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ジェイドン・サンチョ

イングランドのサッカー選手

ジェイドン・マリック・サンチョ（Jodon Malik Sancho, 2000年3月25日 - ）は、イングランド・ロンドン・サザーク区出身のサッカー選手。ブンデスリーガ・ボルシア・ドルトムント所属。イングランド代表。ポジションはフォワード。

ジェイドン・サンチョ
マンチェスター・ユナイテッドでのサンチョ（2021年）
名前
本名 Jodon Malik Sancho
ジェイドン・マリック・サンチョ
ラテン文字 Jadon Sancho
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ
生年月日 (2000-03-25) 2000年3月25日（24歳）
出身地 ロンドン・サザーク区
身長 180cm
体重 76kg
選手情報
在籍チーム ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント
ポジション FW
背番号 10
利き足 右足
ユース
2007-2015 イングランドの旗 ワトフォード
2015-2017 イングランドの旗 マンチェスター・シティ EDS
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2017 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムントII 3 (0)
2017-2021 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント 104 (38)
2021- イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 55 (9)
2024- →ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント (loan)
代表歴2
2015-2016  イングランド U-16 11 (7)
2016-2017  イングランド U-17 3 (3)
2018-  イングランド 23 (3)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年6月1日現在。
2. 2021年10月9日現在。
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

経歴 編集

クラブ 編集

トリニダード・トバゴ出身の両親のもと[1]、7歳からワトフォードリザーブに所属し、2015年3月、14歳の時マンチェスター・シティ EDSに移籍した[2]。

2017年8月31日、ドイツのドルトムントに移籍し、同年移籍したウスマン・デンベレの着用していた背番号7番を与えられた[3][4][5]。10月21日、フランクフルト戦でマクシミリアン・フィリップとの交代途中出場でブンデスリーガデビューを果たした[6]。2018年4月21日、レバークーゼン戦で初ゴールを記録更に2アシストも記録した[7]。

2018年9月30日、第6節のレバークーゼン戦では1アシストを記録して暫定首位のアシスト王になった[8]。2018-19シーズンは12ゴール14アシストを決め飛躍、ブンデスリーガ年間ベストイレブンに選出された[9]。

2019年8月8日、DFLスーパーカップのバイエルン・ミュンヘン戦では決勝点をきめて5シーズンぶりの優勝に貢献した[10]。2020年5月31日、第29節のSCパーダーボルン07戦ではキャリア初となるハットトリックを決めた[11]。2020-21シーズンのポカール決勝、RBライプツィヒ戦では2ゴールを挙げてチームを優勝に導いた[12]。

2021年7月1日、マンチェスター・ユナイテッドはサンチョの移籍に関してドルトムントとの合意を発表した[13]。7月23日、マンチェスター・ユナイテッドと2026年6月までの契約（1年の延長オプション付き）を締結したことが発表された[14]。

2023年9月、練習でのパフォーマンスを理由に3日のアーセナル戦の登録メンバーから外したというエリック・テン・ハフ監督のコメントを載せた報道に自身のSNSで反論。これをクラブは規律違反と捉え、14日、問題が解決するまでサンチョがトップチームから離脱すると発表した[15]。

2024年1月11日、ボルシア・ドルトムントにシーズン終了までのレンタルで復帰した[16]。なお、買い取りオプションは付いておらずレンタル料は350万ユーロ[16]。背番号は10番。

2024年1月13日、ブンデスリーガ第17節のダルムシュタット戦で途中出場し、ドルトムント復帰後初出場を果たした。また、この試合ではマルコ・ロイスのゴールをアシストし、チームの勝利に貢献した[17]。

代表 編集

イングランド代表として各年代でプレーし、2017年にはUEFA U-17欧州選手権に出場し、最優秀選手を獲得した[18]。2017 FIFA U-17ワールドカップにも出場し3得点を記録した[19]。

2018年10月4日、UEFAネーションズリーグ2018-19に向けたイングランド代表に初招集された[20]。10月12日、クロアチア代表戦で途中交代から代表デビューを果たした[21]。

2019年9月10日、UEFA EURO 2020予選、コソボ戦でフル代表初ゴールを決めた[22]。

2021年、UEFA EURO 2020決勝では延長後半終了間際に途中出場、PK戦で4人目のキッカーとして登場したが、3人目のマーカス・ラッシュフォードに続きシュートを防がれてしまい、更に5人目のブカヨ・サカのシュートも防がれ、準優勝に終わった[23]。

個人成績 編集

2023年9月26日現在[24]
クラブ シーズン リーグ リーグ戦 カップ戦 国際大会 その他 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ドルトムント 2017–18 ブンデスリーガ 12 1 0 0 - 0 0 12 1
2018–19 34 12 2 0 7 1 0 0 43 13
2019–20 32 17 3 0 8 2 1 1 44 20
2020–21 16 2 2 2 5 2 0 0 23 6
通算 94 32 7 2 20 5 1 1 122 40
マンチェスター・ユナイテッド 2021-22 プレミアリーグ 29 3 2 1 7 1 - - 38 5
2022-23 26 6 5 0 10 1 - - 41 7
2023-24
通算 55 9 7 1 17 2 - - 79 12
総通算 149 41 14 3 37 7 1 1 201 52

※カップ戦＝DFB-Pokal(ドイツ）FA Cup、 EFL Cup（イングランド）

※国際大会＝UEFA Champions League、UEFA Europa League

タイトル 編集

クラブ 編集

ドルトムント
マンチェスター・ユナイテッドFC

代表 編集

個人 編集

代表歴 編集

出場大会 編集

試合数 編集


イングランド代表国際Aマッチ
年出場得点
2018 3 0
2019 8 2
2020 7 1
2021 5 0
通算 23 3

ゴール 編集

# 年月日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2019年9月11日   サウサンプトン、セント・メリーズ・スタジアム   コソボ 4-1 5-3 UEFA EURO 2020予選
2. 5-1
3. 2020年11月13日   ロンドン、ウェンブリー・スタジアム   アイルランド 1-0 3-0 親善試合

脚注 編集

  1. ^ “Introducing Jadon Sancho, Borussia Dortmund's English history-maker - bundesliga.com”. bundesliga.com - the official Bundesliga website. 2017年10月22日閲覧。
  2. ^ “Could City starlet be the one that got away for Watford?”. Watford Observer. 2017年10月22日閲覧。
  3. ^ “Borussia Dortmund sign top talent Jadon Sancho”. Bvb.de. 2017年10月4日閲覧。
  4. ^ Aarons, Ed (2017年8月31日). “Jadon Sancho joins Borussia Dortmund from Manchester City for ￡8m”. Theguardian.com. 2017年10月4日閲覧。
  5. ^ “Borussia Dortmund: Jadon Sancho joins German side from Manchester City”. Bbc.co.uk (2017年8月31日). 2017年10月4日閲覧。
  6. ^ “ENGLAND WONDERKID SANCHO MAKES HISTORY WITH DORTMUND DEBUT” (English). Goal.com (2017年10月21日). 2017年10月22日閲覧。
  7. ^ “Borussia Dortmund 4-0 Bayer 04 Leverkusen”. BBC Sport. (2018年4月21日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/43851547 2018年10月11日閲覧。 
  8. ^ ドルト18歳MFが“欧州アシスト王”に。25分あたり1アシストの驚異的ペースフットボールチャンネル（2018年9月30日）
  9. ^ “2018/19 Bundesliga Team of the Season”. Bundesliga (2019年5月27日). 2019年5月28日閲覧。
  10. ^ “ドルトムント、バイエルン破り5季ぶりスーパー杯Ｖ”. 日刊スポーツ (2019年8月4日). 2019年8月24日閲覧。
  11. ^ “初ハットのサンチョやテュラム2世も…米黒人男性死亡への抗議がサッカー界でも拡大”. フットボールチャンネル (2020年6月1日). 2020年6月5日閲覧。
  12. ^ “「なんとも言えない気持ち」5度目のDFBポカール制覇のドルトムント、テルジッチ監督が歓喜「表彰台に立つことは素晴らしかった」”. 超ワールドサッカー (2021-05-014). 2021年6月5日閲覧。
  13. ^ “ユナイテッドがサンチョ獲得に合意”. マンチェスター・ユナイテッド (2021年7月1日). 2021年7月2日閲覧。
  14. ^ “サンチョのユナイテッド移籍が完了”. マンチェスター・ユナイテッド (2021年7月23日). 2021年7月23日閲覧。
  15. ^ “「規律の問題が解決するまで…」マンU若手FWがトップチーム追放！指揮官と対立激化の理由は？”. FOOTBALL CHANNEL (2023年9月15日). 2023年9月16日閲覧。
  16. ^ a b “ユナイテッドで構想外のサンチョがドルトムント復帰、今季終了までのレンタル”. 超ワールドサッカー (2024年1月11日). 2024年1月11日閲覧。
  17. ^ “「大親友のゴールをお膳立てできて嬉しい」ドルトムント復帰のサンチョがいきなりアシスト”. ゲキサカ (2024年1月15日). 2024年1月17日閲覧。
  18. ^ uefa.com (2017年5月26日). “Under-17 - History - UEFA”. 2017年10月22日閲覧。
  19. ^ Kajumba, Adrian (2017年9月29日). “England starlet centre of a tug-of-war between Borussia Dortmund and the FA”. Mirror.co.uk. 2017年10月4日閲覧。
  20. ^ イングランド代表25名発表、18歳サンチョら初招集…クロアチア、スペインと激突サッカーキング（2018年10月4日）
  21. ^ “イングランド代表初の「2000年代生まれ選手」が誕生！ 歴代9位の若さでデビューのサンチョに仲間も賛辞”. サッカーダイジェス (2018年10月13日). 2018年10月20日閲覧。
  22. ^ “サンチョ、イングランド代表初ゴールを今は亡き祖母に捧ぐ!”. web.ultra-soccer (2019年9月11日). 2020年9月10日閲覧。
  23. ^ “イタリア、53年ぶり2度目のEURO制覇！　PK戦でイングランド下し34戦無敗維持”. サッカーキング (2021年7月12日). 2021年7月12日閲覧。
  24. ^ “J. Sancho: Summary”. Soccerway. Perform Group. 2019年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月22日閲覧。

外部リンク 編集

 
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