スネークマン・ショー

日本のスネークマンショーのアルバム

スネークマン・ショー』(SNAKEMAN SHOW)は、1981年2月21日アルファレコードから発売されたスネークマンショーのアルバム。

スネークマン・ショー
SNAKEMAN SHOW
スネークマンショースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
コント
時間
レーベル アルファレコード
ソニー・ミュージックダイレクト(再発)
プロデュース 細野晴臣
桑原茂一
スネークマンショー アルバム 年表
-スネークマン・ショー
1981年
死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!
(1981年)
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帯に書かれたコピーから「急いで口で吸え!」とも呼ばれる[1]

概要 編集

プロデュースは桑原茂一細野晴臣が担当し、1980年にYMOと組んで発表した『増殖』がヒットしたのがきっかけとなり、アルファレコード側から単独でアルバム発売を依頼され制作した[1]

ゲストはYMOのほか、加藤和彦ムーンライダースプラスチックスといった日本のミュージシャン[注 1]クラウス・ノミザ・ロカッツなどの海外のミュージシャンが参加している。

このアルバムの続編である『死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!』が、同年の秋に発売された。

収録曲 編集

A面 編集

  1. 盗聴エディ P-1
  2. 磁性紀 - 開け心 -: YMO
    作詞: 細野晴臣 作曲: 坂本龍一高橋幸宏 編曲: YMO・大村憲司
    • フジカセットのCMソングとして制作された。資料によっては「開け心〜磁性紀のテーマ〜」とも表記される[2]
  3. 盗聴エディ P-2
  4. レモンティー: シーナ&ザ・ロケッツ
    作詞: 柴山俊之 作曲・編曲: 鮎川誠
  5. はい、菊池です
    • 大麻所持で逮捕されたポール・マッカートニーが取調室で横柄な警官(菊池)にサインを何枚も頼まれるという寸劇。実際に、ポールは前年の1980年1月にウイングスとして来日した際に大麻所持で現行犯逮捕されており、その直後にラジオで放送されたコントがベースとなっている。なお、2013年に行われたポールと湯川れい子との対談の中で、ポールが拘置中に看守の警官にサインを何枚も頼まれ、色紙にサインしたことを明かしており[3]、このコントが結果的に半ば実話であったことが明らかになった。ポールの声は小林克也が、菊池の声は伊武雅刀が担当。
  6. 盗聴エディP-3
  7. オール・スルー・ザ・ナイト: ザ・ロカッツ
    作曲: スマット・スミフ
  8. ストップ・ザ・ニュー・ウェイブ: 伊武雅刀とTHE SPOILとお友達
  9. ジミー・マック: サンディー
    作詞・作曲: ブライアン・ホランド、エディー・ホランド、ラモント・ドジャー

B面 編集

  1. 急いで口で吸え
  2. 黄金のクラップヘッズ: ザ・クラップヘッズ
    作詞・作曲: ザ・クラップヘッズ
  3. シンナーに気をつけろ
  4. メケ・メケ: ドクター・ケスラー
    作詞: シャルル・アズナブール丸山明宏 作曲: ジルベール・ベコー 編曲: ドクター・ケスラー
  5. 正義と真実
  6. コールド・ソング: クラウス・ノミ
  7. 咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー: ユー・アンド・ミー・オルガスムス・オーケストラ
    作詞: スネークマンショー 作曲・編曲: 細野晴臣
  8. これなんですか
  9. ごきげんいかが アゲイン

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 権利上関係で、匿名で参加[1]

出典 編集

  1. ^ a b c 桑原茂一2監修『これなんですか? スネークマンショー』(新潮社、2003年)p139。
  2. ^ 『YMO イエロー・マジック・オーケストラ』 アスペクト、2007年、59頁。
  3. ^ ポール・マッカートニーが本誌だけに明かした“来日秘話”〈週刊朝日〉”. AERA dot. (アエラドット). 朝日新聞出版 (2013年10月16日). 2022年10月18日閲覧。
  4. ^ 高橋幸宏と細野晴臣のエレクトロニカ・ユニットSKETCH SHOW、過去作アナログ化”. Rolling Stone Japan. CCCミュージックラボ株式会社 (2021年5月24日). 2021年12月9日閲覧。