ゾラン・プリモラッツ
ゾラン・プリモラッツ(Zoran Primorac, 1969年5月10日- )は、クロアチアの卓球選手。現ITTFアスリート委員長。
ゾラン・プリモラッツ |
獲得メダル |
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略歴
編集クロアチア(当時はユーゴスラビア)・ザダル出身。コーチのマリオ・アミズィッチの下、指導を受ける。1987年世界選手権男子ダブルスでは、イリヤ・ルプレスク(ユーゴスラビア→セルビア・モンテネグロ→アメリカ)とのペアで準優勝。翌年のソウルオリンピック男子ダブルスにおいても、イリヤ・ルプレスクとのペアで決勝に進出し、銀メダルを獲得した。1991年世界選手権の団体で準優勝した翌年、ユーゴスラビアが崩壊。以後クロアチアの選手として出場し、翌年の世界選手権ではベスト4に入り、初のシングルスでのタイトル獲得となった。
2007年にベオグラードで行われたヨーロッパ卓球選手権男子団体戦ではトシッチ、譚瑞午らと共に準優勝を経験している。
2012年のロンドンオリンピックに出場し、ヨルゲン・パーソン・ジャン=ミッシェル・セイブと共に1988年のソウルオリンピックから7大会連続での出場となった。男子シングルスでは、2回戦でen:El-sayed Lashinに敗れた。同年11月、クロアチアのオリンピック委員会の副会長に選出。任期は4年[1]。
2016年の第53回世界卓球選手権団体戦に出場し、韓国に敗退したものの、自身の試合では朱世赫を3-0で破った[2]。この時プリモラッツは46歳である。
プレースタイル
編集母国のスポーツライターに「まるで10種競技選手のよう」と言わしめた身体に染み込ませた、しっかりとした基本技術を軸とする両ハンドプレーが得意であり、ミスが少ない。 サーブは孔令輝と同様、バックサーブを多用する。バックサーブをするときに舌を出す癖がある。
主な戦績
編集- ヨーロッパ卓球選手権
- 1986年 プラハ大会 男子ダブルス ベスト4(イリヤ・ルプレスクと)
- 1988年 パリ大会 男子ダブルス準優勝(イリヤ・ルプレスクと)
- 1990年 イェーテボリ大会 男子ダブルス優勝(イリヤ・ルプレスクと)
- 1992年 シュトゥットガルト大会 男子シングルス ベスト4、混合ダブルス ベスト4(チラ・バトルフィと)
- 1994年 バーミンガム大会 男子シングルス ベスト4、男子ダブルス準優勝(ジャン=ミッシェル・セイブと)、混合ダブルス優勝(チラ・バトルフィと)
- 1998年 アイントホーフェン大会 男子シングルス準優勝
- 2000年 ブレーメン大会 男子シングルス準優勝
- 2002年 ザグレブ大会 男子シングルス ベスト4
- 2005年 オーフス大会 男子シングルス ベスト4
- 2007年 ベオグラード大会 男子団体準優勝
その他
編集脚注
編集出典
編集- ^ プリモラッツがクロアチア五輪委員会副会長に選出卓球王国、2019年9月6日閲覧
- ^ 凄いぜゾッキ! 朱世爀を3ー0で破ったプリモラッツ卓球王国、2019年9月6日閲覧
- ^ プリモラッツがITTFアスリート委員長に卓球レポート(タマス)、2019年9月6日閲覧
外部リンク
編集- PRIMORAC Zoran - ITTFプロフィール
- ゾラン・プリモラッツ - Olympedia
- バタフライ 契約選手紹介 > プリモラッツ (バタフライ)