スダルシャンクリヤ(Sudarshan Kriya)は、シュリ・シュリ・ラビ・シャンカールによって1982年から普及した呼吸法

インドのタイムズ[1]によると、スダルシャンクリヤ呼吸法は、精神的のみならず物理的および精神的なレベルで作用するという。科学的にスダルシャンクリヤは、酵素遺伝子レベルで抗酸化状態を改善し、DNA損傷と細胞の老化を減らすことが知られている[2]。 心身医学の進歩により、さまざまな感情には独自の呼吸パターンがあることが証明されている。怒りを感じる場合は息は短く速い。その反対に異なるパターンの呼吸を通じて感情に影響を与え、心の制御を行うことも可能である。ヨガや座禅によって深く長い呼吸をすることで、心を穏やかにする影響は広く知られるところである[3]

スダルシャンクリヤ呼吸法によって脳機能が高められ、ストレスを軽減される結果が見られる[4]。免疫力および体内浄化力の改善も認められ[5]、心の平安にも役立つという結果もある[6][7]。さらに、2013年4月に発表された研究によると、スダルシャンクリヤ呼吸法を含むヨガの総合的な実践により、細胞の遺伝子レベルにも有益な効果が示唆されている[8]。 日本では、アート・オブ・リビング(一般対象)[9]およびシュリシュリ総合研究所(法人対象)[10]によって指導されている[11]

脚注 編集

  1. ^ Times[リンク切れ]
  2. ^ DNA損傷と細胞の老化に関する研究[リンク切れ]
  3. ^ 榊原雅人「呼吸法はなぜ健康によいのか? : 心拍変動バイオフィードバック法からみた自律神経メカニズムと心理学的効果」『東海学園大学研究紀要 : 人文科学研究編』第16号、東海学園大学、2011年、105-122頁、ISSN 2185-9027 
  4. ^ Sudarshan Kriya This Powerful Breathing Technique Will Change Your Life!
  5. ^ 免疫力の改善[リンク切れ]
  6. ^ 心の平安に関する研究
  7. ^ うつ症状に関する研究
  8. ^ 細胞の遺伝子レベルへの効果
  9. ^ アート・オブ・リビング
  10. ^ シュリシュリ総合研究所
  11. ^ スダルシャンクリヤプログラム