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スペンサー・ターンブル

アメリカの野球選手 (1992 - )

スペンサー・ケッチャム・ターンブル（Spencer Ketcham Turnbull, 1992年9月18日 - ）は、 アメリカ合衆国アラバマ州マレンゴ郡デモポリス（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのフィラデルフィア・フィリーズ所属。愛称はレッドブル（Red Bull）[1]。

スペンサー・ターンブル
Spencer Turnbull
フィラデルフィア・フィリーズ #22
デトロイト・タイガース時代
（2019年4月30日）
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アラバマ州マレンゴ郡デモポリス（英語版）
生年月日 (1992-09-18) 1992年9月18日（31歳）
身長
体重		 6' 3" ＝約190.5 cm
215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト2巡目
初出場 2018年9月14日
年俸 $2,000,000（2024年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
この表について

経歴 編集

プロ入りとタイガース時代 編集

2014年のMLBドラフト2巡目（全体63位）でデトロイト・タイガースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガースでプロデビュー。A-級コネチカット・タイガース（英語版）でもプレーし、2チーム合計で12試合に先発登板して0勝2敗、防御率4.31、23奪三振を記録した。

2015年はA級ウェストミシガン・ホワイトキャップス（英語版）でプレーし、22試合に先発登板して11勝3敗、防御率3.01、106奪三振を記録した。

2016年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガース（ウェスト及びイースト）、A+級レイクランド・フライングタイガース（英語版）でプレーし、3チーム合計で12試合に登板して1勝2敗、防御率3.45、39奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ（英語版）に所属した。

2017年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガース（ウェスト）、A+級レイクランド、AA級エリー・シーウルブズでプレーし、3チーム合計で21試合に先発登板して7勝6敗、防御率3.70、102奪三振を記録した。オフには2年連続でアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。

2018年はマイナーではルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガース（ウェスト）、A+級レイクランド、AA級エリー、AAA級トレド・マッドヘンズでプレーし、4チーム合計で23試合に先発登板して5勝8敗、防御率3.92、133奪三振を記録した。9月11日にメジャー初昇格を果たし[3]、14日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー[4]。この年はMLBでは4試合（先発3試合）に登板して0勝2敗、防御率6.06、15奪三振を記録した。

2019年はMLBの先発ローテーションに定着し、30試合に先発登板して3勝17敗、防御率4.61、146奪三振を記録した。

2020年は60試合制で11試合に先発登板して4勝4敗、防御率3.97、51奪三振を記録した。

2021年5月18日のシアトル・マリナーズ戦でノーヒットノーランを達成した[5]。6月5日に故障者リストに登録され、7月にトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了となった[6]。この年は9試合に先発登板して4勝2敗、防御率2.88、44奪三振を記録した。

2022年は前年の手術及びそのリハビリのため、全休した。

2023年は2年ぶりにメジャー復帰を果たした。オフの11月17日にノンテンダーFAとなった[7]。

フィリーズ時代 編集

2024年2月14日にフィラデルフィア・フィリーズと1年200万ドルの契約を結んだ[8]。

選手としての特徴 編集

最速98mph[9]（約157.7km/h）を計測するフォーシームが投球の約半分を占め、次いでシンカー、スライダー、カーブの順で投げる[10]。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集

年

度		 球

団		 登

板		 先

発		 完

投		 完

封		 無
四
球		 勝

利		 敗

戦		 セ
丨
ブ		 ホ
丨
ル
ド		 勝

率		 打

者		 投
球
回		 被
安
打		 被
本
塁
打		 与
四
球		 敬

遠		 与
死
球		 奪
三
振		 暴

投		 ボ
丨
ク		 失

点		 自
責
点		 防
御
率		 W
H
I
P
2018 DET 4 3 0 0 0 0 2 0 1 .000 69 16.1 17 1 4 0 0 15 1 1 11 11 6.06 1.29
2019 30 30 0 0 0 3 17 0 0 .150 656 148.1 154 14 59 1 16 146 9 0 86 76 4.61 1.44
2020 11 11 0 0 0 4 4 0 0 .500 242 56.2 47 2 29 1 2 51 0 0 25 25 3.97 1.34
2021 9 9 1 1 0 4 2 0 0 .667 201 50.0 37 2 12 0 5 44 0 0 18 16 2.88 0.98
2023 7 7 0 0 0 1 4 0 0 .200 145 31.0 37 5 15 0 3 24 2 0 26 25 7.26 1.68
MLB：5年 61 60 1 1 0 12 29 0 1 .293 1313 302.1 292 24 119 2 26 280 12 1 166 153 4.55 1.36
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績 編集

年
度		 球
団		 投手（P）
試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率
2018 DET 4 1 3 0 0 1.000
2019 30 6 13 1 1 .950
2020 11 7 5 1 3 .923
2021 9 6 6 0 0 1.000
2023 7 4 3 0 1 1.000
MLB 61 24 30 2 5 .964
  • 2023年度シーズン終了時

記録 編集

MLB

背番号 編集

  • 56（2018年 - 2021年、2023年）
  • 22（2024年 - ）

脚注 編集

  1. ^ “Spencer Turnbull Stats, Fantasy & News” (英語). MLB.com. 2021年5月19日閲覧。
  2. ^ Anthony Fenech (2017年11月20日). “Tigers add seven prospects to 40-man roster, sign LHP Ryan Carpenter” (英語). Detroit Free Press. 2019年10月9日閲覧。
  3. ^ Chris McCosky (2018年9月10日). “Iglesias to see specialist; Tigers call up pitchers Turnbull, Hall” (英語). The Detroit News. 2019年10月9日閲覧。
  4. ^ “Detroit Tigers at Cleveland Indians Box Score, September 14, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年10月9日閲覧。
  5. ^ Jason Beck (May18, 2021). “Turnbull spins no-no after fans 'called it'” (英語). MLB.com. 2021年5月19日閲覧。
  6. ^ “ターンブルがトミー・ジョン手術へ、ノーヒッターから２カ月で今季終了”. 日刊スポーツ (2021年7月21日). 2021年9月20日閲覧。
  7. ^ “Full list of non-tendered players” (英語). MLB.com (2023年11月17日). 2023年12月13日閲覧。
  8. ^ Todd Zolecki (2024年2月14日). “Phillies add rotation depth in 1-year deal with Turnbull” (英語). MLB.com. 2024年2月26日閲覧。
  9. ^ 2020年8月25日のシカゴ・カブス戦で計測
  10. ^ “Spencer Turnbull Pitching Stat Details”. Baseball Cube. 2019年10月9日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

 
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