セントアンソニー(英:Town of St. Anthony)は、カナダニューファンドランド・ラブラドール州にある町。ニューファンドランド島最北部に位置している。人口は2,418人(2011年)。

セントアンソニー

(写真:セントアンソニー市街)
座標:北緯51度22分21秒 西経55度35分41秒 / 北緯51.37250度 西経55.59472度 / 51.37250; -55.59472
基礎データ
カナダの旗 カナダ
 ニューファンドランド・ラブラドール州
都市名 セントアンソニー
英語名 Town of St. Anthony
入植日 16世紀初頭
面積 37.02 km²
人口 2011年
 - 市域 2,418 人
 - 人口密度 65.3 人/km²
時間帯 ニューファンドランド標準時(NST)、UTC-3:30
夏時間 ニューファンドランド夏時間(NDT)、UTC-2:30
市外局番 +1-709
公式サイト

歴史 編集

セントアンソニーにヨーロッパからの入植者がやってきたのは16世紀初頭。フランス人バスク人の漁民が避難港として利用していた。探検家ジャック・カルティエが1534年にたどりついた際、アーヴル・サンタントワーヌ(Havre Saint-Antoine、英語でセントアンソニー・ヘイヴン、St. Anthony Haven)と名付けたと記録している[1]

19世紀中ごろにはさらに多くの人々が入植した。1857年までには10家族71人が居住していた記録がある。1874年までには人口は110人に増加し、さらに1891年には139人となった。イギリス人医師ウィルフレッド・グレンフェル[2]が来た1900年にはさらに開けていた。

1930年から1940年代には水産加工・貯蔵施設が建てられ、経済が成長した。アメリカ合衆国軍の前哨基地となり、1951年にはパインツリー・ラインレーダー基地が近隣の丘陵地に建設され、1962年には250名が駐屯していた。

近年、漁業が下火になり、観光が主な産業になっている。グレンフェル医師関連史跡や世界遺産ランス・オ・メドー氷山ホエールウォッチングなど自然目当ての観光客も増えている。

交通 編集

空港 編集

観光 編集

脚注 編集

外部リンク 編集