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ジェシー・バルガスJessie Vargas、男性、1989年5月10日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーカリフォルニア州ロサンゼルス出身。元WBA世界スーパーライト級王者。元WBO世界ウェルター級王者。世界2階級制覇王者。アップテンポな展開を好み、打ち合いに持ち込む選手。トレーナーはキャリア初期がロジャー・メイウェザーで、その後はロバート・アルカサル、ロイ・ジョーンズ・ジュニアエリック・モラレスなど。エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USA所属。

ジェシー·バルガス
Jessie Vargas 2010.jpg
基本情報
通称 Ruthless(無慈悲)
La Nueva Generacion(新世代)
The Pride of Las Vegas
階級 ウェルター級
身長 178cm
リーチ 180cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1989-05-10) 1989年5月10日(30歳)
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 32
勝ち 28
KO勝ち 10
敗け 2
引き分け 2
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アマチュア時代編集

8歳の時にフロイド・メイウェザー・ジュニアの叔父ロジャー・メイウェザーに指導を受けた。

その後年齢を重ねて元WBC世界スーパーフェザー級王者コーネリアス・ボサ・エドワーズの指導を受けるようになった。

バルガスの主な実績ではメキシコ王者と全米ジュニア王者に輝いた実績がある。

アマチュア時代の戦績は140戦120勝20敗。

プロ時代編集

2008年9月5日、初回59秒速攻KO勝ちを収め白星でデビューを飾った。

2011年9月17日、ネバダ州ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナでホセシート・ロペスと対戦し、8回のローブロで減点されてヒヤリとする場面があり12回2-1(95-94、94-95、96-93)の判定勝ちを収めウェルター級ランカー同士のサバイバルに成功した。

2013年3月16日、スタブハブ・センター・テニスコートWBCアメリカ大陸ウェルター級王座決定戦をウェール・オモトショと行い、2回にオモトショのボディブローでプロ初のダウンを喫しKO負けしそうになったが、バルガスも反攻し10回3-0(97-92、2者が96-93)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年4月12日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでマニー・パッキャオVSティモシー・ブラッドリー第2戦の前座でWBAIBO世界スーパーライト級王者カビブ・アーラフベルディエフと対戦し、12回3-0(117-111、2者が115-113)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[1]

2014年8月2日、ザ・コスモポリタン内チェルシー・ボール・ルームでブランドン・リオスVSディエゴ・ガブリエル・チャベスの前座でWBA7位のアントン・ノヴィコフと対戦し、12回3-0(117-111、2者が118-111)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[2]。9月7日、WBAはバルガスを8月度の月間優秀選手に選出した[3]

2014年11月22日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオコタイ・アリーナマニー・パッキャオVSクリス・アルギエリの前座で元WBC世界ライト級王者でWBA世界スーパーライト級12位のアントニオ・デマルコと対戦し、12回3-0(3者とも116-112)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[4]。12月5日、WBAはバルガスを11月度の月間優秀選手に選出した[5][6][7]

2015年6月27日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートで1階級上の元WBO世界ウェルター級王者でWBO世界ウェルター級1位のティモシー・ブラッドリーとWBO世界ウェルター級王座決定戦を行う予定だったが[8]フロイド・メイウェザー・ジュニアがWBO世界ウェルター級王座を返上していなかった為[9][10]、WBO世界ウェルター級暫定王座決定戦として行われた。試合はブラッドリーのペースで進むも、12回の試合終了間際にバルガスは渾身の右を当てブラッドリーをフラフラにさせKO寸前まで追い詰めるが、そこでレフェリーのパット・ラッセルがラウンド終了10秒前に鳴らされる拍子木をラウンド終了のゴングと勘違いをする失態を犯し、10秒近く早く試合をストップしてしまったため、バルガスの大逆転勝ちは成らず、プロ初黒星となる12回0-3(112-115、112-116、111-117)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[11]。この試合からトレーナーにエリック・モラレスがついた。試合後、バルガス陣営はレフェリーの失態を理由に即再戦を要求したのだが、WBOはこの要求を退けた[12]

なお、バルガスは試合の勝敗に関わらず、再びWBA世界スーパーライト級王座を防衛することも考慮していたが、WBOの世界タイトルマッチにもかかわらず無関係のWBAがWBOの承認料18,000ドルを上回る40,000ドルを要求してきたことにバルガス陣営は憤慨し、WBA世界スーパーライト級王座を返上した[13]

2016年3月5日、ワシントンD.C.DCアーモリールイス・オルティスvsトニー・トンプソンの前座で、ティモシー・ブラッドリーが返上し空位となったWBO世界ウェルター級王座決定戦でWBO世界ウェルター級1位サダム・アリと対戦し8回に右ストレートでダウンを奪い、9回には右ストレートでダウンを追加。最後は右ストレートでダウン寸前にし、ボディフックで崩して右フックでレフェリーがストップ、9回2分9秒TKO勝ちを収め2階級制覇を達成した[14]

2016年7月8日、同年9月3日にシェフィールドブラモール・レーンIBF世界ウェルター級王者ケル・ブルックと王座統一戦を行いWBO王座は初防衛、IBF王座獲得を目指す予定だったが[15][16]、ブルックが同年9月10日にロンドンゲンナジー・ゴロフキンとの対戦することが決定した為中止になった[17][18]

2016年11月5日、この試合が復帰戦となった元世界6階級制覇王者でWBO世界ウェルター級1位マニー・パッキャオとトーマス&マック・センターで対戦し、判定負けを喫して初防衛に失敗した[19][20]。当初はHBOペイ・パー・ビューで放送する予定だったが、同年11月19日にセルゲイ・コバレフVSアンドレ・ウォードがペイ・パー・ビュー放送が決まっており、トップランクが独自にペイ・パー・ビュー放送することになった[21]

2017年10月、トップランク社との契約が満期終了となり、有力ボクシングマネージャーのアル・ヘイモンと契約し、TGBプロモーションズに移籍[22]

2018年4月21日、バークレイズ・センターで肩の負傷で欠場したオマール・フィゲロアの代役として、元WBO世界ウェルター級王者エイドリアン・ブローナーと144ポンドのキャッチウェイトで対戦し[23]、、12回判定で引き分けとなった[24]

2018年7月18日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと契約しアル・ヘイモンとTGBプロモーションズから離脱した[25]

獲得タイトル編集

脚注編集

  1. ^ ジェシー・バルガスが新王者に、WBA・S・ライト級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年4月13日
  2. ^ リオス不満残る反則勝ち、バルガス初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月3日
  3. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年9月7日
  4. ^ ゾウが世界前哨戦に勝利、ロマチェンコ初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月23日
  5. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年12月5日
  6. ^ Wladimir Klitschko is the fighter of the month of November for the WBA WBA公式サイト 2014年12月6日
  7. ^ ラウンドアップ 大沢宏晋がWBAランク入り Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月9日
  8. ^ ブラッドリーvsバルガス、WBOウェルター級決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月19日
  9. ^ メイウェザー、WBOウェルター級タイトルの保留をWBOへ要請 in44y.com 2015年6月9日
  10. ^ メイウェザー、WBOタイトルはそのまま保持? Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月18日
  11. ^ ブラッドリー最後にヒヤリ、バルガス下し暫定王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月28日
  12. ^ Bradley-Vargas Decision To Stand, No Rematch Order”. Boxing Scene.com (2015年7月5日). 2015年7月2日閲覧。
  13. ^ Vargas saved $40K by vacating title before Bradley fight”. ESPN.com (2015年7月9日). 2015年7月16日閲覧。
  14. ^ オルティス圧勝、J・バルガスは2階級制覇 Boxing News(ボクシングニュース)2016年3月6日
  15. ^ Jessie Vargas, Kell Brook will fight in welterweight unification bout ESPN.com 2016年6月1日
  16. ^ ブルックとJ・バルガス、W級王座統一戦に合意 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月1日
  17. ^ Gennady Golovkin vs. Kell Brook is on, that’s right GGG vs. Kell Brook! Fightnews.com 2016年7月8日
  18. ^ ゴロフキンはブルックと対戦! 9.10ロンドン Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月9日
  19. ^ Pacquiao confirms Jessie Vargas as opponent Fightnews.com 2016年8月9日
  20. ^ パッキャオが復帰を明言、11.5バルガスと対戦へ Boxing News(ボクシングニュース) 2016年8月10日
  21. ^ パッキャオvsバルガス、トップランク独自にPPV放送 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月9日
  22. ^ Mikey Garcia had chance to fight Miguel Cotto but balked at multifight deal with Golden Boy”. ESPN.com (2017年10月18日). 2017年10月27日閲覧。
  23. ^ Broner-Vargas: Live Official Weigh-In (1:30pm ET)”. Bad Left Hook (2018年4月20日). 2018年8月7日閲覧。
  24. ^ ブローナーvsバルガスはドロー 打ち合いに沸く Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月22日
  25. ^ Anthony Joshua-Alexander Povetkin fight to appear on DAZN service”. ESPN.com (2018年7月18日). 2018年8月1日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集

空位
前タイトル保持者
カビブ・アーラフベルディエフ
WBA世界スーパーライト級王者

2014年4月12日 - 2015年6月27日(返上)

空位
次タイトル獲得者
エイドリアン・ブローナー
空位
前タイトル保持者
ティモシー・ブラッドリー
WBO世界ウェルター級王者

2016年3月6日 - 2016年11月5日

次王者
マニー・パッキャオ