、幅広くカバーされている。

解説 編集

シング
カーペンターズシングル
初出アルバム『ナウ・アンド・ゼン
B面  ドリシラ・ペニー
 愛は夢の中に
リリース
ジャンル ポップス
レーベル A&Mレコード
作詞・作曲 ジョー・ラポソ
チャート最高順位
カーペンターズ シングル 年表
愛にさよならを
(1972年)
シング
(1973年)
イエスタデイ・ワンス・モア
(1973年)
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みんなのうた
シング
歌手 今陽子杉並児童合唱団
作詞者 ジョー・ラポソ
星加ルミ子(訳詞)
作曲者 ジョー・ラポソ
編曲者 小野崎孝輔
映像 実写
初放送月 1973年8月
再放送月 2022年12月-2023年1月(ラジオのみ)
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番組内では多くの歌い手によって歌われている。『セサミストリート』のアルバムには、児童合唱による歌唱が収録されることが多い。『セサミストリート』の楽曲を収録した日本盤アルバム『セサミストリート ベスト・ヒット・アルバム〜人気いっぱいソング』(1999年発売)での邦題は「うたおうよ」、『セサミストリート プラチナム・オールタイム・フェイバリッツ』(2009年発売)での邦題は「シング(歌おう!)」。

カーペンターズは、ABCテレビ(米国)の番組に出演した際、子供たちがこの曲を歌うのを聴いて、自身も取り上げることにした[1]

カーペンターズのレコーディングでは、ジミー・ジョイス少年少女合唱団がコーラスで参加。コンサートでこの歌を歌うときも、児童合唱団をバックコーラスにして歌うことが多い。1974年の日本ツアーでは、地元の合唱団と共に日本語で歌われた。大阪公演で京都少年少女合唱団と共演した模様は、アルバム『ライヴ・イン・ジャパン』に収録され、東京公演でひばり児童合唱団と共演した時の映像はDVD『ライブ・イン・ジャパン』などで見ることができる。

さらに、2010年4月に発売されたゲーム『メタルギアソリッド ピースウォーカー』では、エンディングの曲として使われているなど、今でも色あせない歌である。

この曲のスペイン語版を収録しているアルバム(『フロム・ザ・トップ』など)も存在する。

2020年9月12日日本テレビ系列で放送された『THE MUSIC DAY 2020 人はなぜ歌うのか?』のテーマ曲にも使用された。

歌いやすいメロディー、簡単な単語や英文法が使われているため、中学校1年生の英語の教科書に掲載されている。

CMでの使用例 編集

2001年から塩野義製薬が企業イメージCM「SONG For you」で起用。2012年にはカルピスのブランドCM「カルピスのやさしさを、未来へ。」篇でも使用された[2]

カヴァー 編集

みんなのうた 編集

  • 前述の通り、NHKの『みんなのうた』で今陽子と杉並児童合唱団によって放送。星加ルミ子が訳詞を手掛け、小野崎孝輔が編曲した。星加の日本語詞はカーペンターズによる『ライブ・イン・ジャパン』でも採用された。
  • 今はピンキーとキラーズ時代の1969年に『あそぼうよ』を歌って以来で、ソロとしては最初で最後。
  • 放送ではイントロが縮小、2番は1番歌詞を引き続き使用し、最後のリフレイン部分と間奏がなくなって直接コーダ(合唱)に入った。
  • 映像が現存しないため、DVD化はされていない。また日本放送出版協会発行の楽譜集『NHKみんなのうた』には第15巻に収録されていたが、その後の再発では著作権の関係上削除されてしまった。
  • 前述の通り映像は現存しない。発掘プロジェクトにより音声が提供され、引き続き良質音声の提供を呼びかけていたが、2022年10月に良質音声が発掘された。そして2022年12月、ラジオのみではあるが49年振りに再放送された。

脚注 編集