ジョージ・オルチン: George Allchin, 1852年1月10日 - 1935年11月21日)は、明治時代に来日したアメリカン・ボード派遣の宣教師牧師

イギリスロンドン郊外に生まれ、長じてカナダ、のちアメリカ合衆国に移住し、ウィリアムズ大学およびバンゴー神学校英語版にて学ぶ。新婚まもなくの1882年明治15年)に来日し、九条教会および梅田教会の設立に尽力するなど、おもに大阪に居住して、約40年間日本で伝道に従事した。幻灯を用いた伝道で日本の各地を講演して周ったほか、音楽を使った布教にも力を入れ、特に明治期の讃美歌編纂の事業に貢献した。また建築や庭園にも造詣が深く、理事長をつとめた神戸女学院松山女学校構内の教会堂や学舎の設計にも関わった。1920年大正9年)に退職して帰米し、1935年(昭和10年)ニューヨークにて没した。

参考文献 編集

関連項目 編集