スパイ・レジェンド』(原題: The November Man)は、2014年アメリカ合衆国で製作されたスパイアクション映画ビル・グレンジャー英語版の小説『There Are No Spies』を原作としている。『ダンテズ・ピーク』の監督ロジャー・ドナルドソンと主演のピアース・ブロスナンが再び組んだ作品である。

スパイ・レジェンド
The November Man
監督 ロジャー・ドナルドソン
脚本 マイケル・フィンチ
カール・ガイダシェク英語版
原作 ビル・グレンジャー英語版
『ノヴェンバー・マン』
製作 ボー・セント・クレア
スリラム・ダス
出演者 ピアース・ブロスナン
ルーク・ブレイシー英語版
オルガ・キュリレンコ
イライザ・テイラー英語版
カテリーナ・スコーソン
ビル・スミトロヴィッチ
ウィル・パットン
音楽 マルコ・ベルトラミ
撮影 ロマン・ラクールバ
編集 ジョン・ギルバート
製作会社 Irish DreamTime
SPD Films
配給 アメリカ合衆国の旗 レラティビティ・メディア
日本の旗 KADOKAWA
公開 アメリカ合衆国の旗 2014年8月27日
日本の旗 2015年1月17日
上映時間 108分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $15,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $32,556,119[2]
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $25,018,119[2]
日本の旗 6000万円[3]
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ストーリー 編集

かつてはCIAに所属するケースオフィサーで、「ノヴェンバー・マン」というコードネームを轟かせていたピーター・デヴェロー。彼は現在、スイスで静かな隠遁生活を送っていたが、過去に愛した元同僚のナタリアの命が危険に晒されていることを知り、彼女を救出するためモスクワへと向かう。だが、ナタリアはデヴェローの目の前で無残にも殺害されてしまう。

ナタリアの殺害を命じたのはデヴェローがかつて所属していたCIAであり、しかも実行したエージェントは彼自らが教育したメイソンだった。後にデヴェローは、ナタリアが次のロシア大統領選挙の有力候補の戦争犯罪について調べていたことを知り、その戦争犯罪の相手が他ならないCIAだということも突き止める。10年前から行方不明になっているミラという女性が戦争犯罪等に関する手掛かりを握っていると知ったデヴェローは、ミラと最後に交流があったソーシャルワーカーのアリスがいるセルビアへと向かうのだった。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替

「ザ・ノベンバー・マン」というコードネームで活躍した元CIAエージェント。CIA時代は無関係の人間を巻き込まない思慮深い性格だったが恋人のナタリアが死んでからは手段を択ばず残忍な手法をとることもある。
デヴェローの教え子。性急な性格だが勘は鋭い。また、サラに非常にやさしい。
ミラと最後に交流があったとされる女性だが、実はミラ本人。本物のアリスは2005年4月にガンで亡くなっている。難民センターで働いている。両親は大学教授だったが戦乱により殺害される。英語もロシア語も話せる。
メイソンの隣人。これが縁で恋仲になった。しかし、それが理由でデヴェローに人質にとられ命に別状はなかったもののナイフで斬られてしまう。
CIAの職員。
デヴェローの同僚。
メイソンの上司。
  • アレクサ - アミラ・テルツィメヒッチ
モスクワ出身の殺し屋。
ロシアの新大統領。アリスの両親を殺害した人物。
諜報員。デヴェローとは恋仲。フェロデフの元に潜り込み、情報を入手したが逃亡に失敗し、狙撃されて死亡する。
ニューヨーク誌の新聞記者。
フェデロフの右腕。レデペンスという偽名を使っている。コーカサス地方から女子を連れて売春をさせるなどの悪行もしている。
  • エージェント・ジョーンズ - ベン・ウィレンズ
  • マイケル
メイソンが誤射した少年。

参考文献 編集

  1. ^ The November Man”. The Numbers. 2015年3月20日閲覧。
  2. ^ a b The November Man” (英語). Box Office Mojo. 2015年3月20日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報」2016年3月下旬号 75頁

外部リンク 編集