ストラスクライド協奏曲

ストラトクライド協奏曲』 (Strathclyde Concertos) は、イギリスの作曲家ピーター・マックスウェル・デイヴィスが作曲した10曲からなる管弦楽作品である。

作曲の経緯編集

作品はストラスクライド地域評議会英語版の委嘱によって作曲された。

それぞれの作品は独奏楽器と小編成のオーケストラで構成されている。オーボエとオーケストラのための最初の協奏曲は1986年に、フルオーケストラのための10番目で最後の作品は、ストラスクライド地域評議会が廃止された1996年に発表された。

作品制作にあたっては、ストラスクライド地域評議会からも資金提供を受けた。計画では、各協奏曲を教育目的として使用することになっていた。

デイヴィスは、いくつかの協奏曲において、オーケストラの中でその楽器に対応するものを排除することで、ソリストにスポットライトを当てている。オーボエのための協奏曲第1番 (1986年)では、オーケストラにオーボエやファゴットが含まれていない。同様に、ホルンとトランペットのための協奏曲第3番(1989年)では、デイヴィスは金管楽器のすべてをオーケストラから除外している。さらに、フルートのための協奏曲第6番(1991年)では、フルート、オーボエ、バイオリンをすべてオーケストラから外し、トランペットのパートを大幅に制限している。一方、協奏曲第5番では、ソロのヴァイオリンとヴィオラを通常の弦楽器のオーケストラと対峙させ、協奏曲第7番では、ソロのコントラバスの伴奏にも通常の弦楽器セクションを持つオーケストラを使用している。

作品編集

  • オーボエとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第1番(1986年)
  • チェロとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第2番(1987年)
  • ホルン、トランペットとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第3番 (1989)
  • クラリネットとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第4番(1990)
  • ヴァイオリン、ヴィオラ、弦楽オーケストラのためのストラスクライド協奏曲第5番(1991)
  • フルートとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第6番(1991)
  • コントラバスとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第7番(1992年)
  • ファゴットとオーケストラのためのストラスクライド協奏曲第8番(1993年)
  • 6つの木管楽器と弦楽器オーケストラのためのストラスクライド協奏曲第9番(1994年)
  • ストラスクライド協奏曲第10番:オーケストラのための協奏曲(1996年)