スコールポルトガル語: Skol)は、ブラジルの飲料会社アンベヴ(のちのインベブ、現在のアンハイザー・ブッシュ・インベブ)がデンマークのビール会社カールスバーグからライセンスを受けて生産を始めたビールの商標である。スペイン語読みではスコルブラジルではブラジルポルトガル語読みでスコウとも読む。その名称はスウェーデン語で「あなたの健康のために」を意味する乾杯の音頭「skål」から取られている。今日のブラジルではかなりのシェアを持つ銘柄である。スタイルピルスナーに属し、透明で軽めな味を持つ非熱処理ビールである。

スコールの缶ビール

歴史 編集

スコール・ピルスナービールは1964年8月25日にヨーロッパで生まれ[1]1967年にはブラジルにもたらされた。1971年には薄手のに入れて販売された。1979年にはアルミ缶に切り替わったが、これも先駆的なものだった[要出典]1993年には500ミリリットル缶も発売された。

近年のリサイクルの流れを受けて、1996年には355ミリリットル入りのロングネックボトルが発売された。1998年にはパブリックキャンペーンを実施した。

1999年にはジェレミー・マクグラスが優勝したことで知られるモーターサイクル・モトクロスの公式スポンサーとなった。1999年からは新人バンドを発掘するイベントSkol Rockが始まる。2000年には夏のイベント「2000: O verão mais redondo do planeta(地球で最も丸(ゼロ)が多い年の夏)」が行われた。

2000年に、初のスコール・ビート音楽祭がサンパウロ市で開催された。スコール・ビートは、トランステクノエレクトロドラムンベースハウスブレイクビーツなどの電子音楽を対象に含んだことが特徴である。このイベント中にパーティと刺激が好きな人のためのビールとして新製品「ビート」が発表された。これはスコールよりも風味豊かでアルコール度数が高いビールである。

2006年10月、新製品「スコールレモン」が公開された。スコールレモンへの反応は意見が分かれており、絶賛する人もいたが、反発も強かった。

脚注 編集

  1. ^ Carlsberg brings cheer with Skol beer - 9/22/04 Archived 2008年11月19日, at the Wayback Machine.

関連項目 編集

外部リンク 編集