セブンCSカードサービス
株式会社セブンCSカードサービス(セブンシーエスカードサービス)は、セブン&アイ・ホールディングスの金融事業において百貨店提携カード事業を行うクレジットカード会社。中間持株会社であるセブン・フィナンシャルサービスとクレディセゾンとの合弁企業である。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 東京都千代田区二番町8-8 |
設立 | 2010年9月17日 |
法人番号 |
5010001135351 ![]() |
事業内容 | クレジットカード業務、保険代理業務など |
代表者 | 代表取締役社長 山路孝眞 |
資本金 | 1億円 |
売上高 |
172億9200万円 (2022年02月28日時点)[1] |
営業利益 |
28億5000万円 (2022年02月28日時点)[1] |
経常利益 |
28億9300万円 (2022年02月28日時点)[1] |
純利益 |
18億7300万円 (2022年02月28日時点)[1] |
純資産 |
390億4700万円 (2022年02月28日時点)[1] |
総資産 |
1343億3000万円 (2022年02月28日時点)[1] |
主要株主 |
セブン・フィナンシャルサービス 51% クレディセゾン 49% (2015年3月31日現在) |
外部リンク | 7cs-card.jp |
概要編集
株主2位のクレディセゾンと業務提携し、クレセゾンとセブン&アイグループのそごう・西武(旧西武百貨店とクレディセゾンは元々共にセゾングループだった)間の提携カードを扱う事業を行っている。2013年までにセブン・カードサービスの事業を当会社に統合する見通しであったが、2015年12月現在に於いても合意に至ってない[2]。
沿革編集
2010年3月、そごう・西武の親会社であるセブン&アイHDとクレディセゾンが包括的業務提携に合意し、クレセゾンが2001年から展開している「そごうミレニアムカード 《セゾン》」及び「西武クラブ・オン カード 《セゾン》」の事業を、セブン&アイ・フィナンシャル・グループ(現セブン・フィナンシャルサービス)とクレセゾンとの合弁会社(つまり当会社)へ統合することが決まり[3]、8月に包括的業務提携の契約を締結した[4][5]。
クレジットカード編集
クラブ・オン/ミレニアムカード《セゾン》編集
西武「クラブ・オン カード」とそごう「ミレニアムカード」の2種類を発行している[6]が、どちらのカードを選んでもカードフェイスが若干違うだけで、そごうと西武の両方で利用する事が可能である。上得意客や外商客向けには、「ロイヤル《セゾン》カードミレニアムVIP」が存在する。
年会費は永年無料。国際ブランドはVISA、JCB、アメリカン・エキスプレスの3種類。
クラブ・オン/ミレニアムカードでは2022年2月より、そごう・西武でクレジット利用すると前年の買上額に応じ5%または7%のポイントが貯まる(ただし食品1%、専門店・レストラン等例外あり)。また年間の買上げ額が50万円以上では駐車場の駐車料金の優待が、100万円以上では駐車料金の優待の他に西武各店のプラチナサロン、そごう各店のロイヤルサロンを使用することが可能になる[7]。
クレジット機能無しのポイントカード同様にクレジット利用せず現金・商品券・nanaco決済の場合は1%、他社カードや各種QR・バーコード決済ではポイント加算対象外となる。
クレジットカードとしてショッピング決済した場合、1000円に付き1ポイント換算で「永久不滅ポイント」が付与される(そごう・西武での利用時はクラブ・オン/ミレニアムポイントと重複加算)。
クレディセゾン発行のカード編集
クレディセゾンが発行していた西武「クラブ・オン カード《セゾン》」とそごう「ミレニアムカード《セゾン》」とも受け継いでおり、これらクレジットカードの会員はクレディセゾンからセブンCSカードサービスへと自動的に移管された。
基本的なサービスは変化がなく、セブンCSカードサービスでも永久不滅ポイントサービスは行っているが、クレディセゾンの発行するカードと、セブンCSカードサービスの発行するカード間では「永久不滅ポイント」が共有できない(出光クレジットなども同様)。クラブ・オンカードまたはミレニアムカードを保有する会員が、クレディセゾン発行のセゾンカードを他に保有している場合、個別カード毎のポイント数に応じて永久不滅ポイントが両社へ分割ないしセブンCSカードサービスへ一括移行されることとなった。
国際ブランドの選択範囲編集
クレディセゾン時代の「クラブ・オン カード《セゾン》」「ミレニアムカード《セゾン》」にはアメリカン・エキスプレスブランドは存在していなかったが、セブンCSカードサービス発行の両カードではアメリカン・エキスプレスブランドを選択できるようになった。
逆にクレディセゾンが発行していた「クラブ・オン カード《セゾン》」「ミレニアムカード《セゾン》」には国際ブランドとしてマスターカードを選択できたが、セブンCSカードサービスの発行する両カードでは、新規入会時にマスターカードを選択することはできなくなっている。但し、クレディセゾンからの移行会員は従来通りマスターカードで決済することができ、期限到来時も引き続きマスターカード提携のカードに更新される。
関連項目編集
脚注編集
- ^ a b c d e f 株式会社セブンCSカードサービス 第12期決算公告
- ^ 包括的業務提携に関する基本合意のお知らせ (PDF, セブン&アイHLDGS. 2010年3月17日)
- ^ 包括的業務提携に関する基本合意のお知らせ (PDF, クレディセゾン 2010年3月17日)
- ^ 包括的業務提携に関する契約締結のお知らせ (PDF, セブン&アイHLDGS. 2010年9月10日)
- ^ 包括的業務提携及び会社分割等に関するお知らせ (PDF, クレディセゾン 2010年9月10日)
- ^ クラブ・オン/ミレニアムカード(そごう・西武)
- ^ お買い上げ金額サービス(そごう・西武)
外部リンク編集
- 株式会社セブンCSカードサービス
- クラブ・オン/ミレニアムカード(そごう・西武)