スパイダーマン&アメイジング・フレンズ

1980年代に放送されたアメリカのテレビアニメ
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スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』(Spider-Man and His Amazing Friends)は、1981年から1983年にかけてアメリカで製作されたテレビアニメシリーズ。

スパイダーマン&アメイジング・フレンズ
アニメ
原作 スタン・リー
製作 マーベル・プロダクション
放送局 アメリカ合衆国の旗 NBC
日本の旗 トゥーン・ディズニー
放送期間 アメリカ合衆国の旗 1981年9月12日 - 1983年11月5日
日本の旗 2005年12月5日 - 2006年1月12日
話数 24
テンプレート - ノート

日本では、1990年代から2002年1月頃にかけてケーブルテレビで放送された後[1]。1991年には一部のエピソードが日本語吹き替えとして『スパイダーマン』のタイトルで創映新社(発売元)、徳間コミュニケーションズ(販売元)からビデオが発売された[2]。2005年12月5日から2006年1月12日までは、トゥーン・ディズニーJETIXで全エピソードが放送された。

概要 編集

スパイダーマンが、彼の頼もしい仲間であるアイスマン、ファイアスターと共に、巷に現れる敵を倒して平和を守る。

敵・味方を問わず、数多くのゲストキャラクター(スーパーヒーロー、スーパーヴィラン)が登場するのが特徴。特にX-メン関係者が多い(スパイダー・フレンズのうち、2名が元X-メン)。

一部のエピソードは東映動画[3][4]大元動画[5]がアニメーション制作を担当している。

1984年の映画『地獄のヒーロー(Missing in Action)』では、本作の第16話が使われている。この時の吹き替え声優は、小野健一(スパイダーマン)、稲葉実(ショッカー)、若本規夫(ナレーション)。原語版ではアイスマンのセリフ「また会えてうれしいぜ!」もあるが、この映画の吹き替え版ではスパイダーマンのセリフ「望むところだ!」になっている。

登場人物 編集

スパイダー・フレンズ 編集

スパイダーマン
- 森川智之[6]/ビデオ版 - 山口健[7]/90年代放送版 - 関俊彦/英 - ダン・ギルヴェザン
本名、ピーター・パーカー
スパイダー・フレンズの秘密基地は、アイアンマンからのプレゼント(お礼)である(「スパイダーフレンズ誕生」にて描写された)。
アイスマン
声 - 高木渉[8]/ビデオ版 - 飛田展男[7]/英 - フランク・ウェルカー
本名、ボビー・ドレイク。ミュータントであり、元X-メンのメンバー。
異父兄妹のオーロラがいる。彼女もミュータントであり、ライトウェーブと名乗る。
ファイアスター
声 - 宮島依里/ビデオ版 - 安藤ありさ[7][9]/英 - キャシー・ガーヴァー
本名、アンジェリカ・ジョーンズ。元X-メンメンバー。ミズ・ライオン(声 - フランク・ウェルカー/ビデオ版 - ならはしみき)という犬を飼っている。
オリジナルキャラクター。コミックにも逆輸入されて登場した。

レギュラー・セミレギュラー 編集

メイ・パーカー
声 - 定岡小百合/ビデオ版 - 鈴木れい子/英 - ジューン・フォーレイ
ピーターの伯母。三人がスパイダー・フレンズであるという事実は知らない。
定岡小百合は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ベン・パーカー
声 - 麦人/ビデオ版 - 不明/英 - ジョン・スティーヴンソン
ピーターの伯父。ピーターが尊敬する科学者。現在は故人。
麦人は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
フラッシュ・トンプソン
声 - 白熊寛嗣[10]/ビデオ版 - 不明/英 - フランク・ウェルカー
脳味噌まで筋肉で出来たようなお調子者で、プレイボーイ。
高校時代はピーターの同級生で彼を苛めていたが、現在ではスパイダー・フレンズの特殊能力で苛められることが多い。
白熊寛嗣は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
J・ジョナ・ジェイムソン
声 - 廣田行生/ビデオ版 - 西村知道/英 - ウィリアム・ウッドソン
ピーターの上司でデイリー・ビューグル社の社長。
スパイダーマンを毛嫌いしており、彼が社会の脅威であると信じている。
廣田行生は、1990年代版『スパイダーマン』、『スパイダーマン・アンリミテッド』でも同じ役を担当した。
ウェルズ教授
声 - 千々和竜策
オリジナルキャラクター。ピーター達三人が通う大学、ESUの教授。
モナ・オズボーン
声 - 不明/90年代TV放送版 - 平松晶子/英 - サリー・ジュリアン
オリジナルキャラクター。スパイダーマンの宿敵・グリーンゴブリンノーマン・オズボーン)の姪。
自分の伯父がグリーン・ゴブリンであることは知らない。ピーターに好意を抱いていたが、結局はフラッシュと付き合い始める。

主なゲストキャラクター 編集

ヒーロー 編集

サンファイア
声 - 不明/ビデオ版 - 二又一成/英 - ジェリー・デクスター
登場エピソード:「東洋の炎 サンファイアー」
キャプテン・アメリカ
声 - 不明/ビデオ版 - 高木渉/英 - ジョージ・ディセンゾ
登場エピソード:「7人のスーパーヒーロー」、「キングピンとファウスタス」
ドクター・ストレンジ
声 - 中田雅之/ビデオ版 - 不明/英 - ジョージ・ディセンゾ
ビデオ版では不思議博士。
中田雅之は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
登場エピソード:「7人のスーパーヒーロー」
ビデオマン
登場エピソード:「電気の支配者 エレクトロ」、「逆襲!ビデオマン」、「新ヒーロー誕生!?」
超人ハルク
声 - 乃村健次/ビデオ版 - 不明[11]/英 - ピーター・カレン
登場エピソード:「スパイダーマン ハリウッドに行く」
マイティ・ソー
声 - 不明/ビデオ版 - 檜山修之
登場エピソード:「ロキの陰謀」
X-メン
ビデオ版ではXマン。
登場エピソード:「逆襲!ビデオマン」、「ファイアスターの過去」、「新ヒーロー誕生!?」、「忘れられなかった恋」
プロフェッサーX
声 - 佐々木省三/ビデオ版 - 沢木郁也/英 - スタン・ジョーンズ
ビデオ版ではX教授。
佐々木省三は、トゥーン・ディズニー版アニメ『X-メン』、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ウルヴァリン
声 - 丸山壮史/ビデオ版 - 檜山修之/英 - ニール・ロス
丸山壮史は、トゥーン・ディズニー版アニメ『X-メン』でも同じ役を担当した。
ストーム
声 - 倉田葉子/ビデオ版 - 不明/英 - アン・ロックハート
倉田葉子は、トゥーン・ディズニー版アニメ『X-メン』でも同じ役を担当した。
サイクロップス
声 - 長嶝高士/ビデオ版 - 森川智之/英 - ニール・ロス→ジョージ・ディセンゾ
長嶝高士は、トゥーン・ディズニー版アニメ『X-メン』でも同じ役を担当した。
コロッサス
声/英 - ジョン・スティーヴンソン
エンジェル
声 - 不明/ビデオ版 - 西村知道/英 - フランク・ウェルカー
スプライト
声 - 小林遥子[12]/英 - サリー・ジュリアン
マット・マードック
声 - 石丸純/英 - フランク・ウェルカー
濡れ衣を着せられたスパイダーマンの弁護士として登場。
登場エピソード:「偽スパイダーマンを追え」
石丸純は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
アイアンマン
声 - 加藤亮夫/ビデオ版 - 不明/英 - ウィリアム・H・マーシャル
登場エピソード:「スパイダーフレンズ誕生」
ビデオ版ではアイロンマン。
加藤亮夫は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
S.H.I.E.L.D.
登場エピソード:「ガードスターを守れ」

ヴィラン 編集

グリーンゴブリン
声 - 森田順平/英 - デニス・マークス、ニール・ロス(ノーマン)
本名ノーマン・オズボーン。町中の人をゴブリンに変えようと目論む。
登場エピソード:「復活!グリーン・ゴブリン」
森田順平は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
地上波版では『赤鬼』。
クレイヴン・ザ・ハンター
声 - 手塚秀彰/英 - ロバート・リグリー
登場エピソード:「クレイブンの野望」
手塚秀彰は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ドクター・ドゥーム
声 - 江川大輔[13]/英- シェパード・メンケン
登場エピソード:「フランプと魔法のメダル」
カメレオン
声 - 江川大輔/英 - ハンス・コンリード
登場エピソード:「7人のスーパーヒーロー」
エレクトロ
声/英 - アラン・メルヴィン
登場エピソード:「電気の支配者 エレクトロ」
マグニートー
声 - 浦山迅/英 - マイケル・ライ
登場エピソード:「超磁力 マグニートー」
浦山迅は、トゥーン・ディズニー版アニメ『X-メン』でも同じ役を担当した。
ミステリオ
声 - 高瀬右光/ビデオ版 - 不明/英 - ピーター・カレン
登場エピソード:「スパイダーマン ハリウッドに行く」
高瀬右光は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ロキ
声 - 不明/ビデオ版 - 不明/地上波版 - 不明/英 - ジョン・スティーヴンソン
登場エピソード:「ロキの陰謀」
キングピン
声 - 麦人/ビデオ版 - 不明/英 - ウォーカー・エドミッソン
登場エピソード:「キングピンとファウスタス」
麦人は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
レッドスカル
声 - 麦人/英 - ピーター・カレン
登場エピソード:「世界征服計画を食い止めろ!」
麦人は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ショッカー
声 - 楠大典/ビデオ版 - 不明/英 - ジョン・スティーヴンソン
登場エピソード:「スパイダーマン引退!?」
楠大典は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ジャガーノート
声 - 長嶝高士/ビデオ版 - 不明/英 - ウィリアム・H・マーシャル
登場エピソード:「ファイアスターの過去」
長嶝高士は、トゥーン・ディズニー版アニメ『X-メン』でも同じ役を担当した。
サンドマン
声 - 不明/ビデオ版 - 不明[13]/英 - クリス・ラッタ
登場エピソード:「スパイダーマンの秘密を守れ」
スコーピオン
声 - 後藤哲夫
登場エピソード:「偽スパイダーマンを追え」
後藤哲夫は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。
ビートル
声 - 斎藤志郎/ビデオ版 - 不明/英 - クリス・ラッタ
登場エピソード:「スパイダーフレンズ誕生」
ドクター・オクトパス
声 - 島香裕/英 - マイケル・ベル
登場エピソード:「未来から来た少女」
島香裕は、1990年代版『スパイダーマン』でも同じ役を担当した。

その他 編集

ダーコン
声 - ヤスヒロ[14]/英 - ???
フランプ
声 - 浦山迅/英 - アラン・ヤング
ゲンジおじさん
声 - 浦山迅/ビデオ版 - 西村知道/英 - ケイ・ルーク
サンファイアのおじ。
ナレーター
声 - 花輪英司[15]/ビデオ版 - 西村知道/英 - ディック・タフェルド(シーズン1)→スタン・リー(シーズン2以降、シーズン1再放送版)

放映リスト 編集

トゥーンディズニーの放送(2005年新録版)ではシーズン2(全3話)をアイスマン、スパイダーマン、ファイアスターの順で放送していたが、それ以前での放送(1990年代の旧録版)ではアメリカ放送順で放送。

話数 邦題
(CATV旧録版)
邦題
(トゥーンディズニー版)
邦題
(ビデオ版)
原題 脚本 日本放送日
(トゥーンディズニー版)
1 復活!グリーン・ゴブリン なし Triumph of the Green Goblin デニス・マークス 2005年12月5日
飛行機が墜落し、ノーマン・オズボーンはグリーン・ゴブリンに大変身。グリーン・ゴブリンは、ニューヨークの街全体をゴブリンに変えてしまおうと企んでいる。
2 クレイブンの野望 なし The Crime of All Centuries ドナルド・F・グラット 2005年12月6日
クレイヴン・ザ・ハンターは、サベージランドから手に入れた恐竜から恐竜の軍隊を操ってニューヨークを手に入れる計画を立てる。恐竜のタマゴが孵るまでクレイヴンは、ファイアスターを捕まえる。
3 フランプと魔法のメダル なし The Fantastic Mr. Frump! クリスティ・マルクス 2005年12月7日
メイおばさんの友達のフランプさんは、ドクター・ドゥームの不思議な力によってスーパーヒーローに大変身する。
4 東洋の炎 サンファイアー サムライ戦士サンファイアー Sunfire クリスティ・マルクス 2005年12月8日
ファイヤーモンスターを使って街を破壊させようとするゲンジュおじさん。ファイアスターは、彼女の同じ炎のパワーを持ったサンファイアーに恋をする。
5 隕石のおくりもの なし Swarm デニス・マークス 2005年12月12日
照射された謎の流れ星が蝶の群れをスワームに変わり、アイスマン、ファイアスター、それから街の周りを蝶に変えてしまう。しかし、スパイダーマンだけは影響を受けなかった。スワームが世界を支配するのをどうにか止める方法を、スパイダーマンは見つけるのだった。
6 7人のスーパーヒーロー 7 Little Superheroes ダグ・ブース 2005年12月13日
カメレオンは、スーパーフレンズと7人のヒーローをウルフ島の城に招き、1人ずつ倒して壊す計画を立てる。
7 電気の支配者 エレクトロ なし Video-Man クリスティ・マルクス 2005年12月14日
エレクトロは、アーケードゲーム機からビデオマンという悪者を作って街の皆を閉じ込めようと企む。
8 超磁力 マグニートー なし The Prison Plot フランシス・フェイガン
ジャック・ハンラハン
2005年12月15日
マグニートーは、刑務所から来た男を人質に取って仲間のミュータントの解放を要求する。
登場するヴィラン:マグニートー、ブロブ、トード、マスター・マインド
9 スパイダーマン ハリウッドに行く 超人ハルク対スパイダーマン Spidey Goes Hollywood クリスティ・マルクス 2005年12月19日
怪人ミステリオは、スパイダーマンを騙して映画監督のサム・ブロックバスターに、彼らの映画に出演させるよう強引に頼む。映画の撮影中にブルース・バナーこと超人ハルクが出てきて、ミステリオがハルク型のロボットを使おうとしたとき、ハルクに変身してしまう。
注:このエピソードに登場する超人ハルクは、1982年に放送された同名の作品のデザインとなっている。このゲスト回の元となっているTVシリーズは、トゥーンディズニーでは放送されなかった。
10 ロキの陰謀 なし The Vengeance of Loki! ドナルド・F・グラット 2005年12月20日
ロキはマイティ・ソーに変身して、ニューヨークの街を襲撃する。アスガルドに飛ばされたアイスマンは、スルトゥアからゼローナに救われた。アイスマンは、ゼローナと協力してユミルの悪事を止める。
11 魔術師と騎士 伝説の騎士ブラックナイト Knights and Demons ドナルド・F・グラット 2005年12月21日
スパイダーマンは、ブラックナイトと協力してモルドレッドと戦いに挑む。
12 キングピンとファウスタス なし Pawns of the Kingpin ドナルド・F・グラット 2005年12月22日
キングピンとファウスタス博士は、キャプテン・アメリカに洗脳装置を使って犯罪をさせ、それからキャプテン・アメリカは、アイスマンを説得して指示に従うようにする。
13 世界征服計画を食い止めろ! なし The Quest of the Red Skull デニス・マークス 2005年12月26日
レッドスカルは、第三次世界大戦を始める前に、彼の陰謀の邪魔をするハイワサ・スミスとスパイダーフレンズを誘拐する。
14 逆襲!ビデオマン アイスマン誕生 The Origin of the Iceman ドナルド・F・グラット 2005年12月27日
ビデオマンが復活し、自分のミュータントパワーが弱まっていることを恐れるアイスマンは、自分がどうして生まれてきたかを語る。彼はその中で、エグゼヴィア教授とX-MENのエンジェル、ビースト、マーベル・ガール、サイクロプスとの出会いを振り返る。
15 ファイアスターの過去 Xメン危機一髪! A Fire-Star Is Born ドナルド・F・グラット 2005年12月29日
アイスマンとファイアスターは、X-MENの同窓会に出席。彼女はどうしてファイアスターになったのか、その過去を振り返るのだった。
ヴィラン:マグニートー。センチネル、ジャガーノート
16 スパイダーマン引退!? スパイダーマンの秘密 Along Came Spidey クリスティ・マルクス 2005年12月28日
メイおばさんに傷を負わせたショッカー。どうしてピーターがスパイダーマンになったか、ボビーとアンジェリカに誕生の秘密を語る。[19]
17 スパイダーマンの秘密を守れ なし Spider-Man Unmasked! マイケル・リーヴス 2006年1月2日
サンドマンにスパイダーマンの正体を知られてしまったピーター・パーカー。ボビーとアンジェリカは、どうにかしてスパイディの正体を再び隠そうと考える。
18 ドラキュラの花嫁 なし The Bride of Dracula! ジャック・メンデルゾーン 2006年1月3日
女性を花嫁にする計画を企てようと企むドラキュラは、ファイアスターを催眠術をかけて誘拐する。ファイアスターを救うために幽霊城へ向かったスパイダーマンとアイスマンは、オオカミ男とフランケンと戦いに挑むのだった。
19 新ヒーロー誕生!? なし The Education of a Superhero デニス・マークス 2006年1月4日
ゲームが大好きなフランシスは、スーパーヒーローになりたいと心から願っていた。すると彼の身体からビデオマンに変身するパワーを手に入れ、みんなをゲームの中に閉じ込め、世界の支配者を目指そうとする。
20 アラクノイドの襲撃 偽スパイダーマンを追え クモ男対クモ男 Attack of the Arachnoid マイケル・リーヴス 2006年1月5日
スコーピオンの動きを止めたスパイダーフレンズ。化学専門の科学者ゾルタン・アマデウスは、スパイダー血清を使ってスパイダーマンと同じパワーを再現する。そのパワーの再現に成功したゾルタンは、スパイダーマンの仕業だと思わせるために犯罪を何度も挑む。犯罪を一切していない本物のスパイディが警備員にマスクを剥ぎ取らそうになるところをマット・マードック(デアデビル)が止める。スパイダーマンがライカーズ島に到着すると、スコーピオンは彼を誘拐するために脱獄をするが負けてしまう。ゾルタンが普通の人間からクモに変身した後、アイスマンとファイアスターは、スコーピオンを倒すまでスパイダーマンの名誉を回復させるためにゾルタンを元に戻すための解毒薬を掛ける。
21 スパイダーフレンズ誕生 The Origin of the Spider-Friends ドナルド・F・グラット 2006年1月9日
トニー・スタークが開発した新しいコンピューターを奪うビートル。原作者スタン・リーは、スパイダーマン、アイスマン、ファイアスターが、どうやってスパイダーフレンズを結成したのかを説明する。
注:ジェイムソン編集長がゲストに登場。
22 未来から来た少女 なし Spidey Meets the Girl from Tomorrow デニス・マークス 2006年1月10日
宇宙船で未来の世界から地球へ不時着したアリエルとバート。その少女と出会ったスパイディは、なんと恋に落ちてしまった。彼女たちの宇宙船を奪うドクター・オクトパスだが、アイスマンとファイアスターに倒される。アリエルと弟のバートウが病気であると知ったとき、病院にて免疫システムが足りないことが判明する。スパイダーマンは、姉弟が未来に帰りたいのを助けるが、2人のお父さんは古い地球から発生した細菌を持っているため、スパイダーマンを元の世界に帰してあげた。
23 忘れられなかった恋 なし The X-Men Adventure マイケル・リーヴス 2006年1月11日
スパイダーフレンズは、7人のX-MEN(サイクロップス、コロッサス、ストーム、ナイトクローラー、サンダーバード、スプライト、プロフェッサーX)とチームを組んでサイバリアッドと戦う。ナーサン・プライスは、ファイアスターが過去に付き合ったボーイフレッドだった。AIMのエージェントがナーサンの研究所を襲撃したときに巻き込まれ、サイボーグ化してしまう。
24 ガードスターを守れ なし Mission: Save the GuardStar デニス・マークス 2006年1月12日
SHIELDのバズ・メイソンは、光を自由に操るミュータント ライトウェーブを倒すためにスパイダーマンを雇う。ライトウェーブの詳細を知るアイスマンは、仲間にオーロラが彼の妹であることを明かす(第14話では言及されていない)。オーロラが敵に洗脳されていることに気づいた彼らは、ガードスター衛星を奪うオーロラの行動を止める。

放送局 編集

放送局 放送期間 放送時間 備考
トゥーン・ディズニー 2005年12月5日 - 2006年1月12日 月曜 - 木曜 17時30分 - 18時00分 ジェティックス
リピートあり

日本語版製作スタッフ 編集

ビデオ版 編集

トゥーンディズニー版 編集

  • 翻訳:村治佳子
  • 演出:久保宗一郎
  • 録音制作:東北新社

ホームメディア 編集

VHS 編集

1991年4月に創映新社と徳間コミュニケーションズからビデオが全3巻まで発売された。

収録エピソード 日本発売日 型番
1 スパイダーフレンズ誕生
超人ハルク対スパイダーマン
7人のスーパーヒーロー
1991年4月1日 TKVT-60159
2 スパイダーマンの秘密
伝説の戦士ブラックナイト
サムライ戦士サンファイアー[20]
1991年4月1日 TKVT-60160
3 アイスマン誕生
クモ男対クモ男
Xメン危機一髪!
1991年4月1日 TKVT-60161

配信 編集

アメリカでは2011年から2015年8月までNetflixで配信されていたが、2019年11月からはDisney+で配信されている。日本では2022年3月9日からはDisney+でトゥーンディズニー版が配信されている[21][22]。本来なら日本語音声から吹き替え用の字幕が流れるが、2023年現在も導入される様子はない。

脚注 編集

  1. ^ オープニングは英語。声優は不明だが、ピーターの声優は前作と同じ。ハルク及びドクオック(タコハチ博士)もテレビシリーズと同じである。本編のナレーションや台詞はアドリブだった。担当声優については1980年代後半から活躍されている声優が殆どで、これは前作も同じ。放送実績は確認できないが、1981年版と同様に日本語吹き替え版は実在する。ビデオの裏パッケージには「1991年、全米ヒット作ついに日本上陸」と書かれて「初上陸」とは書かれていないため、1992年にはTV放送されていたのではないかと思われる。
  2. ^ 「X-MEN 待望の来日!!」『ハイパーホビー』、徳間書店、1994年、13頁、雑誌コード:66612-91。 
  3. ^ シーズン1「Knights and Demons」とシーズン2全てを担当。ただし、ノンクレジット。
  4. ^ http://guardians.rubberslug.com/gallery/master_query.asp?SeriesID=43118&Page=1
  5. ^ ノンクレジット。
  6. ^ 森川智之のプロフィール”. アクセルワン. 2023年4月8日閲覧。
  7. ^ a b c 「スパイダーマン 第1巻・第2巻・第3巻」(発売元:創映新社、販売元:徳間コミュニケーションズ、品番:TKVT-60159、TKVT-60160、TKVT-60161)
  8. ^ 高木渉のプロフィール”. アーツビジョン. 2023年5月2日閲覧。
  9. ^ 『声優事典』キネマ旬報社、1994年、187頁。ISBN 4-87376-089-5 
  10. ^ 白熊寛嗣のプロフィール”. ぷろだくしょんバオバブ. 2023年2月19日閲覧。
  11. ^ 玄田哲章かどうかは不明。
  12. ^ https://web.archive.org/web/20110111081821/https://across-ent.com/profile/ky.php プロフィール - アクロス・エンターテインメント(2011年1月11日保存、2023年3月23日閲覧)]
  13. ^ a b 1981年版と同じ声優が担当した。
  14. ^ ヤスヒロのプロフィール”. ケンユウオフィス. 2023年2月19日閲覧。
  15. ^ 花輪英司のプロフィール”. ケンユウオフィス. 2023年2月19日閲覧。
  16. ^ タカハシサヲリのプロフィール”. アーツビジョン. 2023年3月11日閲覧。
  17. ^ 許綾香のプロフィール”. ケンユウオフィス. 2023年3月11日閲覧。
  18. ^ 横山真莉 プロフィール”. Ameba. 2023年3月12日閲覧。
  19. ^ ピーターがベンおじさんのことで大切なことを学んだときのセリフは、トゥーンディズニー版では『大いなる力にはそれと同じほどの責任が伴うため』だった(VHS版・地上波版は不明)。これは『大いなる力には大いなる責任が伴う』の拡張版だが、1967年版では少し違ったセリフが使われている。
  20. ^ エピソードタイトルの映像では『サムライ戦士サンファイヤー』と誤って表記されている。
  21. ^ 日本のトゥーン・ディズニー放送時においては、「BUENA VISTA INTERNATIONAL TELEVISION」のロゴを採用していたが、日本のDisney+配信時においては、ビデオ版と同様、「マーベル・プロダクション」のロゴを採用している。地上波版ではエンディングがカットされていたことがある。
  22. ^ トゥーンディズニーの放送ではオープニングタイトル(『タイトルの上に着地するスパイダーマン』と『走るスパイダーフレンズ』の両方)と共に日本語化されていたが(ビデオ版では全て英語のまま)、日本のDisney+配信時ではアメリカ版の映像を使用している。

外部リンク 編集