スキャンダル (1976年のイタリア映画)

1976年に映画

スキャンダル』(Scandalo)は1976年イタリア官能映画[2]。監督はサルヴァトーレ・サンペリ、出演はリザ・ガストーニイタリア語版フランコ・ネロなど。薬局を営む人妻と使用人の不倫関係を描いている。1976年10月に開催された第1回トロント国際映画祭英語版で初上映された。

スキャンダル
Scandalo
監督 サルヴァトーレ・サンペリ
脚本 オッタヴィオ・イェンマ
サルヴァトーレ・サンペリ
製作 シルヴィオ・クレメンテッリ
出演者 リザ・ガストーニイタリア語版
フランコ・ネロ
音楽 リズ・オルトラーニ
撮影 ヴィットリオ・ストラーロ
編集 セルジオ・モンタナリイタリア語版
製作会社 クレシ・チネマトグラフィカ
配給 フランスの旗 G.E.F.
日本の旗 日本ヘラルド映画
公開 フランスの旗 1976年11月17日
日本の旗 1977年6月11日
上映時間 107分[1]
098分[2]
製作国 イタリアの旗 イタリア
言語 イタリア語
製作費 $2,000,000(見積値)[3]
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ストーリー 編集

第二次世界大戦中の1940年の南仏で薬局を営むブルジョア階級の女性エリアーヌは、大学教授の夫アンリと娘ジュスティーヌと幸せに暮らしていたが、仕事と趣味に没頭する夫との間に性生活はなく、満たされぬ想いを抱いていた。ある夜、薬局で下働きをしているアルマンが、愛人の女性店員ジュリエットと間違えてエリアーヌを暗闇で抱きしめてしまったことから、エリアーヌはアルマンを男として意識するようになる。そんなエリアーヌの想いを見透かしたアルマンはエリアーヌを誘惑し、強引に自分の肉体の虜にしてしまう。アルマンの言いなりとなったエリアーヌが、ジュリエットの目前で辱めを受けて取り乱したために、恐れをなしたアルマンは逃げ出して店を辞めてしまうが、彼を忘れられないエリアーヌに呼び戻されると、ブルジョア階級に対する復讐のようにエリアーヌを性奴隷として扱うようになる。さらに、自分との関係を続けたければ娘ジュスティーヌを差し出せと命令するアルマンに、エリアーヌは混乱しつつも従ってしまうが、娘がアルマンに抱かれる姿を見て、ようやく正気を取り戻す。空襲警報が鳴り響き、町中の人々が逃げ出す中、エリアーヌからアルマンとの関係を告白されながらも何もしないままでいたアンリはベッドに横たわる。そこに睡眠薬を大量に飲んだエリアーヌがやって来てベッドに入ると、2人は手を握り合う。空襲は激しさを増し、エリアーヌとアンリ、アルマンとジュスティーヌが中に残されたまま、建物は炎に包まれる。

キャスト 編集

出典 編集

  1. ^ 映画 スキャンダル (1976)について”. allcinema. 2020年5月26日閲覧。
  2. ^ a b スキャンダル”. WOWOW. 2020年5月26日閲覧。
  3. ^ Scandalo (1976)” (英語). IMDb. 2020年5月26日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集