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ジェイアールバス関東西那須野支店

西那須野支店(2006年11月)
高速バス「もみじ号」(「塩原温泉」の文字にもみじをあしらった車両)
塩原線 M531-00402(2006年11月)

ジェイアールバス関東西那須野支店(ジェイアールバスかんとうにしなすのしてん)は、栃木県那須塩原市永田町にあるJRバス関東の営業所。

目次

所在地編集

所属車両のナンバー編集

  • 「宇都宮」と「那須」ナンバー

概要編集

1931年頃、県当局の日塩道路開削にともない、沿線住民が省営バスに那須・塩原地区進出の自動車運行を要望したが、関東自動車東野鉄道ほか各団体からの反対運動が起こる。省営バスは当初の計画を変更し、西那須野発着から矢板 - 塩原間の運行に変更される。後に関東自動車は、省営バスへ積極的にバス路線の譲渡し、鉄道省相手に運転休止に対する補償金交渉する方針に転換した[1]

現在は塩原温泉郷へのアクセスを担当している。かつては鬼怒川温泉への路線も存在し、観光客の周遊ルートを形成していたが、マイカー観光客の増加によって1978年以降はバス利用者が減少[1]し、地域利用者も減少したため支線区も廃止され、現在は1路線だけの支店となってしまった。しかしながら、残る1路線は新幹線駅に乗り入れることから、バス利用の観光客も少なくない状態であり、「鉄道線の培養」という使命はまだ失われていないといえる。また同路線の沿線には国立光明寮が2011年まで存在したため。同施設利用者も乗客に多かった。

月別の利用状況では、夏休みの行楽がある8月と塩原の紅葉目当ての10月が多くなる一方、4月と12月は乗客が少ないのが特徴[1]

沿革編集

  • 1937年10月1日 - 省営自動車西那須野自動車区開設。前日に運休した関東自動車に代わり西那須野駅 - 塩原古町間の塩原本線、矢板駅 - 関谷間の矢板支線を運行開始[2][1]
  • 1946年2月 - 省営自動車が国営自動車に改称[1]
  • 1950年4月1日 - 西那須野自動車営業所と改称。
  • 1951年 - 塩原温泉の塩の湯へ乗り入れ[2]
  • 1982年6月 - 東北新幹線開業により、那須塩原駅 - 塩原温泉線を開設[1]
  • 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道自動車事業部西那須野自動車営業所に改称。
  • 1988年4月1日 - バス部門分割子会社化により、ジェイアールバス関東西那須野営業所に改称。
  • 1992年10月1日 - ジェイアールバス関東の改組により全営業所を支店と改称、西那須野支店となる。
  • 2000年12月1日 - 高速バス「もみじ号」会員制バスで運行開始[2]
  • 2001年
    • 4月1日 - 那須大学のスクールバス[3]を運行開始。
    • 12月1日 - 高速バス「もみじ号」定期路線として運行開始[2]
  • 2007年10月1日 - 那須塩原市営バスが運行開始。塩原・上三依線、宇都野線、下大貫線、接骨木線、黒磯・西那須野線を受託。
  • 2009年12月21日 - 高速バスもみじ号・那須リゾートエクスプレス・与一号佐野支店に移管され、高速バスの受け持ちが無くなる。
  • 2015年10月1日 - 那須塩原市営バスが路線を再編。新たに西那須野外循環線、西那須野内循環線も受託。宇都野線、下大貫線、接骨木線はタクシー会社運行の予約制ワゴンバスに移行。
  • 2016年9月1日~11月30日の間、宇都宮支店より国鉄復刻デザインバスを借入れて塩原線で運行[4][5]

現在の所管路線編集

路線バス編集

乗降方式

  • 前乗り・前降り方式、ノンステップバスが多く車椅子に対応しているが、トップドア車など一部車椅子非対応もある。

※交通系ICカード、3社共通バスカード (栃木県)は非対応。

その他編集

  • 那須塩原市営バス「ゆ~バス」(受託運行)※塩原・上三依線、黒磯・西那須野線、西那須野外回り線、西那須野内回り線を担当

過去の路線編集

 
関谷宿駅で発車を待つ矢板北線(1994年頃)

車両編集

概要編集

かつては路線数・路線長とも多かったが、現在の一般路線は塩原線1本(平日15往復・土休日14往復)だけとなってしまった。このため、路線車の台数はかなり減少しており、通常路線に運用されるのは6台だけとなっている。

観光客が多い時期にはそれなりにバス利用者も多いため、過去には大型・中型とも、座席定員の多い観光タイプの路線車が多く配置されており、少数在籍した前中扉車では、中扉ステップをパイプで封鎖していた。

1990年代後半から2000年代前半にかけては、高速車の転用車や大型車ではいすゞLV280Qトップドア仕様を4台(3台はキュービック・1台はエルガ)、循環バス用に三菱エアロノーステップミディ(KK-MJ26HF改)3台、ローザボンネットバスが2台導入された以降は、那須塩原市営バス用の日野・ポンチョを除き、他支店からの移籍や東急バスからの中古車が導入されていた。2017年7月末に主に那須塩原市営バス用として日野・レインボー3台が新車で導入された。

現況編集

2016年12月末現在では、東急バスからの中古の中型ノンステが主力となっているが、座席増設などは行われていない。 那須塩原市営バスの運行も受託しており、日野ポンチョと中型ノンステが使用されている。

高速車編集

高速車については、当初は東京支店から転属した三菱エアロバス(P-MS725SA改)やエアロクィーンMおよびエアロクィーンWでまかなったが、その後新車のエアロバス(KL-MS86MP)を導入した。2001年までに投入された車両には、塩原温泉郷の紅葉にちなんで、塩原温泉の文字にもみじをあしらったステッカーが貼られていた。2009年12月に高速バス路線は佐野支店に移管されている。

貸切車編集

複数台配置されていたこともあったが、現在は1台のみ配置されている。

もみじバス編集

当支店では、長野原支店イエローバス」に続き、JRバス関東の地域密着型運営の一環として、白ベース車体にもみじのイラストをちりばめた「もみじバス」を運行している。1994年に既存車1台を塗装変更したのが始まりであるが、大変好評だったので1996年・1997年の二次にわたって新車で導入したが、後に一般塗装に変更され消滅した。

塩原温泉郷巡回バス編集

2001年~2002年にかけて、塩原温泉郷巡回バス用に、レトロデザインのボンネットバスや中型ノンステップバスが導入された。ボンネットバスはその後東北道統括支店へ転出。ノンステップバスは那須塩原市営バスゆ~バスに転用されたが、経年劣化で廃車された。

関連事業編集

  • 西那須野駅のバス乗り場前で、食堂・売店などの営業を行なっていたが、2010年初頭に閉店した。

特記事項編集

塩原渓谷フリーきっぷ編集

  • 千本松 - 塩原温泉をフリー区間とする往復乗車券、2日間有効。
    • 那須塩原駅、西那須野駅→千本松は往路1回に限り有効。
    • 千本松→西那須野駅、那須塩原駅は復路1回に限り有効、下車前途無効。
      • 那須塩原駅発2,050円
      • 西那須野駅発1,650円

参考文献編集

  • 「西那須野町の交通通信史」 西那須野町 1993年
  • バスラマ・インターナショナル48号「ユーザー訪問:ジェイアールバス関東」
  • バスジャパン・ハンドブック「18 ジェイアールバス関東」
  • バスジャパン・ニューハンドブック「37 ジェイアールバス関東」

脚注編集

  1. ^ a b c d e f 「西那須野町の交通通信史」(西那須野町 1993年)
  2. ^ a b c d 「塩原温泉ストーリー」(那須塩原市那須野が原博物館 2016.9)
  3. ^ 路線バス扱いで、当時360円の正規運賃を払えば一般客も乗車可能。学生・教職員は半額の回数券を大学事務室で購入の上利用した。車両は専用カラーに変更された中型バス1台が専任した。
  4. ^ 塩原温泉に復刻デザインバス下野新聞SOON (2017年8月21日観覧)
  5. ^ 復刻デザインバスの代わりに西那須野支店の在来車1台が同期間宇都宮支店に貸出され、それぞれ8月末と12月にナンバー変更された。