ジャパンラグビートップリーグ2020は、2020年に行われた日本国内最高峰の社会人ラグビーユニオンリーグである。2020年1月12日に第1節が始まり、第15節(5月9日)まで開催する予定だったが[1]新型コロナウイルス感染症の世界的流行により第6節(2020年2月23日の対戦)までで中断[1]、3月23日には決勝トーナメントや入替戦も含め全試合の打ち切りが発表された[2]

ジャパンラグビートップリーグ2020
日程 2020年1月12日 – 2020年2月23日
試合数 48
観客動員数 541,078
(試合平均11,272人)
最多観客動員 37,050
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 対 パナソニックワイルドナイツ
2020年1月18日
最少観客動員 2,610
クボタスピアーズ 対 日野レッドドルフィンズ
2020年2月16日
公式ウェブサイト
www.top-league.jp

参加チーム

編集

ジャパンラグビートップリーグ2020の参加チームは下表の通りである(記載は前年の成績上位順)。

昨シーズンの結果、豊田自動織機シャトルズコカ・コーラレッドスパークスジャパンラグビートップチャレンジリーグに降格し、NTTドコモレッドハリケーンズ三菱重工相模原ダイナボアーズがジャパンラグビートップチャレンジリーグから昇格した。なおトップリーグへ複数チームが昇降格するのは2018-2019シーズン以来2回目[3]

チーム名 前年成績 備考
神戸製鋼コベルコスティーラーズ トップリーグ 優勝
サントリーサンゴリアス トップリーグ 2位
ヤマハ発動機ジュビロ トップリーグ 3位
トヨタ自動車ヴェルブリッツ トップリーグ 4位
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス トップリーグ 5位
パナソニックワイルドナイツ トップリーグ 6位
クボタスピアーズ トップリーグ 7位
リコーブラックラムズ トップリーグ 8位
ホンダヒート トップリーグ 9位
NECグリーンロケッツ トップリーグ 10位
東芝ブレイブルーパス トップリーグ 11位
キヤノンイーグルス トップリーグ 12位
宗像サニックスブルース トップリーグ 13位 残留(トップリーグ入替戦勝利)
日野レッドドルフィンズ トップリーグ 14位 残留(トップリーグ入替戦勝利)
NTTドコモレッドハリケーンズ トップチャレンジリーグ 優勝 入れ替え戦に勝利し昇格
2シーズンぶりの復帰
三菱重工相模原ダイナボアーズ トップチャレンジリーグ 2位 入れ替え戦に勝利し昇格
12シーズンぶりの復帰

昨年からの変更点

編集
  • カップ戦の参加チームがトップリーグ所属の16チームからトップチャレンジリーグ所属の8チームを加えた24チームに変更。プール戦は各プール4チーム1回総当たり(合計3試合)から6チーム1回総当たり(合計5試合)に変更された。また、昨年はプール戦の結果を受けて総合順位決定トーナメントを行ったが、今年は各プール1位の決勝トーナメントのみとなる。

トップリーグカップ

編集

大会概要

編集

本大会はトップリーグ(1部)の16チームに加え、チャレンジリーグ(2部)の8チームも含め24チームで行われたが、トヨタ自動車ウェルブリッツは選手不祥事により出場を辞退し、プールCにおける当該5試合はすべて不戦敗(対戦相手の不戦勝)扱いとして処理された。

プール戦

編集

プールA

編集
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 勝点
1 サントリーサンゴリアス 5 5 0 0 245 37 208 24 決勝トーナメントへ進出
2 パナソニックワイルドナイツ 5 4 0 1 184 83 101 20
3 ホンダヒート 5 3 0 2 109 116 -7 14
4 日野レッドドルフィンズ 5 2 0 3 167 118 49 12
5 栗田工業ウォーターガッシュ 5 1 0 4 53 177 -124 4
6 清水建設ブルーシャークス 5 0 0 5 55 282 -227 0

プールB

編集
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 勝点
1 東芝ブレイブルーパス 5 5 0 0 194 82 112 23 決勝トーナメントへ進出
2 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 5 4 0 1 215 76 139 20
3 ヤマハ発動機ジュビロ 5 3 0 2 190 86 104 16
4 NTTドコモレッドハリケーンズ 5 2 0 3 111 117 -6 10
5 宗像サニックスブルース 5 1 0 4 50 206 -156 4
6 九州電力キューデンヴォルテクス 5 0 0 5 70 263 -193 1

プールC

編集
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 勝点
1 クボタスピアーズ 5 5 0 0 121 42 79 23 決勝トーナメントへ進出
2 キヤノンイーグルス 5 4 0 1 131 59 72 20
3 コカ・コーラレッドスパークス 5 3 0 2 101 112 -11 14
4 釜石シーウェイブスRFC 5 2 0 3 54 160 -106 9
5 三菱重工相模原ダイナボアーズ 5 1 0 4 53 87 -34 7
6 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 5 0 0 5 0 0 0 0 選手不祥事のため出場辞退(上述参照)

プールD

編集
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 勝点
1 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 5 5 0 0 211 77 134 23 決勝トーナメントへ進出
2 近鉄ライナーズ 5 4 0 1 210 89 121 19
3 NECグリーンロケッツ 5 3 0 2 119 125 -6 14
4 リコーブラックラムズ 5 2 0 3 162 78 84 12
5 豊田自動織機シャトルズ 5 1 0 4 69 174 -105 4
6 マツダブルーズーマーズ 5 0 0 5 58 286 -228 1

決勝トーナメント

編集
トーナメント1回戦のアルファベットと数字はそれぞれ、1stステージ(予選プールリーグ戦)の所属プールと、そのプール内における順位である。
(例-A1=プールA1位)
1回戦 決勝
8月4日 ヤンマーフィールド長居
 サントリーサンゴリアス(A-1) 26
8月10日 東大阪市花園ラグビー場
 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(D-1) 32
 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 43
8月4日 ニッパツ三ツ沢球技場
 東芝ブループレイパス 7
 東芝ブループレイパス(B-1) 31
 クボタスピアーズ(C-1) 24  
    
    

入替制度

編集

シーズン打ち切りに伴い行われず。

表彰

編集

シーズン打ち切りに伴い表彰なし。

エピソード

編集

トップリーグカップ開幕に先立ち、トップリーグ選手出演のPV『トップリーグカップの逆襲!』が公開された[4]

出典

編集
  1. ^ a b 2019-2020シーズン 試合日程・結果”. ジャパンラグビートップリーグ. 2023年2月4日閲覧。
  2. ^ ジャパンラグビー トップリーグ2020 大会中止のお知らせ”. ジャパンラグビートップリーグ. 2023年2月4日閲覧。
  3. ^ ただし前回は自動昇降格と入れ替え戦の昇降格があったのに対し、今回は入れ替え戦のみの昇降格である。
  4. ^ プロモーションムービー『トップリーグカップの逆襲!』 公開 . ラグビー共和国(2019年6月26日). 2021年1月10日閲覧。

関連項目

編集