スペンサー・ディンウィディー

アメリカのバスケットボール選手 (1993 - )
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  • スペンサー・ディンウィディ

スペンサー・グレイ・ディンウィディー (Spencer Gray Dinwiddie 1993年4月6日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。NBAダラス・マーベリックスに所属している。ポジションは主にポイントガードシューティングガード

スペンサー・ディンウィディー
Spencer Dinwiddie
Spencer Dinwiddie (51646007461) (cropped).jpg
ワシントン・ウィザーズでのディンウィディー
(2021年、左はジャバリ・パーカー)
ダラス・マーベリックス  No.26
ポジション PG/SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1993-04-06) 1993年4月6日(29歳)
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州ロサンゼルス
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 91kg (201 lb)
ウィングスパン 206cm  (6 ft 9 in)
キャリア情報
大学 コロラド大学
NBAドラフト 2014年 / 2巡目 / 全体38位[1]
プロ選手期間 2014–現在
経歴
2014-2016デトロイト・ピストンズ
2014-2016グランドラピッズ・ドライブ
2016ウィンディシティ・ブルズ
2016-2021ブルックリン・ネッツ
2021-2022ワシントン・ウィザーズ
2022-ダラス・マーベリックス
受賞歴
NBAスキルチャレンジ優勝 :2018
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴編集

ハイスクール編集

ウィリアム・ハワード・タフト高等学校英語版在籍時、ディンウィディーはジョーダン・ファーマー以来の卓越した選手だと考えられていた。2年生の時は、後に同じく2014年のNBAドラフトに指名されるデアンドレ・ダニエルズ英語版と共に出場し、先発ポイントガードとして平均5.9得点 4.1アシストの成績を残した。最終年度は平均11.2得点 7.7アシストとさらに成績を伸ばしている。同高校の歴史で最も優れたパサーの一人と認識され、ロサンゼルス市区のJohn R Wooden賞を獲得。さらにライアン・アンダーソンを抑え、カリフォルニア・ミスターバスケットボールにも輝いている。このような賞を獲得した3年生の選手としては、全国でたった7人しかいない内の1人であった。 ディンウィディとダニエルズの強力なデュオの活躍があり、最終年度では市のチャンピオンとなる。この活躍が近隣のバスケットボール競合大学の注目をディンウィディへ向けさせることになり、最終的にハーバード大学オレゴン州立大学サンタクララ大学ネバダ大学ラスベガス校などの候補から、コロラド大学を選んだ。

Rivals.com[2]上での評価は3つ星とされ、2011年の選手としては全国で146番目の選手、ポイントガードとしては25番目の評価とされている。

カレッジ編集

コロラド大学でのレギュラーシーズン初めての試合で、ディンウィディーは7得点(2-9)7リバウンドという成績を残し、フォート・ルイス大学相手の32点差勝利に貢献する。その後、6試合目にはジョージア大学相手に2桁得点、初めてのFG% .500を超えた試合だった。この試合の最終盤に勝利を決める3本のフリースローを沈めている。ディンウィディーは同じく1年生のアスキア・ブッカー英語版と新たなデュオを結成しシーズン成績で合計677点、それぞれでは250点以上を挙げ、学校の歴史に名を遺した。チームはパシフィック12カンファレンスを勝ち抜き、2002-2003シーズン以来のNCAA男子バスケットボールトーナメントの出場権を獲得。ディンウィディーはフリースロー成功率でチーム1位、1年生で3位の結果を残した。

全国大会では3ポイントシュート成功率で .438という結果を残し、パシフィック12カンファレンスのオール・フレッシュマンチームにトニー・ローテンと共に選出される。Pac-12の新人で唯一FG% .400を超えた選手となった。

2年生時、カーロン・ブラウン英語版とネイト・トムリンソンの卒業は、ディンウィディーがブレイクアウトするシーズンのきっかけとなった。アシスト数でチームトップの成績を残し、2年連続でNCAA男子バスケットボールトーナメントに出場し2回戦まで進出。1963年のシーズン以来、2年連続出場したのは初めてであった。チームはチャールストン・クラシックを制したが、その時ディンウィディーは3試合でスモールフォワードを務めている。

3年生時の2014年1月に左膝の前十字靭帯断裂の重傷を負い、先行きに暗雲が立ち込める中、ディンウィディーは敢えて2014年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明した[1]。ドラフトでは38位でデトロイト・ピストンズから指名と[2]、2巡目指名であった。

デトロイト・ピストンズ編集

1年目の2014-15シーズンは膝の負傷の影響もあり34試合の出場に止まり、2015-2016シーズンもDリーグで大半を過ごした。

ブルックリン・ネッツ編集

2016-17シーズン開幕前の2016年6月17日、シカゴ・ブルズに移籍したが、10月21日に解雇[3]。解雇後に傘下のウィンディシティ・ブルズに送られた。同年12月8日、ブルックリン・ネッツと契約した[4]

2017-18シーズン、2018年2月17日に行われたNBAスキルチャレンジに出場し優勝[5]。同年、NBA最成長選手賞(MIP)の最終候補となった(ビクター・オラディポが受賞)。

 
ネッツでのディンウィディー
(2018年)

2018-19シーズン、2018年12月13日、ブルックリン・ネッツとの間で3年3400万ドルで契約延長に合意した(3年目の2021-22シーズンは選手オプション)[6]。このシーズンはディアンジェロ・ラッセルに先発を奪われ、68試合(4先発)に平均28.1分の出場で、16.8得点・2.4リバウンド・4.6アシストなどを記録した。

2019-20シーズンからは先発に定着した。2020年11月25日に週間MVPを受賞した。2019年12月20日のサンアントニオ・スパーズ戦で自身初の40得点以上となる41得点を記録した[7]。このシーズンは64試合(49先発)に平均31.2分の出場で、20.6得点・3.5リバウンド・6.8アシストなどを記録した。

2020-21シーズンは2020年12月27日のシャーロット・ホーネッツ戦で第3クォーターにドライブした際に不自然な着地をして途中退場となり、右膝前十字靭帯断裂を断裂。シーズン残り試合の欠場が発表された[8]。オフにプレイヤーオプションを破棄してFAとなった。

ワシントン・ウィザーズ編集

2021-22シーズン開幕前の8月4日にサイン・アンド・トレードで3年6200万ドルの契約を結び、ラッセル・ウェストブルックカイル・クーズマなどが絡む5チーム間のトレードによりワシントン・ウィザーズに移籍した[9]。シーズンでは開幕から先発出場したが、エースのブラッドリー・ビールとの相性が悪く、フィールドゴール成功率が40%を下回るなど不振に陥った。また、チームとしても苦戦が続く中でリーダーシップをとろうとするも、チームメイトからは拒絶された[10]

ダラス・マーベリックス編集

2022年2月10日にクリスタプス・ポルジンギスとドラフト2巡目指名権とのトレードで、ダービス・ベルターンスと共にダラス・マーベリックスへ移籍した[11]。移籍後は復調し、3月5日のサクラメント・キングス戦では36得点を記録[12]。さらに同月16日には古巣のネッツを相手に逆転のブザービーターとなる3ポイントシュートを沈め、チームを勝利に導いた[13]

個人成績編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA編集

レギュラーシーズン編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 DET 34 1 13.4 .302 .185 .912 1.4 3.1 .6 .2 4.3
2015–16 12 0 13.3 .352 .100 .576 1.4 1.8 .3 .0 4.8
2016–17 BKN 59 18 22.6 .444 .376 .792 2.8 3.1 .7 .4 7.3
2017–18 80 58 28.8 .387 .326 .813 3.2 6.6 .9 .3 12.6
2018–19 68 4 28.1 .442 .335 .806 2.4 4.6 .6 .3 16.8
2019–20 64 49 31.2 .415 .308 .778 3.5 6.8 .6 .3 20.6
2020–21 3 3 21.3 .375 .286 1.000 4.3 3.0 .7 .3 6.7
2021–22 WAS 44 44 30.2 .376 .310 .819 4.7 5.8 .6 .2 12.6
通算 364 177 26.3 .406 .317 .796 3.0 5.1 .7 .3 12.9

プレーオフ編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2016 DET 1 0 2.0 1.000 .000 .000 .0 1.0 .0 .0 2.0
2019 BKN 5 0 26.2 .435 .375 .714 2.6 1.6 .4 .0 14.6
出場:2回 6 0 22.2 .444 .375 .714 2.2 1.5 .3 .0 12.5

プレースタイル編集

長いウィングスパンを活かしたドライブが持ち味で、ドライブ時の FG% はリーグ (NBA) トップクラスである。またクラッチタイムでのシュート成功率は高く[要出典]、生粋のマンバメンタリティを持ったクラッチシューター。

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ http://www.denverpost.com/colleges/ci_25630281/cus-spencer-dinwiddie-will-forego-senior-year-declares
  2. ^ http://www.denverpost.com/nuggets/ci_26043122/spencer-dinwiddie-drafted-by-pistons-second-round-at
  3. ^ Bulls waive Spencer Dinwiddie
  4. ^ Nets sign Spencer Dinwiddie
  5. ^ Brooklyn's Spencer Dinwiddie captures Taco Bell Skills Challenge” (英語). NBA.com (2018年2月17日). 2018年2月18日閲覧。
  6. ^ Spencer Dinwiddie of Brooklyn Nets agrees to 3-year extension”. ESPN (2018年12月14日). 2021年9月5日閲覧。
  7. ^ Nets' Spencer Dinwiddie: Scores career-high 41 points”. CBSスポーツ (2019年12月20日). 2021年9月5日閲覧。
  8. ^ ネッツで先発を務めるスペンサー・ディンウィディーが右膝の前十字靭帯を部分断裂”. バスケットボールキング (2020年12月29日). 2021年9月5日閲覧。
  9. ^ ウィザーズが計5チーム間のトレードで司令塔のスペンサー・ディンウィディーを獲得”. バスケットボールキング (2021年8月5日). 2021年9月5日閲覧。
  10. ^ https://www.washingtontimes.com, The Washington Times. “Dinwiddie’s leadership not ‘necessarily welcomed’ as Wizards continue free fall” (英語). The Washington Times. 2022年3月17日閲覧。
  11. ^ Washington acquires Kristaps Porzingis”. www.nba.com. 2022年2月11日閲覧。
  12. ^ ディンウィディーが今季自己最多の36得点、ドンチッチ不在もマーベリックスが逆転勝利 | スポーティングニュース・ジャパン” (日本語). www.sportingnews.com. 2022年3月17日閲覧。
  13. ^ Dinwiddie plays hero again, buries Nets at buzzer” (英語). ESPN.com (2022年3月17日). 2022年3月17日閲覧。
[脚注の使い方]

外部リンク編集