スフィアン・スティーヴンス

スフィアン・スティーヴンス英語: Sufjan Stevens1975年7月1日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州出身のシンガー・ソングライター。ストーリーテリングを得意とし、自伝と宗教的な幻想と土地の歴史を絡ませながら、スケールの大きなフォーク・ソングを作り出す。レコーディングでは、複数の楽器を自らこなし、全ての楽器の要素を巧みに組み合わせて奏でられるメロディーが特徴。ユニークなアイデアの持ち主で、アメリカ50州のそれぞれのためにアルバムを作るという壮大な計画を発表し、話題を呼んだこともある[2]

スフィアン・スティーヴンス
Sufjan Stevens playing banjo edit2.jpg
バンジョーを演奏するスティーヴンス
基本情報
生誕 (1975-07-01) 1975年7月1日(45歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト
ジャンル
職業 シンガーソングライター
担当楽器
活動期間 1999年 -
レーベル
公式サイト スフィアン・スティーヴンス 公式サイト

1999年、義父と共同設立したレーベルAsthmatic Kittyからアルバム『A Sun Came』でデビュー。5作目のアルバム『Illinois』(2005年)がビルボードのトップ・ヒートシーカーズ・チャートで1位を記録、収録された楽曲「Chicago」で広く知られるようになる。2017年の映画『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』のサウンドトラックとして楽曲「ミステリー・オブ・ラブ」を提供し、アカデミー賞の最優秀オリジナル・ソング賞、グラミー賞の最優秀ビジュアル・メディア・ライティング・ソング賞にノミネートされた[3][4]

経歴編集

 
ステージに立つSufjan Stevens(2012年)

1999年6月13日、義父と共同設立したレーベル、アズマティック・キティからデビューアルバム『A Sun Came』をリリースする。

2001年9月17日、2作目のスタジオアルバム『Enjoy Your Rabbit』 をリリースする。

2003年7月1日、3作目のスタジオアルバム『Michigan』(ミシガン)をリリースし、世界中で反響を呼ぶ[5]

2004年3月16日、4作目のスタジオアルバム『Seven Swans』 をリリースする[6]

2005年7月4日、5作目のスタジオアルバム『Illinois』(イリノイ)をリリース。批評家から絶賛された他、ビルボードのトップ・ヒートシーカーズ・チャートで1位を記録する[7]

2006年、前作『Illinois』に収まりきらなかった曲が集められたコンピレーションアルバム『The Avalanche』(ジ・アヴァランチ)をリリースする[8]

2009年、ブルックリン・クイーンズ高速道路のための交響曲プロジェクト『The BQE』をリリースする[9]

2010年10月12日、6作目のスタジオアルバム『The Age of Adz』 をリリース、全米7位を記録する。

2015年3月30日、7作目のスタジオアルバム『Carrie & Lowell』 をリリース、全米10位を記録する[10]

 
Pitchfork Festivalに出演するSufjan Stevens(2016年)

2017年、映画『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』のサウンドトラックとして楽曲「ミステリー・オブ・ラブ」を提供する[11]第90回アカデミー賞の最優秀オリジナル・ソング賞にノミネートされ、授賞式では同楽曲を披露した[12]。また、第60回グラミー賞では最優秀ビジュアル・メディア・ライティング・ソング賞にノミネートされた[13]

2020年9月25日、8作目のスタジオアルバム『The Ascension』 をリリースする[14]

音楽性編集

スフィアン・スティーヴンスは多様なジャンルの音楽を制作しており、『Enjoy Your Rabbit』のエレクトロニカ、『Seven Swans』のローファイなフォーク、『Illinois』のシンフォニックなインストルメント、クリスマスをテーマにした『Songs for Christmas』など、様々なスタイルのアルバムをリリースしてきた。彼は様々な楽器を使用しており、同じレコーディングでも多くの楽器を自分で演奏していることが多い[15][16][17]。スフィアン・スティーヴンスの音楽は、宗教や精神性を中心とした様々なテーマを探求していることでも知られている[18]

バンドメンバー編集

かつてバンドメンバーとしてCasey Foubert (guitar) 、Shara Worden (vocals, glockenspiel)、アニー・クラーク (bass, vocals)らが参加していた。

ディスコグラフィ編集

スタジオ・アルバム

  • A Sun Came (1999年)
  • Enjoy Your Rabbit (2001年)
  • Michigan (2003年)
  • Seven Swans (2004年)
  • Illinois (2005年)
  • The Age of Adz (2010年)
  • Carrie & Lowell (2015年)
  • The Ascension (2020年)

コラボレーション・アルバム

  • Planetarium (2017年) with Bryce Dessner, Nico Muhly, James McAlister
  • The Decalogue (2019年) with Timo Andres
  • Aporia (2020年) with Lowell Brams

来日公演編集

  • 2008年
    • 1月21日 大阪 Shinsaibashi CLUB QUATTRO
    • 1月22日 東京 Shibuya CLUB QUATTRO

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e Borges, Mario Mesquita. Sufjan Stevens | Biography & History - オールミュージック. 2020年12月28日閲覧。
  2. ^ CD: Sufjan Stevens, Michigan” (英語). the Guardian (2004年6月25日). 2020年10月26日閲覧。
  3. ^ Petrusich, Amanda. “The Bracing Sorrow of Sufjan Stevens’s Oscars Performance” (英語). The New Yorker. 2020年10月26日閲覧。
  4. ^ Meet The First-Time GRAMMY Nominee: Sufjan Stevens” (英語). GRAMMY.com (2019年2月9日). 2020年10月26日閲覧。
  5. ^ Peschek, David (2004年6月25日). “CD: Sufjan Stevens, Michigan” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/music/2004/jun/25/popandrock.shopping8 2020年10月26日閲覧。 
  6. ^ Harrington, Richard (2005年9月23日). “Sufjan Stevens's Musical States of Mind” (英語). ISSN 0190-8286. http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/09/22/AR2005092200655.html 2020年10月26日閲覧。 
  7. ^ Asthmatic Kitty Records : News”. web.archive.org (2007年6月9日). 2020年10月26日閲覧。
  8. ^ Stevens revisits 'Illinois' - Music”. web.archive.org (2007年8月22日). 2020年10月26日閲覧。
  9. ^ Solarski, Matthew. “Sufjan Wins Prestigious Prize for His "BQE" Thing” (英語). Pitchfork. 2020年10月26日閲覧。
  10. ^ Announcing “Carrie & Lowell,” a new record from Sufjan Stevens” (英語). Asthmatic Kitty Records (2015年1月12日). 2020年10月26日閲覧。
  11. ^ Minsker, Evan. “Sufjan Stevens Soundtracks New Film Call Me By Your Name” (英語). Pitchfork. 2020年10月26日閲覧。
  12. ^ Petrusich, Amanda. “The Bracing Sorrow of Sufjan Stevens’s Oscars Performance” (英語). The New Yorker. 2020年10月26日閲覧。
  13. ^ Meet The First-Time GRAMMY Nominee: Sufjan Stevens” (英語). GRAMMY.com (2019年2月9日). 2020年10月26日閲覧。
  14. ^ Sufjan Stevens announces new album coming in September, new single to drop Friday” (英語). EW.com. 2020年10月26日閲覧。
  15. ^ Reed, Ryan. “Inside the Recording Sessions for Sufjan Stevens' Illinois” (英語). Pitchfork. 2020年10月26日閲覧。
  16. ^ (英語) Seven Swans - Sufjan Stevens | Songs, Reviews, Credits | AllMusic, https://www.allmusic.com/album/seven-swans-mw0000327269 2020年10月26日閲覧。 
  17. ^ 'Carrie & Lowell' by Sufjan Stevens: EW review” (英語). EW.com. 2020年10月26日閲覧。
  18. ^ Without a Prayer | The Village Voice”. www.villagevoice.com. 2020年10月26日閲覧。

外部リンク編集