ソリュートレ文化

Homo Sapiens in Europe - solutrean distribution map-en

ソリュートレ文化 (Solutrean) は、ヨーロッパにおける後期旧石器時代中葉の文化。フランスからスペインにかけて生まれた。

概要編集

1866年に、ド・フェリーアドリアン・アルスランが、フランスソーヌ・エ・ロワール県ソリュートレの、クロ・デュ・シャルニェ遺跡において、オーリニャック文化層やソリュートレ文化層を発見したことで、このソリュートレ文化の存在を明らかにした[1]。ソリュートレ文化層からは、月桂樹葉形石槍や側抉石槍,ポイント(尖頭器)やビュラン(刻刀)などが出土している。これらは押圧剥離の技術によるものである。

近年では、17000年ほど前にソリュートレ文化の人々が、ヨーロッパからアメリカにかけてを覆っていた大氷原を移動して、アメリカ大陸で生活していたのではないかという説がある[2]

分布編集

フランス南西部および北スペインドイツ南東部、オーストリアポーランドハンガリー

出典編集