スノードン伯爵(スノードンはくしゃく)は、イギリス連合王国)の伯爵位。

スノードン伯爵
スノードン伯爵家の紋章
創設時期 1961年10月6日
創設者 エリザベス2世
貴族 連合王国貴族
初代 アンソニー・アームストロング=ジョーンズ
現所有者 デイヴィッド・アームストロング=ジョーンズ (2代伯)
相続人 チャールズ・アームストロング=ジョーンズ
相続資格 初代伯の直系の嫡出男系男子
付随称号 リンリー子爵

歴史編集

1961年、女王エリザベス2世の妹であるマーガレット王女アンソニー・アームストロング=ジョーンズと結婚するに際して、爵位を持たない平民出身であったアンソニーはスノードン伯爵に叙された。その後アンソニーは王女と離婚して王室を離れたが、爵位は依然保有している。従属称号はリンリー子爵で、次期当主の儀礼称号である。

その後マーガレットの姪であるプリンセス・ロイヤル・アンの二度の結婚においてどちらの夫も爵位を受けなかった。また従妹のアレクサンドラ王女エアリー伯爵の次男と結婚したものの、夫は次男であるため爵位を持たず、また新たな爵位も求めなかった。2018年にマーガレットの大姪、姉のエリザベス女王の孫ユージェニー・オブ・ヨークがジャック・ブルックスバンクと結婚した時にも爵位を求めず「ジャック・ブルックスバンク令夫人ユージェニー王女」となった。このため、称号の無い王族の配偶者に爵位を与えるという事例は、スノードン伯爵が最後となっている。

また、スノードン伯爵叙爵以降に臣民に与えられた世襲の爵位は、60年代前半のいくつかの子爵男爵準男爵位の他は、元首相のハロルド・マクミランに与えられたストックトン伯爵のみである。準男爵まで範囲を広げても、60年代半ば以降はマーガレット・サッチャーの夫デニス・サッチャーがサッチャー準男爵に叙された事例を数えるしかない。

以降の全ての爵位が王族の成人・結婚に伴う叙爵に限られ、しかもそのほぼ全てが公爵とその従属称号である。唯一の例外としてマーガレットの甥エドワード王子に与えられたウェセックス伯爵のみ伯爵位である(理由に関してはエドワード王子及びエディンバラ公の項目を参照)。臣民への叙爵は主に1958年一代貴族法に伴う一代貴族への叙爵に移行している。

2017年、アンソニーの死去に伴い始めて代替わりが発生した。アンソニーの死去により、臣民として世襲爵位を新規に叙爵したことのある全ての人物が鬼籍に入った。また、従属爵位以外で新規に伯爵位を受けた人物で存命の人物は上述したエドワード王子ただ一人となった。

スノードン伯爵一覧編集

代数 受爵者 画像 受爵期間 備考
1 アンソニー・アームストロング=ジョーンズ   1961年 - 2017年 アームストロング=ジョーンズ家
マーガレット王女の夫。イギリス女王エリザベス2世の義弟。
2 デイヴィッド・アームストロング=ジョーンズ   2017年 - アームストロング=ジョーンズ家。
アンソニーの長男。エリザベス2世の甥(ジョージ6世の孫)。

推定相続人:リンリー子爵チャールズ・アームストロング=ジョーンズ(デイヴィッドの長男)