ジッダ(ジェッダ)市街地コースJeddah Corniche Circuitアラビア語: حلبة كورنيش جدة)は、サウジアラビア紅海沿岸の港湾都市ジッダに建設されたサーキット2021年12月5日サウジアラビアグランプリを初開催。サウジアラビアGPの開催契約は2030年までで2022年以降も使用される予定だが、リヤド南西のキッディヤ英語版で建設中のサーキットへ変更する意向を示している[1]

ジッダ市街地コース
所在地サウジアラビアの旗 サウジアラビアジッダ
標準時SASTUTC+3)
座標北緯21度37分55秒 東経39度6分16秒 / 北緯21.63194度 東経39.10444度 / 21.63194; 39.10444座標: 北緯21度37分55秒 東経39度6分16秒 / 北緯21.63194度 東経39.10444度 / 21.63194; 39.10444
着工2021年3月
オープン2021年12月3日 (2年前) (2021-12-03)
主なイベントF1 サウジアラビアグランプリ
FIA F2
グランプリサーキット (2021–)
コース長6.174 km (3.836 mi)
コーナー数27
レコードタイム1:27.511 (イギリスの旗 ルイス・ハミルトン, メルセデス, 2021年, F1)

概要 編集

設計はティルケ・エンジニアリングCEOのカーステン・ティルケ(ヘルマン・ティルケの息子)[2]バクー市街地コースを参考に設計されており、1周6.174kmは2021年のF1カレンダーの中ではスパ・フランコルシャンに次いで長い。F1開催時には3つのDRSが設置される。コーナー数は27だが中速コーナーが多くシミュレーション上では1周の平均速度が250km/hでモンツァに次ぐ速さになると見られており、市街地サーキットでは最速となる[3]

2022年1月に昨年のF1やF2でクラッシュが発生したことから、2022年サウジアラビアGPの開催時にはドライバーの視認性や走行ラインを改善するためにコースに変更を加える方針を示していた[1]。第2回の開催に向け8箇所が変更されたが、バリアの形状や設置位置を調整する程度に留まっており、昨年のレース直後のドライバーのコメント[注 1]にあったようなコースレイアウトの変更はなかった[4]

過去のレース結果 編集

決勝日 ラウンド 勝者 コンストラクター 結果
2021 12月05日 21   ルイス・ハミルトン メルセデス 詳細
2022 03月27日 2   マックス・フェルスタッペン レッドブル-RBPT 詳細
2023 03月19日 2   セルジオ・ペレス レッドブル-ホンダ・RBPT 詳細

脚注 編集

  1. ^ a b ジェッダ市街地コース、2022年F1サウジアラビアGP開催に向けた改修計画を発表”. Fomula1-Data (2022年1月28日). 2022年1月31日閲覧。
  2. ^ 最速のストリートサーキットで今年5回目のナイトレース/アルピーヌF1のサウジアラビアGP調査ファイル”. auto sport Web (2021年12月3日). 2022年1月31日閲覧。
  3. ^ ジェッダ市街地コース”. Formula1-Data (2021年3月18日). 2021年10月27日閲覧。
  4. ^ 期待外れ、第2回F1サウジアラビアGPに向けてジェッダ市街地コースはどう変更されたのか?”. Fomula1-Data (2022年3月25日). 2022年3月25日閲覧。

注釈 編集

  1. ^ ジョージ・ラッセルは「全く必要の無い僅かなコーナー(ターン2〜4、17〜22)は全てストレートにしてしまえば良い」とコメントしていた。

関連項目 編集