ジョーダン・クラークソン

フィリピン系アメリカ人のバスケットボール選手 (1992 - )

ジョーダン・テイラー・クラークソンJordan Taylor Clarkson 1992年6月7日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロバスケットボール選手。NBAユタ・ジャズに所属している。ポジションはシューティングガード

ジョーダン・クラークソン
Jordan Clarkson
クリーブランド・キャバリアーズでのクラークソン
(2019年)
ユタ・ジャズ  No.00
ポジション SG / PG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フィリピンの旗 フィリピン
生年月日 (1992-06-07) 1992年6月7日(31歳)
出身地 フロリダ州の旗 フロリダ州タンパ
身長 191cm (6 ft 3 in)
体重 88kg (194 lb)
キャリア情報
高校 カレン・ワグナー高等学校英語版
大学 タルサ大学英語版
ミズーリ大学
NBAドラフト 2014年 / 2巡目 / 全体46位[2]
プロ選手期間 2014年–現在
経歴
20142018ロサンゼルス・レイカーズ
2014–2015ロサンゼルス・ディフェンダーズ
20182019クリーブランド・キャバリアーズ
2019ユタ・ジャズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ フィリピンの旗 フィリピン

来歴 編集

サンアントニオのワグナー高校からタルサ大学に進学するも[1]、2年で中退し、ミズーリ大学に転校[2]。2013-14シーズンは平均17.5点を記録し、2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[3]。46位でワシントン・ウィザーズから指名された後、交渉権がロサンゼルス・レイカーズに移動し、NBA入りした[4]

ロサンゼルス・レイカーズ 編集

ルーキーシーズンとなった2014-15シーズンは、スティーブ・ナッシュなどチーム内に怪我人が続出したことでチャンスが廻り、3月のウェスタンカンファレンス月間最優秀新人選手賞を受賞。同シーズンのNBAオールルーキーチームのファーストチームにも選出された。2016年には、コービー・ブライアントの引退試合の際に、第4クォーターの残り4.1秒でコービーからのアシストでダンクシュートをし、101-96でレイカーズの勝利を決定づけた。

クリーブランド・キャバリアーズ 編集

2018年2月8日、アイザイア・トーマスらとのトレードでクリーブランド・キャバリアーズに移籍した[5]。   

ユタ・ジャズ 編集

2019年12月24日、ダンテ・エクザムらとのトレードでユタ・ジャズに移籍した。この年のオフにFAとなったが、ジャズと4年5200万ドルで再契約した。2024年1月1日、キャリア初のトリプル・ダブル(20得点10リバウンド11アシスト)を達成、ジャズの選手のトリプル・ダブル達成は2008年のカルロス・ブーザー以来16年ぶりとなった[6]

プレースタイル 編集

高いシュート能力と確かな得点能力に加えて匠なハンドリングテクニックとフットワークが武器のオフェンスタイプのガード。

プレイメイカーではないが、卓越した得点能力で流れを一機に変える爆発力がある。

6マンとして非常に優秀であり、1on1の成功率も高い為正PGと組ませることで高いパフォーマンスを発揮する。

フィリピン代表として、近年はキャプテンとしての役割も任されることがあり、プレイメイカーとしても実力がついてきている。

オフシーズンになると刺青が増える。

NBA個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

 

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 LAL 59 38 25.0 .448 .314 .829 3.2 3.5 .9 .2 11.9
2015–16 79 79 32.3 .433 .347 .804 4.0 2.4 1.1 .1 15.5
2016–17 82 19 29.2 .445 .329 .798 3.0 2.6 1.1 .1 14.7
2017–18 53 2 23.7 .448 .324 .795 3.0 3.3 .7 .1 14.5
CLE 28 0 22.6 .456 .407 .810 2.1 1.7 .7 .1 12.6
2018–19 81 0 27.3 .448 .324 .844 3.3 2.4 .7 .2 16.8
2019–20 29 0 23.0 .442 .371 .884 2.4 2.4 .6 .3 14.6
UTA 42 2 24.7 .462 .366 .785 2.8 1.6 .7 .2 15.6
2020–21 68 1 26.7 .425 .347 .896 4.0 2.5 .9 .1 18.4
2021–22 79 1 27.1 .419 .318 .828 3.5 2.5 .8 .2 16.0
2022–23 61 61 32.6 .444 .338 .816 4.0 4.4 .5 .2 20.8
Career 661 203 27.5 .440 .338 .826 3.4 2.7 .8 .2 15.9

フィリピン代表 編集

母親はフィリピン出身で、クラークソンは12歳でフィリピン国籍を取得[7]2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップフィリピン代表候補に挙がっていた[8]

2018年8月、NBA2018年のアジア競技大会でクラークソンがフィリピン代表としてプレーすることを1回限りの例外として認め、代表デビューを果たした[9]

脚注 編集

外部リンク 編集