ジョセフ=ノエル・シルヴェストル

フランスの男性画家

ジョセフ=ノエル・シルヴェストル(Joseph-Noël Sylvestre、1847年6月24日 - 1926年10月29日)はフランスの画家である。名はJoseph Noël [1]、Joseph-Noel、Joseph Noelとも綴られる。1869年から1876年の間に、シルヴェストルの歴史画は多くの賞を受賞したが、20世紀に入って、歴史画というジャンルは時代遅れになったので、一般的に知られることは少なくなった[2]

ジョセフ=ノエル・シルヴェストル
Joseph-Noël Sylvestre
Ferdinand Mulnier撮影の肖像写真
誕生日 1847年6月24日
出生地 フランス、ベジエ
死没年 1926年10月29日
死没地 フランス、パリ
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略歴 編集

エロー県ベジエに生まれた。トゥールーズで美術を学び始め、トマ・クチュールの作品などから影響を受けた。パリに出て、国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)でアレクサンドル・カバネルに学び、アカデミック美術のスタイルで歴史画を描いた。

1869年にマラトンの兵士を描いた作品で、有望な学生に与えられるローマ賞の3位を得た[3] 。1875年にも賞を得て、1876年にローマ時代の毒薬使いロクスタを描いた絵でサロン・ド・パリで賞を得て、ヨーロッパの多くの画商たちに、シルヴェストルの作品は注目されるようになった。

ローマに旅し、そこで、ローマの略奪を題材に大作を描き代表作のひとつとなった。その後も歴史画を描いた。

作品 編集

脚注 編集

参考文献 編集

  • Gérald Schurr: Les Petits maîtres de la peinture. Valeur de demain. 1820–1920. Band 6, Éditions de l’Amateur, Paris 1985 (= Les Petits maîtres de la peinture, Bd. 6), ISBN 2-85917-047-2, S. 22–23. (frz.)
  • Nicole Riche (Red.), Musée des Beaux-Arts de Béziers (Hrsg.): Joseph-Noël Sylvestre. Peintre pompier biterrois (1847–1926). Béziers (Hérault/Frankreich) 2005. (Ausstellungskatalog: L'exposition a lieu à Béziers, Musée des Beaux-Arts, 15 octobre - 31 décembre 2005; 71 Seiten; frz.)