ジェニファー・グランホルム
ジェニファー・マルハーン・グランホルム（英語: Jennifer Mulhern Granholm、1959年2月5日 - ）は、アメリカ合衆国の政治家、弁護士。ジョー・バイデン政権にてエネルギー長官を務めている。2003年にミシガン州初の女性知事に就任し、2006年の再選を経て2期8年を務めた。
| ジェニファー・グランホルム Jennifer Granholm | |
|---|---|
 エネルギー長官就任時の肖像写真 | |
| 生年月日 | 1959年2月5日（65歳） |
| 出生地 |
.svg){kind=small} カナダブリティッシュコロンビア州 バンクーバー |
| 出身校 |
カリフォルニア大学バークレー校 ハーバード大学 |
| 所属政党 | 民主党 |
| 配偶者 | ダニエル・マルハーン |
| 子女 | 3人 |
| 宗教 | キリスト教徒 |
| サイン |
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| 公式サイト | Governor Jennifer Granholm |
| 在任期間 | 2021年2月25日 - 現職 |
| 大統領 | ジョー・バイデン |
| 在任期間 | 2003年1月1日 - 2011年1月1日 |
| 副知事 | ジョン・チェリー |
| 在任期間 | 1999年1月1日 - 2003年1月1日 |
| 州知事 | ジョン・イングラー |
来歴 編集
1959年2月5日にカナダのバンクーバーでスウェーデン系の移民の家庭に誕生する。21歳でアメリカ合衆国に帰化した。カリフォルニア大学バークレー校で政治とフランス語を学んだ後にハーバード・ロー・スクールで博士課程を修める。その後、アメリカ合衆国連邦第六控訴裁判所、デトロイト東部地区連邦検事、ミシガン州ウェイン・カウンティ市の法務顧問を務めた後、1998年に女性初のミシガン州司法長官となった。2002年の州知事選挙で当選し、2003年に同州初の女性知事として就任、2006年にも有効投票数の56パーセントを得て再任された。
政策と実績 編集
在任中に州財政の40億ドルに上る予算不足問題を解消。また、自動車業界の不振に悩む同州で、新規雇用・インフラ促進・労働者の高度技術訓練の実施を掲げた。自動車工場の跡地を利用したテックタウンや企業家養成学校「ビズダム・ユー」等の試みはこの政策方針がもたらした一定の成果といえる。また、新規事業の創出を狙いバイオ・新エネルギー産業にも注力しており、2008年には2015年までに総量の10パーセントを新エネルギーで賄う法案を可決させている。
州知事在任中に2度訪日している。
知事退任後 編集
2012年1月からカレントTVというTV局の政治分析番組"War Room"のキャスターに就任した。しかし、2013年1月にアルジャジーラによるカレントTVの買収が明らかになると、"War Room"を降りることを発表して番組を去った[1]。
2020年12月17日、ジョー・バイデン次期大統領より新政権におけるエネルギー長官に指名された[2]。翌2021年2月25日に上院で賛成64、反対35票で承認され、即日就任した[3]。エネルギー長官は大統領権限継承順位が第15位の職位であるが、グランホルムはカナダ出身のため大統領となる資格がなく継承順位を持たない。
脚注 編集
- ^ Paul Egan (2013年1月3日). “Former Michigan governor Granholm leaving Current TV”. Detroit Free Press. 2013年4月7日閲覧。
- ^ “米環境保護局長官にリーガン氏 バイデン次期大統領指名”. 日本経済新聞. (2020年12月18日) 2020年12月19日閲覧。
- ^ “Jennifer M. Granholm Sworn in as 16th Secretary of Energy”. アメリカ合衆国エネルギー省. 2021年2月26日閲覧。
外部リンク 編集
- ジェニファー・グランホルム (@jengranholm) - X（旧Twitter）
- 日経ビジネスとのインタビュー
| 公職 | ||
|---|---|---|
| 先代 フランク・ケレイ |
 ミシガン州司法長官第51代：1999年1月1日 - 2003年1月1日 |
次代 ベティ・アイルランド |
| 先代 ジョン・イングラー |
ミシガン州知事 第47代：2003年1月1日 - 2011年1月1日 |
次代 リック・スナイダー |
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