シンデレラ (バンド)

シンデレラ(Cinderella)は、アメリカ合衆国出身のロックバンド。同東海岸のハードロックグラムメタル(ヘアメタル)の分野で活躍したグループの一つ。デビューアルバムは、全米だけで300万枚以上のセールスを記録した。

シンデレラ
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フィンランド・ヘルシンキ公演(2011年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ペンシルベニア州フィラデルフィア
ジャンル ハードロック
ヘヴィ・メタル
グラムメタル
LAメタル
ブルースロック
活動期間 1982年 - 2014年
レーベル Mercury Records
公式サイト Official Website
旧メンバー トム・キーファー
エリック・ブリッティンガム
ジェフ・ラバー
フレッド・コウリー
ゲイリー・コルベット

バイオグラフィー編集

創設期(1982年 - 1995年)編集

1982年、リーダーのトム・キーファーボーカルギター:1961年1月ペンシルベニア州生まれ)と、エリック・ブリッティンガムベース:1960年5月メリーランド州生まれ)の2人を中心に結成され、さらにマイケル・スメリック(ドラム)とトニー・デストラ(ギター)が加入した。

1985年、ペンシルベニアのEmpire Rock Clubでジョン・ボン・ジョヴィに見出される。その後マイケルとトニーはBritny Foxに加入するためバンドを離れ、ギタリストに日系アメリカ人のジェフ・ラバーを、ドラムにジム・ドルネックを迎えた。このメンバーで、典型的LAメタルサウンドとブルース要素を折衷した1stアルバム『Night Songs』をレコーディングした(ただしドラムはセッション・ドラマーのジョディ・コルテスによって行われた)。この時点のトムは後年とのスタイルとはほぼ別人のようなハイトーン・ヴォイスを多用しており、楽曲もAC/DCのようなストレートなロックンロール的なものが多かった。レコーディング終了後間もなくドラマーのジムが脱退し、Londonのドラマーであるフレッド・コウリーが加入した。やがてアルバムは1986年8月にリリースされ、全米3位、トリプルプラチナムを獲得した。このアルバムのツアーでは、ボン・ジョヴィSlippery When Wetツアー、及び、ラウドネスLIGHTNING STRIKESツアーの前座としてプレイした。

前作よりもブルージーさの強まった2ndアルバムの『Long Cold Winter』が1988年にリリースされ、14ヶ月に渡る254箇所でのツアーを行った。またこの期間中、ソ連時代のモスクワでMoscow Music Peace Festivalにも出演し、オジー・オズボーンスコーピオンズボン・ジョヴィらと共演した事で話題になった。

1990年に3rdアルバム『Heartbreak Station』がリリースされ、トムの趣味が強く反映されたよりブルージーなサウンドに仕上がった。このアルバムのツアーを最後にフレッドは脱退し、元ラットのヴォーカリストだったスティーブン・パーシーのバンドArcadeに加入した。また、キーファーはこの頃から喉に不調を訴え始め、手術を何度か経験している。1994年、前作よりもさらにブルージーさを追求した4th『Still Climbing』を発表するも翌年活動停止。

再始動期(1996年 - 2014年)編集

1996年に再始動し、翌年から全米をツアーを開始。またベスト盤である『Once Upon A...』(Looking Back)を、1999年にはライブアルバム『Live at the Key Club』の2枚のアルバムをリリースしたが、次作の曲を書いている間にレコード会社(Sony)との契約を切られてしまった。その後彼らは2000年および2002年に再びツアーを行っている。

エリック・ブリッティンガムとジェフ・ラバーは、エリックの妻のバンドであるNaked Beggarsで活動を行った。フレッドも数多くのバンドに参加しており、トムはソロ活動中である。2005年Mercury Recordsはコンピレーション・アルバム『Rocked, Wired & Bluesed: The Greatest Hits』をリリースした。

2006年夏まで、ポイズンとともに彼らの1stアルバムリリース20周年を記念したツアーを開催(「Night Songs」と「Look What The Cat Dragged In」はともに1986年の発表)。このツアーは2006年の全米音楽興行の中でも比較的成功をおさめ、一夜あたり約2万人のオーディエンスが集結した。

メンバー間に相違があり、2014年頃から活動停止状態になる。後年トム・キーファーは『再始動の計画は無い』と否定している。

その後の動向(2015年 - )編集

2021年7月14日、中心メンバーの一人だったギタリストのジェフ・ラバー[1]、およびキーボード担当だったゲイリー・コルベットが同日に死去[2]

スタイル編集

トム・キーファーの絞り出すようなボーカルスタイルは、ジャニス・ジョプリンに強く影響されており、実際にジャニスの「Move Over」をカヴァーしてもいる。また上記のように、トムはブルースに傾倒していたことでも知られており、Long Cold Winter 以降の作品は、ハードロックでありながらブルージーな感覚を醸し出した作風となっている。

メンバー編集

※2014年時点

サポート

  • ゲイリー・コルベット (Gary Corbett) - キーボード (1990–1995, 1998–2014) ♰RIP2021

ディスコグラフィー編集

スタジオアルバム編集

  • Night Songs (1986)
  • Long Cold Winter (1988)
  • Heartbreak Station (1990)
  • Still Climbing (1994)

ライブアルバム編集

  • Live Train To Heartbreak Station (1991)
  • Live at the Key Club (1999)
  • In Concert (2004)
  • Live from the Gypsy Road (2004)

コンピレーションアルバム編集

  • Looking Back (1997)
  • Rocked, Wired & Bluesed: The Greatest Hits (2005)
  • Gold (2006)

脚注編集

外部リンク編集