ジョン・グリッグス・トンプソン(John Griggs Thompson, 1932年10月13日 - )は、アメリカの数学者。フロリダ大学名誉教授。有限群論の研究で名がある。

John G. Thompson
ジョン・G・トンプソン
ジョン・G・トンプソン(2007)
生誕 John Griggs Thompson
(1932-10-13) 1932年10月13日(91歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カンザス州オタワ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野 群論
研究機関 ハーバード大学
シカゴ大学
ケンブリッジ大学
フロリダ大学
出身校 イェール大学
シカゴ大学
論文 A Proof that a Finite Group with a Fixed-Point-Free Automorphism of Prime Order is Nilpotent (1959)
博士課程
指導教員
ソーンダース・マックレーン
主な受賞歴 フィールズ賞(1970)
ウルフ賞数学部門(1992)
プロジェクト:人物伝
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奇数位数の有限群は、すべて可解群であることを証明し、フィールズ賞を受ける。たった一人で極小単純群の分類を完成させた傑物である。

経歴 編集

カンザス州オタワ生まれ。1961年からハーバード大学、1962年から1968年までシカゴ大学で教鞭を執った。イギリスに渡る。1968年から1993年までケンブリッジ大学教授を務めた。1979年王立協会フェロー選出。

藤原正彦と同僚であった。読書家のジョンがしてきた最初の質問は、三島由紀夫の腹切りと夏目漱石の『こころ』の「先生」の自殺との関連性であったという。

受賞歴 編集

参考文献 編集