スタジオ200
スタジオ200(Studio 200)は、かつて東京都豊島区の西武百貨店池袋店(現:西武池袋本店)8Fに西武美術館(後のセゾン美術館)の映像及びライブパーフォマンスの展示機能として、1979年に開設された座席数(移動式)200席弱の多目的ホール。先端的、実験的な文化と作家を幅広く精力的かつイベント的に紹介を続けたが、1991年に活動を休止した。
スタジオ200 Studio 200 | |
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スタジオ200があった西武百貨店池袋本店 (2006年5月撮影) | |
情報 | |
正式名称 | スタジオ200 |
開館 | 1979年11月 |
開館公演 | 80年代映画への胎動【前期】 |
閉館 | 1991年12月 |
客席数 | 186席 |
用途 | 演劇、音楽などの公演、映画上映 |
運営 | 西武百貨店文化事業部 |
所在地 |
〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1 西武百貨店池袋本店8階 |
アクセス | JR池袋駅直結 |
スタジオ200での活動はセゾングループ内では、映画・映像分野でシネ・ヴィヴァン・六本木、シネセゾン渋谷などのミニシアターや、配給会社のシネセゾンへ発展。演劇・舞踏分野はセゾン劇場(後のル テアトル銀座 by PARCO)及びセゾン文化財団の運営へ。音楽分野では、現代音楽祭《MUSIC TODAY》の開催へと進む拠点であった。
主なイベント
編集※出典のみられる主な催しである。
- 第5回 アンダーグラウンドシネマ新作展(1980年)
- 1981 チェコ映画の現在(1981年)
- 第一回実験映画祭(1981年)
- 第二回実験映画祭(1982年)
- 革命65周年記念「芸術と革命」展 フィルムによるロシア・アヴァンギャルド(1982年)
- 第三回実験映画祭(1983年)
- 20世紀のドキュメンタリー ライプチヒ映画祭の25年(1983年)
- 第四回実験映画祭(1984年)
- 谷中優「アンサンブル・スペース'84 -音具アンサンブルのための-」(1984年7月)[1]
- アニメーション80 第10回記念上映会(1985年6月1日 - 2日)[2]
- アニメーション・ニュー・ウェーヴ Vol.1(1986年)
- アニメーション・ニュー・ウェーヴ Vol.2(1987年)
- 大野一雄舞踊公演「蟲びらき」(1988年8月)[3]
- アニドウ《TOKYO’88》(1988年9月24日-28日)ゲスト:ブラティスラフ・ポヤール、レス・ダリュー
- アニメーション・ニュー・ウェーヴ Vol.3(1988年)
- アニメーション・ニュー・ウェーヴ Vol.4(1989年)
- 日本映像30年史(1990年)
- 文殊の知恵熱第2回公演「南方見聞録」(1990年6月)、第3回公演「脳の方舟」(1991年5月)[4]
- シネック合同映画祭(1991年5月)[5]
- アニメーション・ニュー・ウェーヴ Vol.5(1991年)
- 飯村隆彦のメディア・ワールド: 映像制作 30周年個展(1991年)
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関連人物
編集脚注
編集- ^ Suguru TANINAKA|作品リスト
- ^ アニメーション80の歴史|80年代後半の転機(2011年9月30日閲覧)
- ^ 大野慶人について【年表】 - 大野一雄舞踊研究所 公式Webサイト(2011年9月30日閲覧)
- ^ 文殊の知恵熱活動記録
- ^ 百万辺映画製作所 活動年表(2011年9月30日閲覧)
- ^ Slow Train COLUMN「サイレントとピアノ伴奏」 - 無声映画伴奏者・柳下美恵さんに聞く(1)
関連書籍
編集関連項目
編集- 三軒茶屋スタジオams
- シードホール
- シネ・ヴィヴァン・六本木
- スタジオF - (規模は「200」よりはるかに小さいが、西武百貨店船橋店8階にあった同様の施設。このすぐ下の「錦糸町」と、一番上の項目の「ams」〔アムス〕も同様。いずれも事実上の「200」の「姉妹館」)
- スタジオ錦糸町
- 西武美術館
- セゾングループの映画事業